人類分裂 side 双凛
省略部は順次追加(時期未定)
さて、今の状況をまとめてみよう……
・
・
・
・
ほとんど全部の人類が分裂した。
・
・
・
「みんな逃げましょう!!
・
・
「え……フタリさん……?
「え……フタリ ……?
「え……フタリ ちゃん?
「え……フタリ くん?
・
・
私の体はまだ激しく光を放っていた。
・
・
・
「くふっ……
・
・
何これ?何かから解き放たれるようなスゴイ感覚が……
・
・
・
私の分裂がついに終わった。
・
・
・
「あなたは誰……? 」
ついさっきまで必要ないと思っていたセリフが咄嗟に出てしまった。
いや、こう言うしかなかった。
私はここまでのことから絶対にいつも鏡で見てる姿が目の前にあると思っていた。思い込んでた。
だから目の前に出現した人間にはこのセリフしか出てこなかった。
少しはねた短髪。
広い肩幅。
私より太い腕に太い脚。
私以上に真っ平らな胸。
オサムくんと同じネクタイ。
オサムくんと同じブレザー。
オサムくんと同じズボン。
どう見ても私じゃない。
どう見ても別人にしか見えない。
性別から丸ごと違う見たこともない男の子だった。
だからさっきの質問をした。
この時目の前の男の子も同時に質問をしてきた。
「あなたは……誰? 」
「君は誰……? 」
そして同時に答えた。
姿を見るまでは予想通りで、たった今予想外になった答え……
「私は祇峰フタリ ……えっ?」
「僕は祇峰フタリ ……えっ?」
何もかも違う姿なのに、名前だけは何故か同じだった。




