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守るべき世界 reasons to live

 


 「私達の親友、祇峰フタリと祇峰フタリっ!!!! 」

 「私達の親友、祇峰フタリと祇峰フタリっ!!!! 」



 ただただ嬉しいな……



 私達フタリの生きる理由と母親の正しさを力強く突き付けてくれた親友達。

 ここまで直球に私達への想いを言葉にされると素直に喜ぶしかない。感動の涙を流すしかない。

 この気持ちはあの時にも……


 ‐ 家族に比べたら世界なんてどうなっても良いよ。‐


 昨日の夜、お姉ちゃんが放った言葉。70億人の存在を無視するという重い愛がこもった言葉。

 どうでもいいと言われた世界にとっては身勝手極まりない最低な言葉だったと思う。

 私達も世界の住人として、否定しなければいけなかった言葉だったと思う。

 即座に撤回させるべきだったと思う。


 でも出来なかった。

 否定したくなかった。だって、困惑の中でもその時私達は……



 今と同じ嬉しさを感じていたから。



 きっと、お姉ちゃんも親友二人と同じようなことを言いたかったのだろう。

 何かを救うよりも、まずは救われていない自分達を。

 手の届かない70億人よりも、届く家族友達を。

 見れない世界よりも、今見ている世界を。

 何よりも、大切に思ってくれる者を。

 何よりも、大切に思える者を。



 他の世界の人々を守るのは、自分のいる世界を守ってからでいい。

 私達の世界のためだけにまずは一生懸命になればいい。

 


 そんな想いが込められていたのだろう。

 

 そのためには、やっぱり祇峰フタリは二人揃って生き残らなきゃいけない。

 もちろん、多くの惨状を生んでしまった双子座の超常を完全に肯定しちゃいけない。

 でも、祇峰フタリを二人共守ろうとした母親の想いは絶対に間違っちゃいない。

 その想いを絶対に無駄にしたくない。



 「ええ、生きるよ…… 」

 「ああ、生きるさ…… 」



 だから、私達は改めて宣言する。


 「私達を繋げてくれた家族のために…… 」


 二人揃って生きることを。


 「僕らの生きる理由を深めてくれた親友のために…… 」 


 生きて私達が中心の世界を守ることを。

 

 「新たな出会いをただの日常としたい自分達のために…… 」

 「新たな出会いをただの日常としたい自分達のために…… 」


 自分の世界にもう一人の家族を受け入れることを。


 ビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシッ…………!!!!

 ビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシッ…………!!!!

 ビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシッ…………!!!!

 ビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシッ…………!!!!

 ビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシッ…………!!!!


 「しっかり自信を持って……、みんなの世界を守れることを誇りに思って…… 」

 「しっかり自信を持って……、みんなの世界を守れることを誇りに思って…… 」

 

 たった今割れ始めた空の先にある……

 

 


 「新たな世界で絶対に生きるよ。」

 「新たな世界で絶対に生きるよ。」




 

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