決着へ the end
「はあああああああああああっ!! ジェミニック・トゥワイスっ!!!! 」
「はあああああああああああっ!! ジェミニック・トゥワイスっ!!!! 」
ズガァンッ!!
バリィン!!!!
「ごはぁっ!!!? 」
『ぐえぇっ!!!? 』
ズサアアアアアアアアア……!! ガクッ……
自分たちでも覚え切れない数の二倍を繰り返した私達は、この同時パンチでとうとう敵に膝をつかせる。
ここまで持ち主を守り続けた午の鎧も既に半壊。全身ヒビや欠けだらけで、ところどころから装着前の制服が見え始めていた。(ヒビだらけは人のこと言えないけど。)
「ゴホッ!! ゲハッ!! グフッ……!!? 」
ビシャッ
おそらく私達の攻撃のせいというよりは鎧状態で戦い続けたことによる満身創痍だろう。
今にも倒れ込みそうな敵は咳き込みながら、血まで吐き始めた。
『ヤ、ヤマト……、これ以上はヤバいぞ……、オレ達のダメージ的にも、神装の負担的にも……!! 』
一目で分かる、明らかな戦闘不能。
体に掛かる重力も何百倍となっているはず。
敗北は必至……なのにも拘わらず、敵は……
「だ、だが、ここで解除したら勝ち目がねぇ……、だから…… 」 ガシャン
「まだ、立つのね…… 」
「まだ、立つのか…… 」
敵は再び槍を振りかざしながら、私達の前である動きを始める。
「だから、ここで一気にキメるっ!!!! 」 ビュンッ……
グインッ……
「っ!! あの体勢は…… 」
突如高く飛び上がった敵は逆さ状態で結界の壁に足を沈み込ませる。
私にとって、全くいい思い出のないトラウマポーズ。
「なんか腹が疼くな……せっかく塞いでもらったのに。」
隣でお腹を押さえる彼にとっては特に。
「あの技か……しかし、よく動けるわね。どんだけ重力倍にしたと思ってんのよ。」
「これ以上動けないって分かってるからこそ、アイツは決着を急いでるんだろ。」
「ああっ、じゃあ…… 」
ビシビシビシビシビシビシッ…………!!
ビシビシビシビシビシビシッ…………!!
「私たちと同じか。」
・
・
・
「だから、ここで一気にキメるっ!!!! 」 ビュンッ……
グインッ……
「行くぞっ!! 超ば……っ!!? ゴホッ!! グハァッ!!? 」
最強技を発動しかけた俺様だったが、結界を足場に逆さまになったせいで余計血が込み上げてくる……おい、誰か馬鹿って言ったか。
『おい、ヤマト。そんなんで超槍技したらお前…… 』
いつも思ってるが俺様の相棒の癖に心配性すぎるぞ、疾駆。
それに耐えきれるか分かんねぇのはお互い様だろ。
「ハァ、ハァ……うるせぇ、それより自分の心配でもしとけ。途中で俺様から崩れ去るんじゃねぇぞ…… 」
『ハッ、お前も意外と優しいじゃねぇか。』
ホントにうるせぇ。
いいから、やるぞ。
『だが、今度こそ最後だ。ここで決めないとオレたちが負ける。』
「だから、俺様たちは負けねぇって何回も言ってんだろ……? 」
『こんなに体を重くされてもか? 』
「それぐらい気合があれば、どうにでもなる。」
『こんなバッキバキの体でもか? 』
「バッキバキはお前だけだろ。」
『無限に力が上がるとか言うメチャクチャな相手でもか? 』
「だったら、俺様たちはそれを超えるだけっ!! 残りの力を限界まで引き出した超無限大でアイツらをぶっ潰すっ!!!! 」
『フハハッ……限りがあるんだか、無いんだか分からんが、それでこそお前だっ!!!! 』
そう、それでこそ俺様だ。
敵の強さなんて関係ない。
逃げることなんて考えない。
勝つことしか考えない。
負けることなんて、絶対あっちゃならない。
それが……
- 絶対に……、絶対に、何にも負けないでね……? -
俺様の中にある約束だ。
「じゃあ、行くぞっ!! 俺様達の一心同体っ!!!! 」
『ああっ!! オレ達は一蓮托生っ!!!! お前の全てについて行くぜぇ!!!!! 』
グィンッ……!!
「超馬神槍技 疾駆波乱っ!!!!!!」
『超馬神槍技 疾駆波乱っ!!!!!!』




