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戦士集結 zodiacs

 


 『あれは射手座と乙女座っ……!! 』


 しゃがむ私たちの後ろから助けに入ってくれたカップルを見て槍が何故か十二星座の名前を口にします……というか、やっぱりあの槍喋ってますよね? 聞き間違いじゃないですよね? 意志ありますよね?


 「ハハハッ!! まさか、ここでお前らとも会えるとは思わなかったぜっ!! さっきは結局お前らにやられたようなもんだからなぁ? いいぜ、6人まとめてぶっ潰…… 」


 「キャアアアアアッーーーーーーー!!!! 」

 「キャアアアアアッーーーーーーー!!!! 」

 「キャアアアアアッーーーーーーー!!!! 」

 「うわああああああーーーーーーー!!!! 」

 「うわああああああーーーーーーー!!!! 」

 「いやああああああーーーーーーー!!!! 」

 「いやああああああーーーーーーー!!!! 」


 「あ゛ん? 」


 な、なんでしょう!!? 宣戦布告を聞いている最中に突然、家の周りから複数の悲鳴が響き出します。


 「なにあの人!!? 槍持ってる!!? 」

 「おい、早く逃げるぞっ!! 」

 「警察!! 警察に電話だっ!! 」

 「ママぁーーー!! 」


 「なんなんだよ? うるせぇな……!! 」


 「馬鹿か。こんな住宅街で暴れまわったら当然だろ。」


 駆けつけてくれた男の子が敵のボヤキに自業自得を突きつけます。

 

 そうです。この声は近所の人たちです。

 さっきまで3人で行われていた高速激闘は周りの家の壁を足場にしていました。その着地や攻撃の度に穴や凹み等の破壊が伴っていたのですから、音で住人が異変に気付くのは必然。そして逃げ出すのも必然です。


 「あっ!! そうだった。これ使うの忘れてたぜ……!! 」ガサッ


 何かを思い出した様子の敵は制服のポケットから謎の球体を取り出します。

 なんだろ? メカメカしくてボタンみたいなのとかついてるけど……


 「な、なんだあれ……? 」

 「な、なにあれ……? 」


 敵の一撃を受けてダウンしかけていた二人が、疑問を浮かべながら千鳥足でカップルの横に並び立ちます。


 「お、おい…… !! 」

 「大丈夫なのっ!? 」


 私と鴉根君も戦える状態とは思えない二人の後ろに立ちます。ふらつく姿を見ては彼らを支えずにはいられません。


 「無理せず、君たちは休んでろ。あのボールは結界の発動装置だ。」


 「は? 結界? 」

 「は? 結界? 」


 助っ人男の子が敵の手にある物体の説明をしてくれたようですが、さて結界とは? いや、結界の意味はなんとなく分かります。分かりますが、普段の生活に結界なんて言葉出てこないから、それによって何が起きるのかが全く分かりません。


 「干支結界……なんてあいつらは言うが干支のゾディアックが戦いに一般人を巻き込まないように展開する異次元のフィールドだ。」


 なるほど、異次元ですね。異次元フィールドですね。つまり……何を言ってるのでしょう?


 「面倒な説明代わりにご苦労さんっ!! じゃあ、早速っ!! 」カチッ……ブンッ!!


 敵が手に持った球体のボタンを押し、空に向けて天高く投げ上げます。


 「干支結界、展開っ!!!! 」


 ガチャッ!! フィーーーーン……!!


 宙に浮いたボールは機械的な開閉音を鳴らしたと思いきや、それを中心にドーム状に光の網?が広がっていきます。

 これも毎度のごとく未知現象ですが、実物を見たことでやっと結界の意味を掴み取れました。どうやらこれから私たちはあれに閉じ込められてしまうようです……え? それ大丈夫なんですか?


 「大丈夫。言わば、あれは戦うための場所づくり。入るだけなら問題はない。一度、閉じ込められると使用者を倒さない限り出られないが。」


 いや、最後のは大丈夫じゃなくないですか?


 「だから、展開しきる前に君たちは下がって結界の外で休んでろって言ってるんだ。」


 「そうそうっ!! あのお馬鹿さんは私とチサトだけでやっつけ…… 」



 「いいえっ!! あなたたち二人の相手は私たちですっ!! 」



 ビュウウウウウウン!!!!


 「っ!!? な……なんだとっ!!? 」

 「っ!!? きゃあああああああ!!? 」


 「杉佐多っ!!?」

 「コイハルちゃん!!? 」


 次はなんなのですか? なんの超常なのですか?

 光の網が空中で開き始めた直後、突然謎の竜巻が現れて助っ人カップルを襲い、私たちの傍から遠くへと吹き飛ばしてしまいました。


 「あ、あの風は副会長の……!! 」

 「あ、あの風は副会長の……!! 」


 え? 副会長? 白鳥空來副会長ってこと……? ってホントだ。吹き飛ばされた二人の前に見覚えのある黒髪清楚でうちの高校の制服を着た女の子が立ち塞がってます……いや、それだけじゃありません、向かい側にもう一人槍を持った……


 「くっ……、またお前か…… 」


 「いいえ、今回は私だけじゃありませんよ。八幡寺さんっ、お願いしますっ!!」



 「さぁ、お主らは我ら酉と丑のゾディアックの結界へご案内だ。干支結界、展開っ!!!! 」 カチッ……ブンッ!!



 ガチャッ!! フィーーーーン……!!

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