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「好きなタイプはなんですか」に対する対処法

 あまり知らない相手と会話をしたいとき、一番カンタンな方法は質問をすることだ。質問に対する返答に対してさらに質問ができれば、会話は弾むかもしれない。


 いろんな質問のなかで、「好きな異性のタイプはなんですか」という質問がある。


 個人的には、「特に考えたことがない」というのが自分の答えだった。そういうと、「じゃあ、好きな女優さんは?」「好きなモデルさんは?」という話になる。しかし、綺麗だと思う女優さんはたくさんいるが、その人が出演しているドラマや映画をいつも見るわけではないので決してファンとは言えるない。自分の中で、あの人が一番だと思うようなこともない。


 ということで、「特にない」というのが自分の答えだった。だが、これだと会話が全く弾まない。むしろ、会話をしたくないと思われてもおかしくない。ということで、イメージで答えるようにした。すると、意外とこれがウケがいい。


 たとえば「信号を守るような女性が好き」「いつも何しているって聞いたら、寝てるかなっていうような女性が好き」「字が綺麗そうな女性が好き」「人生で怒ったことある?って言いたくなるような女性が好き」「警察官っぽい女性が好き」など(全て男から見ての話です)。


 基本的には、「〜ような女性」(「〜のような男性」)と言うことで、対象をぼんやりさせて、自分の好きなタイプを一言で漠然と伝えることができる。「警察官のような女性」であれば、運動神経があって、短髪で、正義感がある女性を指すだろう。もしかしたら、ボーイッシュな女性と受け取る人もいるかもしれない。気が強い人かもしれない。


 こうした抽象的イメージは、相手に自分の考えをなんとなく伝えることができる。相手も話に乗って来やすい。そう考えて、僕は「図書館にいそうな女性」と答えるようになった。なんとなく、清楚で、大人しい、知的なイメージを抱いてもらえるだろう。とはいえ、そういう人だけが気になってきたわけでもないが、なんとなくそうとしか言えない。まさしくイメージだ。


 「図書館にいそうな女性」というタイプの問題点は、自分から出会おうと思っても出会いにくいことにある。なぜなら図書館にいそうな女性には、社交的なイメージがないからだ。つまり、そもそもそういう人に会いにくい(コンパにはいかないだろう)。図書館に行けばいいかもしれないが、図書館は静かな場所だ。そこでどうやって、出会いをつくるのだろうか。


 そもそもイメージだから、言ってしまえば、実際に図書館にいなくてもいい。しかし、どうすれば出会えるのか。そういう人に会うことを考えるとなかなか難しいタイプと言える。



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