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悩み事って何ですか

 みんな悩みを抱えているらしい。ストレス社会らしい。


 テレビを見ると、すごい悪い人間が現れて、それを成敗するようなバラエティがやっていた。きっと、あれを見てスッキリする人が多いのだろう。バラエティも、はっきりものをいう人が増えたような気がする。みんな、言いたいことを言えないのだろうか。特に、人間関係に関する悩みが増えているらしい。今や、いじめは学校現場だけでなく、職場でもあることは認知されているし、いろんなハラスメントが現れてきた。最近の新卒者は、企業のどこを見ているのかというアンケートに関して、金銭面ではなく「人間関係」を重視ているのも納得する。個人的には、「お金」から「人間関係」のシフトは、生活が豊かになってきたのかなぁっとプラスに捉えている。


 そんな僕は、ここ数年悩み事を抱えたことがない。ない、というのは、今思い返しても、ここ最近の悩み事が出てこないということ。大学生になってから、悩むことがなくなったような気がする。しかし、僕は小学生の頃、常日頃、悩みを抱えていた。夏休みの宿題や運動会、ちっちゃな発表会だって悩みの種だった。日直当番だって嫌だった。毎週、月曜日の習い事のピアノは、行きたくなかった。月曜が恐ろしかった。


 だけど、ある時からふと悩みがなくなった。いや、正確に言うと、僕が変わったから、悩みがなくなったのだろう。一番変わったのは、やりたくないものはやらないようにしたことだ。もちろん、直感的にはしたくないけど、自分にとってプラスだと思うことは面倒なことでもやってみたほうがいい。だけど、どうしてもやりたくないことは、やらなかったら悩みにならない。やりたくないことをやるとしも、自分で決めたのであれば、嫌な気がしない。


 そう考えれば、人間関係が悩みの種になりやすいのは、「苦手な人、嫌いな人と一緒に何かをすること」だろう。つまり、苦手な人と一緒にいることは、誰だってしたくない。だけど、しなければならないような状態がある。だから、悩む。


 そのような悩みを減らすのは簡単ではないか。自分が本当に信頼する人間、この人なら何でもしてあげれると思う人と一緒にいればいい。その人と会わないようにすればいい。でも、「職場関係は変えれません」という人がいるかもしれない。それに関しては、お金をもらって働いているわけだから、そこは我慢するしかない。もし、どうしても我慢できないなら、そっと相手の身になって、優しく自分のお願いを相手に伝えてみるしかない。相手に訴えることもできない、周囲にも言えないなら、悩みをずっと抱えるか、その職場を辞めるかのどちらかしかない。そうではないだろうか。


 結局僕が言いたいのは、悩み事はどこかに存在しているのではなく、自分自身が生み出すものということ。つまり、僕が悩みを抱かなくなったのは、僕が変わったから。


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