表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
125/206

4章11話:磐梯なわて

「……」

「……」

「……だめ?」

「うっ」


 木葉が涙を潤ませて懇願すると、刃物をもった目の前の少女は実にやりづらそうな顔をしながら目を伏せた。

 dress code symphonyの天才センター、NAWATE。木葉が憧れたアイドルで、歌もダンスも上手い上に作詞作曲までしてしまう。そしてSNSでのギターの弾き語りでバズるという同世代の少女からしたら遥か高みに位置する少女だ。 

 包帯塗れで右腕がなく、顔も包帯で左目が隠されているが、艶やかな黒髪をツインテールに分けた青い瞳の小さな美少女は、間違いなく木葉の知るテレビの向こうの有名人だった。


「わくわく、わくわく……」

「いや、うーん……あー……」

「わくわく、そわそわ」

「ちっ、わかったわよ!!で!?どこにサインすればいいのかしら?」

「おでこ!」

「貴方馬鹿ね、絶対馬鹿ね……」

(ふあああああ!憧れのNAWATEちゃんだああああ!!ふああああ!!!)


 普段無表情を貫き通そうとする木葉だったが、ここに来て元のアホキャラに戻ってしまっていた。だがそれくらい木葉にとっては推し、ではなく憧れの存在である。


「異世界に来てアタシのファンに出逢うとかどんな確率なのよ……名前は?」

「えっと……ひか……木葉、木に葉っぱで木葉!あ、えっと……書くもの書くもの」


 偽名を名乗るつもりだったが、偽名でサインしてもらうことの勿体なさを自覚し、つい本名を名乗ってしまう。なんというか、普段の木葉からは考えられないほどの迂闊さである。

 そして当の少女からしても、初めは相手が日本人ということで、シャネル同様口を封じなければならない相手であることはわかっているのだが、


(ファン、だものね。アイドルとしてのプライドなんて、とっくに忘れたと思ってたのに……)

「はぁ。ほら、これ」

「……へ?」


 少女が差し出してきたのは、『人型』であった。紙でできた人を模した人形。穢れを払い、本人の身代わりを意味する呪術的なアイテムである。


 そこには『木葉ちゃん』とかかれていた。裏面には、崩した文字で『NAWATE』とある。


「気味が悪いかもだけれど、これしかないから勘弁してよね」

「一生大事にする!握手!あとチェキ!」

「チェキは無理じゃないかしら……」


 呆れ顔で木葉と握手する少女。


「で、えっと……木葉、だっけ。聞くのが遅れたけれど、いや確定なのだけれど、日本人、よね?」

「あー、ごめん、勢いで本名名乗っちゃったけど、一応私"ヒカリ"って偽名名乗ってるからそっちでお願いします……」

「やっぱアンタ馬鹿よ……」

「てへへ、憧れのアイドルに罵られた」

「アンタほどの美少女なら、アタシよりよっぽど上手くアイドルやれるわよ。てかドレシンにこんな美少女ファンいたのね……ちょっと驚き」


 さっきまで月夜に溶けそうな、儚げな表情をしていた少女は、昔を懐かしむように微笑んだ。さっきまで殺気に満ちていただけに木葉は少し意外だった。


「なんか変な気分。毒気が抜かれちゃったわ……アンタ、なんか不思議な奴ね」


 暗い側面が垣間見える中でも、ほんの少し笑う彼女を、木葉は美しいと感じた。


「アイドルを前にしたファンなんてみんなこんなもんだと思うもん……えっと……」

「なわて。磐梯(ばんだい)なわて。NAWATEは本名なのよ。宜しくね、ヒカリ」

「櫛引木葉、今はヒカリって名乗ってる。宜しく、なわて……様」

「敬語とかいうレベルじゃないわね……いーわよ呼び捨てで、めんどくさい。アタシもファンに会うなんて久しぶりだから、特別扱いしちゃうわよ」


 と、得意げになわては言った。6年前、テレビの前で見た姿とあまり変わらない(包帯などはともかく)彼女は、どこと無く楽しそうに見える。


「ふふん、まだまだドレシンは続いてるのね安心したわ。ちょっと何遠慮してんのよ、こっち座りなさいって。アタシの居ないドレシンの話、気になって仕方ないんだから」

「う、うん……って、あ」


 今更になって木葉は気付いた。なわてが、身に纏っている衣装について。


(異端審問官!?それも、ラッカが着てた奴と同じ……)

「ああ、これ?別に日本人=異端者で殺したりなんか……ん?アンタ確かヒカリって言ったっけ?」

「________ッ!?残念。貴方とは、仲良くなれると思ったのに……」

「いや待ちなさいって、何テンプレofテンプレな台詞吐いて臨戦態勢取ってんのよ。へぇ、にしてもアンタが、ねぇ」


 品定めするような、面白い玩具を見つけたような目でジロジロと見てくるなわて。彼女が見に纏う紺色のローブは、銀の装飾などから判るように明らかに上位の異端審問官……そして、コーネリアが着ていた服と同様のもの。


「伊邪那岐……機関の、筆頭司祭……」

「そ。成る程、アンタがラッカをズタズタにした最強の冒険者、か。うん、納得がいった」

「それで……?私と戦う?それとも……」


 警戒しながら尋ねる木葉に対して、なわてはカラッと今までにないほどの笑みを浮かべた。





「写真、撮ってあげてもいいわよ。スマホある?アタシ流石に6年経ってるから充電なんて無くってさ」





「……おん?」


 …


 ………


 ……………………


「いや、おかしいでしょこの流れ……え、本当にいいの?やったぁ、あ、死ねる。今から私なわて推しになる。しゅきぴ……」

「ほらもっとくっ付いて、へぇ……6年後の加工アプリってこんな感じなのね。はい、撮れた。こうして見るとアイドル同士で写真撮ってるみたいね」

(わ、わああ、いい匂い……)

「ふへ、ふへへ……じゃない!!!何してんの!?私一応貴方の敵なんじゃ!?」

「アタシは一言もそんなこと言ってないでしょ?寧ろあのゴミ屑ウサギをボロ雑巾にしてくれたことには感謝までしてるんだから。ああいい気味よ」

「伊邪那岐機関内の事情が闇深い……」

「アンタは別に異端認定もなぁんにもされてないんだから、別にしょっ引く理由もないしね。それこそ魔王とかじゃなければさ」

「は、ははは……」


 言えない……と木葉は身の振り方の指針を決めた。


「アンタは16期生よね。アタシは15期生。6年前にこの世界に来たから、アンタの先輩ってことになるわ。実年齢はこう見えて23歳よ?」

「どう見ても私より年下なのに……」

「チッ、殺すわよ」

「異端審問官怖いよぉ」


 身長は木葉より小さいのに、明らかな大物オーラで威圧してくるなわて。木葉的にはカデンツァと同等の圧力を感じていた。


「色々あって身体の成長が完全に止まってるのよ。ま、アタシの事情はいいわ。それより今日本ではどんなアイドルが流行ってるのか聞かせなさいよ!やっぱ春元とかの谷道グループ?あのデブは手伸ばせるだけ伸ばしてるものねえ、それともアタシが先駆けてやったバンド系とか流行ってるのかしら?歌唱力単体での評価の時代はもうやってこないのかしらねー」

「ちょ、ちょ……」

「あぁごめん。アイドルのことになるとつい、ね。ううん、久しぶりにこんなに話せる相手と巡り合えたのが嬉しいのよ、きっと。しかもこんな美少女で、アタシのファン!更にアバズレ兎を半殺しにしてくれてるとか……あぁ、生きてるとこういう運命にも巡り合えるのね」


 月を見上げながら、なわては心底嬉しそうに言った。その表情は狂気を孕む恐ろしげな表情だったが、木葉も木葉でもう割とぶっ壊れているので、「なんか嬉しそうだなあ〜」くらいにしか感じていなかった。完全にアホの子に戻っている。


「もっと話しましょう、ヒカリ。久し振りに自分で生きている実感が湧いてる。話したいことも聞きたいことも山ほどあるの。聞かせてくれるかしら」

「……うん。勿論」


 それから木葉となわては、沢山の話をした。アイドルについて、木葉が異世界に来た経緯について、ドレシンの新曲について、6年間の日本の出来事、世界の出来事、本当に色んなことを話した。

 気づけば朝日が登っていた。


「あぁ、もうこんな時間。ねぇ、明日もお話しましょう、ヒカリ。アンタも何かと忙しそうだから、無理にとは言わないけれど」

「したい!もっとなわてのことも知りたいし……」

「決まりね。さ、仕事しなきゃ……そう嫌そうな顔しないで……って言っても無理な話よね。でもね」


 そういうと、なわては塀の上に立って木葉を指さした。それはまるで、ステージの上で踊るアイドルのようで、木葉の憧れたなわての姿だった。


「アタシは自分の信じる道を進んでる。理解して欲しいなんて思わないし、理解されるとも思ってない。けど、これこそがアタシの目指す最良の選択だと信じてる。そして、アンタにはアタシを否定する権利がある」

「……なわて」

「また明日ね。大体アンタ、こんな所歩いてたら最近話題の暗殺者に殺されちゃうわよ?送ってくから……」

「え、えと……それじゃあ……」


 何故か手を差し出してきたなわての手を握る木葉。なわてはその手を握りしめると一言、


「あったかい……」


 と言った。その表情は、どこか満たされた顔をしていて、木葉は何も言えなかった。


 …


 …………


 ……………………


「さて、アタイになんの用だい?これ以上娼婦を買っていく気かい?」

「ちゅん!?我が主!?子雀だけでは満足できないのですか的な!?ど、どれだけ溜まってるんですかぁ////」

「えぇい!誤解を招く言い方すんな!……ヴェニスの情報、なんか知らない?」

「ヴェニス?王都軍が烽と戦って大損害を受けたぐらいかね。あとその後すぐリタリー魔族国家と戦争状態になったこと。それが何か?」

「ロゼ・フルガウドやルーチェって亜人の情報とか、ない?」

「いいやないよ?アンタまさかフルガウド姫とも仲良しなのかい?どんだけ爆弾抱えてるんだい……」


 翌日、木葉は子雀と共にテレプシコーレの元を訪れていた。目的はヴェニス戦の結末についての情報を仕入れるためだが、そこで思わぬ情報を耳にすることができた。


「……大地の聖歌隊?」

「あぁ、深夜に13番街で大規模な戦闘行為があってねぇ。今朝方、銅月級冒険者ギルド:大地の聖歌隊のメンバー16名の亡骸が発見された。天撃の鉾に次ぐ最上位冒険者チームさ。暗殺者を追っていたんだけど、それの返り討ちにあっちまったって形になるね」

「また銅月がやられたの……?」

「銅月級の聖騎士が1名死亡、1名行方不明さ。他にも紫月が多数。別件では銅月の魔法使いが1名暗殺されてる。これで銅月の被害は5名。紫月は16名。もう無視できない数だよこれは」

「………………」

「アンタも気をつけな。流石にアンタがやられることはまず無いだろうけれどね」


 と言うことでテレプシコーレからお土産として謎のお菓子を貰い道中で子雀と食べる。確かに街がなんだかピリピリとしているのが伝わってきた。


「我が主……大丈夫なんですかね……?」

「んー、多分。恐らくだけど精神汚染か洗脳系の魔法を使ってるから、私には効かないし」

「我が主も大概チートですよね的な……」

「ここに至るまでが長かったんだよ。うえぇ、くそ不味いなこの菓子……」


 キャラメルみたいなのがベッタベタに甘々なエグい味のお菓子に、思わず顔をしかめる木葉。元々木葉の味覚自体かなり子供っぽい所があり好き嫌いもかなり多いのだが、こればっかりは娼婦時代に食に対して我慢せざるを得なかった子雀さえも嫌そうな顔をしていた。なんでこんな不味いお菓子をくれたんだろう……。


「我が主の作ったお菓子を食べた後だととてもキツいです的な」

「亜人の舌にもうけるお菓子で良かったよ。これで全国的に販売・流通できる」

「何気にこの国は世界最大の亜人国家ですもんね」

「まー、だからこそ亜人差別も蔓延ってるっていうか……あー、ほら、噂をすれば……」


 木葉達の前方で何やらトラブルが起こっていた。亜人族の女の子と少年が言い争いをしているらしい。少年ていうかもうショタである。どうやらかなり高貴な身分のショタらしく、ネタか?と思うようなボンボンの衣装に身を包まれていた。


「亜人風情が生意気な!退けゴミが!俺に逆らうとどうなるか見せてやる!」

「ひっ!やめ、やめてください!」

「ふん!どうだまいったか悪の亜人め!へへっ、雑魚が!どうだ、俺は強えだろ!」

「はい、若様は大層お強ぉございます」


 従者に持て囃させているボンボンは亜人族を鞭で叩きながら笑っていた。なんだか癪に触ったので、木葉は居合斬りで鞭を三等分にしてやった。


「……へ?」

「なっ!?何が起きた!?」

「邪魔、そこの店入りたいんで退いてクソ餓鬼」


 一応木葉の目当ての砂糖のお店の前なので無視するわけにもいかない。ていうか素直に差別主義者は嫌いである。


「な、な、俺を誰だと思ってるんだよ女!俺をコケにするとなあ……熱ぅ!?」

「あー煩いな、私一応テグジュペリ侯爵家のお抱え傭兵だからやるなら法廷で会おうね」


 軽く火の粉をショタの前に出現させて驚かせる。この国の司法制度に期待などしていないが、この年齢なら裁判のさの字も知らなそうだからこのくらいのハッタリで……。


「ぐすっ、ぐずっ……」

(おん?)

「おま、え、僕をコケにしやがってえ、びえええん!!」

(えー……)


 泣き始めた。煩い。果てしなく煩い。なんだか木葉が泣かせたみたいになっている。いや実際そうだけど。だが周りの人はこの状況をさっきから見ていたので木葉が悪いと言うはずがない。ので何も気にせずお店に入る木葉。


「我が主……容赦ないですね……」

「餓鬼はこれを機会にこの世の不条理をもう少し理解して大人になってもらおう。あ、おじさんお砂糖ください」

「あいよ!」


 気にもしてない木葉の様子を見てあまりにも惨めな自分に気づき、一層泣き喚くショタ。店から出た木葉の目に飛び込んできたのは、そんなショタを庇う少女の姿だった。


「貴方!こんな小さい子を泣かせるなんてなんて酷い人なんですか!!」

「……………………」


 修道服の少女がビシッと人差し指を刺して木葉を詰問する。木葉は内心めんどくせぇと思いながらも無表情で財布の中身を確認した。


「子雀、帰りに蟹買って帰っていい?」

「我が主、テグジュペリ侯爵家に戻れば蟹なんて幾らでも……」

「いや彼処の屋台の蟹が美味しいんだよ、私あれがいい」

「ちょっと!何無視してるんですか!貴方ですよ貴方!ってうわぁ!?やけに美少女だ!?」


 頑なに無視していたのに突っかかってくる少女。何故か彼女まで少し涙目である。


(泣きたいのはこっちだよ……何こいつ……)

「決めました!貴方、アリエス様のパーティーに入りませんか!?腐った心をアリエス様のパーティーで矯正しましょう!」

「は?アリエス?誰?てかその餓鬼が亜人虐めてたからちょっと鞭を切り刻んであげただけだからね?」

「問答無用です!貴方には私たちとアリエス様のパーティーで冒険して腐った心を元に戻してもらいます!」

「悪かったね腐った心で」


 まるで話が通じない。確かに度重なる激戦や地獄のような世界情勢で心が荒んだ木葉ではあるが、流石にこの言われようではなんだかムカついてくる。子雀も自分の主人を馬鹿にされたのでかなりご立腹である。

 だが木葉が子雀を抑えてなんとか穏便に済まそうとする。

 が、しかし、ここに来てさらに燃料投下。


「あれ、何してるんだスプリング」

「アリエス様!」


 ご本人登場である。


「アリエスぅ、置いてかないでよぉ」

「ふえぇ、私もう疲れちゃいました」

「全く、貴方は私が居ないと駄目なんですから動き回らないでください」

「あはは、ごめんごめん。困っている人を見ると見過ごせないんだ」


 しかも3人の女を引き連れてのご登場である。黒髪の平均顔、かなり日本人らしい顔立ちだ。故に木葉はなんとなく察する。


(日本人、15期生?冒険者で、タグは……銀月級!?こんなのが!?本当にこんなのがカデンツァと同等?国内に5人くらいの銀月の1人?)

「で、君がスプリングを泣かせた子かな?僕は身内に手を出した奴には容赦しないんだ……ってうわ、美少女だ……すごい可愛い」

(泣かせたのは餓鬼の方……てか泣かせたんじゃなくて勝手に泣いたんだけどね)

「うん決めた、君は僕のパーティーに入るべきだ。可愛い子は僕のハーレムに加えないとね、嬉しいでしょ?」

「ん?」


 木葉は固まった。何を言ってるんだこいつは?頭おかしいんじゃないだろうか?いやいや聞き間違いだよね、うん、と。


「いやぁん、アリエスぅ。この子ともエッチするのぉ?アタシじゃ満足できない?」

「私より好きなの?ねぇ、どうなんです?ふえぇ」

「私は、アリエスが認めたならいいと思う」

「うぅん、僕はみんなのことが好きなんだ。みんな平等に僕のハーレム、みんなのことを平等に愛してるよ」

「あ、アリエス様ぁ」





「気持ち悪……」


 思わず声に出てしまった。日本からの転生者でハーレム思考とかいうキモさマックス。木葉は女の子だからオッケーです!が、お前は男だから駄目だ(無慈悲)。自称身内に手を出したら容赦しない系異世界男子にロクな奴はいない。いや、その理念は良いことというか木葉の理念と同じなのだが、口に出したらキモく感じるのは何故だろうか。


「イキりすぎ、キモい。これ私の男verってオチじゃないよね?」

「うん?君は僕のパーティーに入れることの光栄さがわからないんだな?へぇ、そうか。それは、


僕が懲らしめないとなぁ(ニタァ)」


 ニタァという擬音を発しながら笑うアリエス。そこに、


「ひいぃ、いつ見ても怖い笑顔ですぅ」

「アタシもぉ、あの表情でオチたのよねぇ」

「私をチビらせたあの表情で、極悪非道なあの子を懲らしめてください!」


 と、女の子の援護射撃。


「……まじか。ネタじゃないのか、これ。え、これでちびったのかあの子は」


 まるでネタのようなやりとりだが、本人達は至って真面目にやっているのである。あまりに酷い展開に、木葉の頭の中は???で埋め尽くされるのであった。

アリエスの名前については

TIPs:社畜!レガート・フォルベッサ

2章28話:これからどうする?

に出てきます。銀月級冒険者で、二つ名は『絶対正義』。もうなんか嫌な予感しかしません。


感想・評価などお願いします!特に感想。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
これから某異世界サメ漫画みたいなにでも展開になるのかな?
[良い点] やっぱりアホの子もイイネ
[一言] まーた面倒なのが出てきたなぁ…笑 懲らしめてやりましょう!! なわてちゃん儚げで良き……
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ