第92話 帰宅
3人と受付のオバチャンは、ダンジョン協会の人達が来るまでの間、施設内を片付けていた。
特に何もなく、暫くするとマイクロバスがやって来た。
その後、ダンジョン踏破に至った経緯と施設周辺のホーンラットの掃討について聞かれたが、
偶然扉が開いていて、臭いは特に無く
植物系のモンスターを倒したら踏破出来たと伝え
施設周辺は、襲ってくるホーンラットを倒していたらいつの間にか周辺全てを倒していたという事にして話した。
スキルについては、まだ他の人に伝えると面倒な気がしたので言わなかった。
敵もホーンラットと弱い相手なのでダンジョン協会の人達も信じてくれてる感じがしていた。
その後、マイクロバスに乗せてもらい地元近くの駅に3人は降ろして貰った。
瀧本講師の自動車については、流石に乗るのは怖いので車屋さんに任せることになった。
修理費用については、ダンジョン踏破の報奨金から出すことになったが細かい事は後日集まって話し合う事になった。
小さいダンジョンだとはいえ、1000万の報奨金がかけられていたのは嬉しい誤算だった。
3人は駅で別れ各自帰っていった。
「ただいま〜」
「おかえり〜、合宿?はどうだった?」
「うん、良い経験になったよ。シャワー浴びたらちょっと部屋でゴロゴロする〜」
「お土産は?」
「あ…忘れてた。」
その後、自分の部屋に玄関に隠していた魔石と共に入った。
『我に魔石を〜……』
少しの間放置していた。飢えたハムスターがいた。
「ただいま〜キャサリン」
『私はキャシーじゃなかった?そんな事より魔石を〜』
「はいはい」
ペットボトルから小さい魔石を10個くらい出し餌入れに入れた。
『うおぉぉぉぉぉー!』
キャシーは、狂った様に魔石を飲み込み始めた。
「ちょっと怖いな…」
『ちょっと誰のせいでこんな禁断症状出てると思ってるのよ!』
魔石を食べ終わったキャシーは斑鳩に文句を言う。
「出かける前、魔石を置いていったのに我慢できずに直ぐ食べるのが悪いんじゃないか」
『目の前にあって、我慢なんてできる理由なんてない!
その日の内に全部食べたわ!
むしろ5分も我慢出来なかったわよ!』
我慢が出来ない子らしい………
『取り敢えず、色々聞いてるわ
小型とはいえ、長年放置されてたらしいダンジョンを踏破してきたらしいわね』
「お、おぅ…まあなんとかな
この後どうなるんだ?」
『そんなの私が解るわけないじゃない
取り敢えずまだまだダンジョンはあるみたいだし頑張って踏破すればいいと思うわよ』
「そうか…
まだ教習所も卒業出来てないし頑張るか〜」
そう言うと、晩御飯も食べずに寝てしまい
いつの間にか、白い空間の中にいた。




