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第86話 ホーンラットのダンジョンクリア

なんとかコンニャクの花型モンスターを倒した斑鳩イカルガ

倒す際に切った葉部分は既に霧散して無くなっている。


根っこ部分か、花部分のどちらかが本体のはずだが両方共にまだ存在している。


取り敢えず花の部分から魔石を引き抜く為に花部分を手持ちのノコギリで半分に切断

すると半分だけ消滅していくかのように独特な煙を噴き出し始めた。


「根っこ部分が消えないのは心配だけど、先ずはこの何処かにある筈の魔石を引き抜くのが先決だな」


半分に切ったといえ、まだ2mはある状態なので更に半分に切り

其処からは適当にナタとマチェットを使用して適当に切れ目を入れその切れ目から手を入れ魔石を探す。


「おっ、これか?」


野球ボール程の魔石を取ることができた。

それに伴い、コンニャクの花型モンスターは消滅していく


「問題は、未だに残っている根っこ部分か……

ダンジョンのコア的な部分も見つからないな…

もしかして、コア部分を栄養にこいつは成長してたのか?

って事は埋まっている可能性があるな…」


手持ちの装備を確認したが、穴を掘る道具は見当たらない


「くそっ、面倒だけど穴を掘る道具を取りに戻るか……

でも根から復活でもされたら厄介だな…

そうだ!」


残っていたイソプロピルアルコールを根部分にかけ火を着ければ、もし生えてくるとしても時間稼ぎには成るはずと思い徐に残っていた液体をかけライターで直接火をつける。


「ボッ」


「うわっ!」


ガソリンみたいに爆発する事はなかったし

1回目の時みたいにまだあまり揮発していなかったのでまだ火の付き方はましだった

だが間近で大量のアルコールに火が付くとそれなりにビックリする。


「さっさと戻ってスコップを取りに戻るか」

気を取り直し、走って出口に向かう。


……

………


「おっ?あれ斑鳩君じゃないか?」

先ず気が付いたのは瀧山講師だった。


「ほんとだ、どうしたんだろ?臭いが収まってきてるから倒しただろうけど急いでるみたいだし

ダンジョンにも変化がないみたいだし」


瀧山講師と辻本さんが話し合ってると斑鳩が近づいてくる。


「「うっ」」

2人共に鼻を摘む

マスクも効果がない謎の臭いなので鼻を摘んでも臭いは防げないが、鼻は摘んでしまう。


「どうしたんだ?倒したんだろ?ダンジョンコアは?」


「倒したはずなんですが、ダンジョンコア部分が見当たらず本体も消滅した筈なんですが根部分だけが残ってるんですよきっと、土の中に何かが埋まってる気がします。」


「植物がコアを取り込んでしかも地中に埋もれさせてるのかもしれない

根が魔石から離れてもまだ残ってるのは、コアから直接エネルギーを吸い取っているせいかもしれないわね」


「取り敢えず穴を掘る道具ね。ちょっと借りてくるわ

斑鳩君は又奥に戻って復活しないように見張っといて」


「解りました。お願いします。」


「私もついていくわ、臭いも大分収まってきてるみたいだし

無理そうなら途中で引き返すから」


「じゃあ、ボスのいる場所で!」


瀧山講師は、掘る道具を借りに出て行き

斑鳩と辻本さんは最深部のボスがいた場所に急いで戻る。


「大丈夫そうですか?」

道中の半分くらいの場所で聞いてみる


「なんとか大丈夫、外でホーンラットを倒してた時に少し慣れてるおかげでなんとか耐えれるわ

でも、気を抜くとちょっと危険かもしれない」


「無理そうなら早めに教えて下さいね」


……

………


最深部に戻ると火は消えていたが依然として根部分がまだ残っていた。

恐れていた通り根の中心部分から緑色の葉が見えている。


「復活しつつあるわね」

そういうと、素早く出てきていた部分に斬りつける。


「でも、往復する時間でこれだけならいけそうですね」


「確かにこれくらいの成長速度なら大丈夫そうね」


暫くすると瀧山講師が3人分のスコップを持って現れた。


「やるか!さっさと掘り起こそう」

瀧山講師の声で3人は穴を掘り進める。


通常なら結構時間がかかっても不思議ではないがレベル100を超えているであろう2人と

レベル20は超えているかもしれない斑鳩


常人の5倍の能力値と2倍以上の能力値1人

さくさくと掘り進める事が出来た。


根の中心部分には予想通りダンジョンコアらしき物を内包していた。


根ごと土の中から抜き出す。

「これって持って帰ったら駄目なんですよね?」


「う〜ん、駄目かな〜?持って帰ったらそこにダンジョンができるかもしれないからね」


「君はアホか、こんな厄介なもんさっさと破壊するに限る」

瀧山講師は相変わらず容赦ない物言いだった。


コア部分は、水晶の玉で何か不思議なモヤモヤが出ている。

根部分はコアから外した段階で消滅した。


「でも、斑鳩君が持って帰りたい気持ちも解るわ

何か幻想的な感じよね今回のダンジョンコア」


そんな事を斑鳩と辻本さんが話していたが

無言で瀧山講師が破壊する。


すると前回と同じ様な浮遊感が襲ってくる。

今まであった天井部分は確かにあるけど地上部分が透けて見えている。

今いる場所だけではなく、通路側も全て天井が透けている。

そしてそのまま3人は外に放り出される事になる。







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