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VRMMOの錬金術師  作者: 湖上光広
第二章:新たな力
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番外編:エイプリルフールネタ

遅くなりましたが、エイプリルフールです。

今回は短編集となっておりいつもより短いです。

ラインの場合


「なあ、知ってるか?」

「何が?」

「来月の1日、その日限定のクエストがあるんだって!」

「へぇ~…………来月の1日?」

「そうだ! 一日限定ってことは結構レアなアイテムが待ってるぜ!」

「そうか。まあ、がんばれよ」



そして当日。

「それじゃ逝ってくるぜ」

「なんで本当にあるんだよ、クエスト」


4月2日。

「燃え尽きたぜ、真っ白にな」

「まあ、あんだけ頑張ってこれだとなぁ」


日付が変わり、俺はラインから受け取ったクエストクリア報酬を見て苦笑いをした。



〝えくすかりばー(笑)″・剣・C

4月1日限定クエストクリア報酬。実際はただのおもちゃの剣。装備できるが当然攻撃力はない。



なお後日、エリア1の一角に大量の〝えくすかりばー(笑)″が捨てられていた。騙されるプレイヤー多すぎませんか?







・ギルド“ブレイズ”の場合

(キャラが多いので名前を入れてあります)


アーシェ「今日はエイプリルフールと言うわけで嘘言ってみる?」

カナデ「それじゃ、私恋人が出来ました!」

アーシェ「『それじゃ』って言ってどうするのよ」

カナデ「あ」

スバル「私はリアルで彼氏いるからどうでもいいな」

ムルル「あれ? この間合コンに行くって言っていたような……グフ」

スバル「あ~れ~? ムルルど~したの?」

アーシェ「冗談で言ったことでしょ? なんでそこまで本気になるのよ」

スバル「何かむかついた」

アーシェ「なら、しょうがないわね」

ロウ「いいのか、それで?」

カナデ「ロウさんは何かないですか?」

ロウ「特に思いつかないの。実は年が90を超えていて病院で寝たきりだといっても今更じゃしの」

「「「え?」」」

ロウ「そんな顔をするな。じょうだ……」

カナデ「だ、大丈夫なんですか!? どうしよ!? えっと私のお小遣いで買えるお見舞いって何があったっけ!? メロンってどれくらいするんだっけ!?」

「「「「……」」」」


この日『カナデに冗談を言ってはいけない』という新しいルールが生まれた。






・NPCの場合

(キャラが多いので名前を入れてあります)


アリア「嘘をついてもいい日ですか」

アリサ「面白そうね」

ティニア「そんなことより、私とアルケさんの結婚式の日程を決めたいのですが……」

エイミ「え、アルケさんは私にプロポーズしてくれたけど?」

ティニア「ハハハ、何言ってるの。たかが隊長ごときが私に敵うとでも?」

エイミ「そちらこそ、フェアリートレードの頭だからって調子に乗ってない?」

二人「うふふふふふふフフフフフ……」

アリサ「お互い冗談なのに本気になってどうするんだか。そうだ姉さんは参加しないの?」

アリア「そうね、ちょっと逝ってくるわ」

アリサ「あれ? 姉さん? ってこれお酒!? 姉さん待って『必殺! ミョルニル・ストライク!』どこからそのフライパン出したの!? てかフライパンすごいバチバチ言ってる! 二人とも生きてる!?」

ティニア「アルケさん、私、生きたわ……」

エイミ「アルケさん、最後に、私の、秘術を……」

アリア「あ、あれ? 私何を?」

アリサ「姉さん、早くポーションを! 早く~!」



オウル「向こうは大変そうじゃの」

ミシェル「しかし、こっちも困る。嘘などフェアリーガードの隊員がしてはいいことではない」

オウル「お前さんも真面目じゃの」

老人「どうせなら一発面白いのを投下してみようかの」

総合隊長「ほほぉ? 何かいい案でもあるのか?」

老人「最近、若造ががんばってるからの。ここらで儂も本格的になろうと思っての」

総合隊長「それはたすか……」

老人「こんな感じの嘘でいいかの?」

総合隊長「……る、何?」

ミシェル「総合隊長を手玉に取るとは。さすがだ」

オウル「てか、あの老人いつからいたんじゃ?」






・アルケの場合


エルジュ「兄さんこんちわ~。あれ? 今日ルーチェ在庫少なくない?」

アルケ「冗談でポーションの値段を一桁にして見たら本当に設定しちゃって売れすぎた」

エルジュ「えっと、ドンマイ?」






・開発部の場合


「次回のアップデートではメイド服を追加する」

「いや、そこはバニーだろ?」

「いやいや割烹着と言うのも捨てがたいぞ」


「あの、これって嘘アップデートの予告を決める会議ですよね?」

「そうね。なぜかコスプレ関係ばかりだけど」

「しかも女性服だけですね。男性服ならスーツとか?」

「それだと普通じゃない。いっそかぼちゃパンツとかどう? 性能凄いけど見た目ダサいってやつ」

「それ、参加するプレイヤーいないでしょ」

「それもそうね~」


「なら、いっそスケスケステージ衣装でどうだ!」

「いいです! それありです主任!」


「さて、そろそろ黙らせますか」

「そうですね。金属バット用意できてます」

「よし、総員突撃!」



その後、お茶を持ってきた新入りが見たのは会議室には真剣に会議する女性たちと横たわる男性たち+主任だった。

なお、その新入りは少し後に横たわる人物の一人に加わることになる。





(おまけ)

・その頃の???


??「私たちの出番はいつなんだ?」

?「二章では出番はないようです」

??「……それは嘘か?」

?「いえ、本当です」

??「そうか」

?「……次の計画は順調に進んでますので、三章では出番はあるかと」

??「それは計画に参加するモノであって私ではないのでは?」

?「…………計画の進捗を確認してまいります。失礼します」


??「……グスン」

次回更新はいつも通り来週の水曜日です。

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