男谷京、男谷静 姉妹
プロローグに登場した、幕末~明治期の姉妹剣客。
この物語の主役であるように見えて……(作者はそう見せたいんだけれど)第二部でも断片的にしか登場しないかも……という執筆量が定まっていないキャラクター。
西南戦争全部書いたら主役になっちゃうし、全部書いたら別の小説になってしまう……外伝とかそんな余裕はわたしにはないので……読者サマの想像力にひたすらお任せすると言う(読み手からしたら)違う意味で凶悪なキャラクターになってしまうかも……。
「……このキャラクター、ぜんぜん意味わかんないんですけど!」と、第二部が終わっても、多数の読者サマから怒られたら、外伝書きます笑。
本名:男谷京
身長:170センチより高い
体重:ひみつ
生月日:わからない
好きなもの:男谷精一郎信友の全て、打粉の匂い
嫌いなもの:人間を傷つけるあらゆるもの
本名:男谷静
身長:170センチより高い
体重:ひみつ
生月日:わからない
好きなもの:男谷精一郎信友の全て、虫いろいろ
嫌いなもの:人間を傷つけるあらゆるもの
キャラクター概要解説:
1877年の西南戦争・田原坂攻防戦時、平横山の官軍砲兵陣地22箇所を悉く壊滅至らしめ、田原坂の防衛ラインをたった二人で一ヶ月間保持させた伝説をもつ「双頭の剣聖」姉妹。官軍精鋭抜刀隊48名を皆殺しにした……とも伝わる。
今井信郎と共に最後まで西郷隆盛の護衛を務め上げたが……。
西郷死去後は、姉妹のその消息を知るものは、ない…………。
彼女たち姉妹は、西南戦争に参戦するにあたり、誰ひとり相手兵士の生命を奪うことはしなかつた。
戊辰の恨みを叩きつけるように、会津の抜刀隊は薩摩に襲いかかって来たが、両軍が血で血を洗う壮絶な戦いを繰り返す中、この二人の姉妹だけは、相手を戦闘不能にすることのみに集中していた。
たとえば……「捻挫」ひとつにしても、箇所によっては戦線離脱も止む無しともなり得る。その場では戦線離脱の怪我、数日後には元気に故郷に還ることができる……そんな不可思議な負傷を与える事が、出来るか否かは、知る由もないが……。
姉の男谷京は「風」と呼ばれる前・剣聖から受け継ぐ技で、官軍兵士に戦線を離脱せざるを得ない最低限度の負傷のみを与え、敵である何百何千と云う官軍兵士を、故郷に無事、送り還したと云う。
姉妹は、元々最下層にあたる身分の出で、剣聖から直心影の流派を受け継ぐ立場にはなかった。
姉妹の心に唯一存在し続けたのは、姉妹の穢れを濯ぎ、この世界で生きていけるように手厚く保護してくれた「ある男」の遺志を継ぐことだけだった。
身長五尺七寸前後。
当時、新撰組の土方歳三が五尺五寸ちょっと、と云われているので、当時の平均男性を越える高身長。
イラストでは少々見にくいかもしれないが、ちょこちょこ頭髪部に描き込んであるのは「三つ編み」。なぜこんな三つ編みが有るのか……菊花、忍&妙姉妹、今井信次郎、今井京也、ほとんどのメインキャラクターの頭髪には、男女問わず三つ編みがちょこちょこ出ていることがある(常に、ではないけれど)。
理由は……その長い髪の毛を、周囲の人々が何となく……親愛の情を示す意味合いもあるのか、暇なのか、手持ち無沙汰なのか、何故か三つ編みを編んでしまうのだ。
本文ではそのシーンにはあまり触れていないが、第二部以降をもし書く事があれば、それらのエピソードに触れることもできるけれど……。
姉妹が身につけているのはフランス軍装をベースにしたジャケット。
幕末期、日本国に多大な影響を与えたフランスの武器・装備類は、明治期以降もポピュラーな軍装で、特に珍しくもないが、肩の丸十字はもちろん島津家紋。
その下に連なるように、幾重にも肩から手首まで続く家紋と、胸中央に付く家紋は別のモノである。姉妹にとって最も大切な、命より大事にしている人生の道標でもある。
胸に十字があるのは島津の剣客としての意味合いもあるが、坂本龍馬暗殺で有名な今井信郎(維新後、キリスト教徒に回教)からの影響が最も大きい。耶蘇教の悪魔、と呼称されても仕方のない派手さ加減ではある……。
ちなみに姉妹は二歳の年齢差がありながら、ほぼ同じ背格好、同じ髪型。
性格や人間性は姉妹で大分異なる。
男谷京はやはり姉らしく積極的且つ攻撃的。静はおっとりしていて保守的。ただし姉妹の剣技や実力にはそれほどの違いはない。
また主人公の東菊花は彼女たちに似ているようで、あまり似ていない……!?
(順次加筆して行きます)




