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東菊花

挿絵(By みてみん)

本名:東菊花(たぶん)

身長:170センチより高い

体重:ひみつ

生月日:わからない

好きなもの:ココアシガレット、百円ショップ

嫌いなもの:人間を傷つけるあらゆるもの


キャラクター概要解説:

 このお話の本当の主人公は「爺」なのですが、ジジコンがメインストリームの小説じゃあなぁ、というのもあったりして笑、わたしの中で一番活躍させたかった女性キャラとして出てきたのが彼女。

 背が高くて髪が長くて優しくて時には怖い。

 ぶっきらぼう。

 シャイなのに意外と好奇心旺盛……全く知らないオタク世界にも、首を突っ込んでしまうほど。


 まあ、基本構成はよくあるステレオタイプの女性キャラなんですが、世の女性キャラと決定的に異なるのは、わたしの中での彼女のモデル。


「東菊花」のモデルとなった「彼女たち」は、「児童養護施設の保母さん」たち。もちろん全国の養護施設は多様なので、すべての保母さんがそういうわけではないのですが……。


 「神さま」って……結構すぐそばにいるんだなっ、て思ったことは……わたしの人生を激変させました(なんだか丈太郎みたいだな笑)。


 彼女達は24時間労働、施設に住み込みで働き、給料は全て身寄りのない子供達の衣類、食費、玩具や本、修学旅行のお小遣いから学生服に進学費用に至るまで、すべてを捧げます。もちろんボーナスも、ね。

 

 子供達の母親代わりに一年中働き、実家にも帰らず、もちろん結婚なんて…………絶対にタブー。収入のすべてを、人生全部差し出してます。親のいない、子供達のために。


 ってゆーか、それって日本語で言うところの「神様」じゃないんですか、とわたしは思ったんです。


 シャレになってないな、このひとたち……この保母さん達は何考えてこんな施設で全ての人生を捧げているんだろう、子供のために働くのは素晴らしいけど、自分の人生はどうでもいいんですか、と聞いた事があったんです。


 保母さん、

 なんて答えたと思います?


「……あなたは、この子供達を見て、

 何も……感じないの?」……と。


 自分の人生全てを捧げるに足る、とはっきり語っていました。自分は親に育ててもらった、幸せだった。


 だから自分の人生なんて別にどうでもいいのよ、と。


 ご実家のこととか考えると、わたしも言葉が出そうになったけれど、でもその崇高な考え方の前に、ただただ圧倒されて、言葉を失いました。


 ボランティアとか、自己犠牲とか、はたまたタイガーマスク活動とか笑、まあ人間捨てたもんじゃないな、と思う機会は色々ありますが、でも彼女達にはかなわない。多分、どんな慈善事業も、ボランティア活動も、彼女達の気合にはかなわないとわたしは思います。


 ちなみに、子供の面倒みるだけだろ、と思う方も多いと思いますが、児童養護施設の真実の姿は「子供の養護・教育」だけではないのです。


 この物語の中でもそのあたりをほんの少しだけ書いて行きますが、真実の児童養護施設の多くは、此れ以上ないほどの……無間地獄が広がっています……。


 この物語は、この現世で必死になって……自らの人生を捧げている保母さんたちの存在を、その頑張りを、その神々しい崇高な姿を……。


 伝えたいから書いて、います。


(そのわりにはふざけすぎだろ、というのはまぁ、御勘弁を……)




キャラクター裏話:

 実は、コレ書いちゃだめなんだけど……元々のきっかけは、有名な「カツ・レツ・キッカ」の名前をもじって、くだらないラノベでも書いてみるか、とキャラだけずっと寝かせていたのがネーミングのオリジン。


 それが、「菊」というこの物語でも重要なキーワードと結びついたとき、一気に主役のネーミングになりました。


 ……えっ!? カツとレツはどうなったかって!?


 よーく本編を探すと出てきていますよ。「カツ」はね。

 「レツ」は……実は第1部本編最後に登場させよーかなーとか考えているところです。まあ、アニパロがメインではないので、三人でニュータイプごっことかはやらないです笑。


 髪型は、とにかく長く、は最初からイメージとしてあったのですが、古いところでは999のメーテルが在り、紫式部をはじめとする平安女性が在り……しかも、前髪は切らない。おでこちゃん、というのもかなり最初から有る程度決めていたイメージです。



 東菊花は、第二部では一旦消えます。


 物語から消えるのですが、しかし、それを継いで、トレースしていくのは千春と小春。この姉妹と東菊花は、想像以上に深い繋がりがあります。


(順次ここは加筆して行きます)


 


 

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