255 「GQuuuuuuX」を見始めた
「GQuuuuuuX」。副題として「機動戦士Gundam ジークアクス」となってる最新版のTV版ガンダム。
「u」が6つも続くっていうふざけたタイトル。
最近、見始めた。
新作のガンダムがテレビ放送されるという噂は聞いてた。
庵野監督が関わっている、とも。
それを知って見る気をなくしたあたしは悪くない。
どうも「シン・仮面ライダー」を見て以来、庵野監督に対して拒否反応が出るようになったっぽい。
「シン・ウルトラマン」の時もそうだったけど、オマージュというには少し行きすぎた&独りよがりな描写が段々ひどくなってる気がする。
後は、ちらっと見たGQuuuuuuXのデザインが気に入らなかったこと。
そんなこんなで、あたしは以後、情報をシャットアウトしてた。
んで、ゴールデンウィーク。
後半になって、翼が帰省してきた。
そして、敢えてあたしの前で「GQuuuuuuX」の2話を見始めた。
実家の大きなテレビで見たかったんだって。
そりゃ綺麗でしょ、
画と音に全振りしたみたいなテレビなんだから。
でも、本音は、あたしに見せたいんだな、とすぐわかった。
翼は、あたしに見せたいアニメを、敢えてあたしのいる時に見る。
あたしは、気に入らないと延々文句を言うので、翼は自分が見たいだけなら、あたしがいない時に見るのだ。
まぁ、つまりあたしに見せたいんだなってわかって、ちらちらと半分くらいで見てたら、なんか「機動戦士ガンダム」1話をなぞった展開で、サイド7に入り込んだのがシャアを含む3人、と変わっていた。
手柄に焦るジーンの代わりがシャアで、正に手柄を得るべくモビルスーツのパーツを破壊し、ガンダムに乗り込む。
2話なのは、これが実質的な1話で、これだけ庵野監督作品だかららしい。
原典である「ガンダム」では、アムロのガンダムがザクと戦ったシーンを、シャアのガンダムがガンキャノンもどきと戦うかたちで例の“ビームサーベルでコクピット狙い刺し”をやってる、
なんていうか、二次創作を見てる気分だった。
原典の「ガンダム」の連邦側キャラは、パオロ艦長とテム・レイしか出てこない。あ、ワッケインの名前だけ出た。
あちこち気に入らないんだけど、すっごく気になるのは“ガンキャノンもどきのビーム砲の被害はどうなったの?”ってとこ。
原典では、1機めのザクを真っ二つに切って爆発させたせいでサイド7の壁面に穴が開いて空気が流出したから、2機めは爆発させないためにコクピットだけを狙ったのよね。
「GQuuuuuuX」では、最初に戦うのがガンキャノンもどきだから、コクピットを狙う必然性に乏しい。
や、「爆発させちゃヤバい」って判断がちゃんとあるって描写があればよかったんだけどさ。
そこで、ガンキャノンもどきの肩のビーム砲を避けた話になるわけよ。
原典のガンキャノンの肩の砲は実弾なんだけど、「GQuuuuuuX」のガンキャノンもどきのはビームだった。
つまり、“作中で最初にビーム兵器を使ったモビルスーツは、ガンダムじゃなかった”ってわけ。
“砲の冷却が必要だから連射できない”って縛りのためにビームにしたのかもしれないけど、変なとこ拘る庵野監督にしては妙ね。
で、気になるのは“ガンダムが避けたビームはどこに当たった?”って話。
どう考えてもコロニーのどこかに当たって、壁面貫いて空気抜けてるよね。
グラナダへのルナツー落としが失敗して、ジオンの勝利で終わってた。
その割に、ソロモンが連邦に落とされてたけど。
この辺、練りが足りないっていうか、薄っぺらい感じがする。
悪い意味で庵野色バリバリ。
翼が言うには、2話以外はまともなんだとか。
流れで、そのまま1話を見せられた。まぁ、見てもいいかと思ったから見たんだけど。
勢いで3話まで見たけど、2話だけ悪質な二次創作で、1話と3話以降は“ジオンが勝って終わった1年戦争”の5年後の世界を描いてるifの世界らしい。
「クランバトル」っていう、モビルスーツの2対2の実戦バトルの世界に参加することになった主人公:マチュの物語。
“頭部を壊せば勝ち、それ以外は何でもあり”っていうルールは、「Gガンダム」や「水星の魔女」を彷彿とさせるけど、そのために武器の制限なし、相手の生死も問わないというかなりヤバいシロモノ。
4話5話では、機体まるごと爆散させて「頭部も壊れた」なんだけど、あれでOKなら単なる殺し合いになっちゃいそうよね。
ただ、マチュが、相棒のシュウジが人を殺したことについてあまり思い悩まないのは、あたし的にはOK。
人を殺すことへの忌避感より、シュウジを理解したいっていう気持ちが先になってるから、あんまり違和感ないのよね。
話が進むにつれて、黒い三連星やらモスク・ハン博士やら登場してきて、原典をある程度引っ張ってきてるのは確かだけど、シャアがガンダムを鹵獲したことで、ザク系統の設計基盤よりガンダム系の設計が主流になってるとか、ズレを敢えて押し出してきてるのは面白い。
ゲルググなんて、どう見てもジム系列だし。
1話のサブタイトル「赤いガンダム」2話の「白いガンダム」は、「機動戦士Ζガンダム」の1話のサブタイトルのオマージュだろうし、ルナツー落としは「逆襲のシャア」のアクシズショックを持ってきてるんだろうし。
それで行方不明になったシャアのガンダムだけがサイド6にあるのが縦糸になるんだろうね。
原典…というか正史と同じ時間軸のifの世界とは限らないわけで、ある程度用語や設定を流用しただけの別世界である可能性も十分ある。
というか、今のところ、そう見た方がよさそう。
なにしろ、サイド7にはアムロがいなかったわけだし、ガルマはさっさと軍を抜けて生存してるわけで。
ホワイトベースが北米大陸に降りてない分、アメリカでのジオンの勢力が弱まる理由に乏しい。
原典では、ホワイトベースのせいでガルマが死んで指揮系統がおかしくなったわけだし。
制宙権は元々ジオンが持ってるようなもんだったし、ソロモンが陥落するなんて事態は想定しがたい。
むしろ、ジャブローが陥落して連邦軍がガタガタになってる方が納得するんだけど。
6話では、バスク・オムやゲーツ・キャパ、ムラサメ研究所が出てきてる。
1年戦争の5年後ってことは、宇宙世紀0085で、「Ζガンダム」の2年前に当たる。
ドゥー・ムラサメは、ムラサメ研究所の2番目の強化人間かなぁ。
「0083」にバスクが出てくることから、違和感を感じない人は多いと思うんだけど、これ、おかしくない?
バスクは、どちらかというと陰謀家であって、軍人としては二流以下だと思う。
連邦が勝って軍が幅をきかせられていればこそ芽が出るんであって、戦争に負けて責任追及されていそうな状況下で出世できるようなカリスマも能力もないと思うんだけどなぁ。
あと、ジオンにシャアとシャリア・ブルというニュータイプのパイロットがいて活躍したことからニュータイプを脅威に感じるのはわかるけど、シャアみたいな“開戦時からのエースパイロットがニュータイプ”ってわかりやすい指標があるから、“戦争の道具”“エースパイロット”としての強化人間が求められるはず。
アムロという連邦側のニュータイプがいない状況で作る強化人間って、「SEED」の3バカみたいに薬物とかで反応速度とか動体視力とかを強化するしかないと思うんだけどなぁ。
しかも、サイコミュの技術は、どう考えてもジオンが外に出さないでしょ。
ジオンが負ければこそ、技術者の流出とか起きるんでさ。
サイコガンダムは無理筋じゃない?
まぁ、ね。
今回は、翼にしてやられたね。
あたし、とりあえずこのまま見続けようって思っちゃってる。
そして、今週の7話。
サイコガンダムのビームが全然コロニーを壊せないレベルの出力だったり、装甲が外れてビットっぽく動くのがエアリアルっぽかったり、ビルによじ登る姿ががキングコングっぽかったりと、なんか苦笑い。
ほかにも、ギャンは一目でわかるデザインだなぁとか、ハンブラビはムラサメ研究所じゃないだろうとか、ブラウブロ(名前違うけど)無双とか、色々あるけど。
シュウジとガンダムが消えてしまい、マチュはジークアクスと共にシャリア・ブルに囚われ、ニャアンはジークアクスを乗りこなした素質を買われてジオンにスカウトされて。
メイン3人がバラバラになっちゃった。
マチュとニャアンはシュウジを巡って三角関係になっちゃってるけど、その割にマチュは「3人で地球に」って言ってるのよね。
ニャアンは、いつもの仲介人が捕まった影響でアパートにガサ入れが入ってしまい、住処を追われたから、どこでもいいから安住の地が欲しいってことで、ジオンのスカウトに応えたわけだけど、親しい友人や家族と言われて「いません」と答えてる。
そもそも、マチュとニャアンの関係って、“壊れたスマホの弁償”から始まってるのに、結局弁償受けてないし、一緒にいる理由に乏しかったから、壊れてもおかしくないんだけど。
ここで、次回は2話の続きって(^^;)




