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奥様はオタク ~梓と天平 小話集~  作者: 鷹羽飛鳥


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238/287

238 ビオレUのディスペンサーを買ってみた

 「なあ梓、お前のほしがってたビオレのディスペンサーに限定でドナルドが出るんだってさ」


 「ドナルドの顔でも描いてあるの?」


 「よくわかんないけど、ドナルドの帽子が付いてるみたいだ」


 ドナルドというのは、もちろんアメリカの元大統領じゃなくて、ディズニーキャラのドナルドダックのことだ。

 それくらいわかってる。

 でも、ディスペンサーにドナルドダック?

 ここで言ってるディスペンサーは、ビオレUの手洗いソープの自動噴射機のこと。

 要するに、機械の前に手をかざすと泡ソープが出てくるってやつだ。

 それがドナルドバージョン?


 「なに、それ?」


 「ネットで調べれば、出てくるんじゃないか?」


 そりゃそうだ。




 調べてみると、確かにあった。

 でも、これ…ドナルド?

 ディスペンサーのデザインは、直径10cmくらいの円筒形で、てっぺん辺りから噴き出し口が伸びてるんだけど、それをくちばしに見立ててドナルドにしたらしい。

 本体にも、セーラー服っぽい青の塗装して、くちばしの上側だけ黄色に塗って、蓋の上に帽子くっつけて。

 でもさぁ。


 「ねぇ、これ、帽子の下からくちばし生えてるみたいじゃない?」


 「ん~、まぁ、そうかも」


 「目とかないからさぁ、ちょっと不気味だよね。

  子供が見たら、ひきつけ起こすくらい」


 「そんなに不気味か?」


 「しかも、ノーマルより千円くらい高いよ」


 「そうだな」


 「てなわけで、ノーマル買うね」


 「ああそう」




 ふっふっふ。気付いてない、気付いてないわ。

 なし崩しにディスペンサー買うことになったことを。




 てなわけで、買ってきました、ディスペンサー。

 挿絵(By みてみん)

 電池入れて、はい、テスト。

 お~、出る出る。


 「ちょっと泡の量多いね」


 「電源ボタン二度押しで、泡の量減らせるらしいぞ」


 「じゃ、減らす~」





 「じゃあ、ここに置くから、うっかり泡出しちゃわないよう気を付けてね」


 「うっかり持ち上げたら噴き出しそうだな」


 「横から持たないとダメよ~」




 それにしても、何かに似てんのよねぇ、このディスペンサー。

 ドナルドじゃなくて。

 カモノハシにしては、立ってるし、キョロちゃんにしてはくちばし薄いし。

 なんだろなぁ?

 …あ!

 オムカエデゴンスだ!

 ちょっとググると、画像があった。

 うん、なんか似てる。

 へぇ、「スパイダー」って名前だったんだ、知らなかった。




 「梓、そのパソコンの絵、なんだ?」


 「オムカエデゴンス」


 「? なに?」


 「手塚治虫のキャラよ。

  ヒョウタンツギとか知らない?」


 「ヒョウタンツギなら知ってるけど」


 「それの仲間よ」


 「なんか、このディスペンサーと似てると思わない?」


 「ん~、似てるかな?」


 「似てるって!」





 その夜。


 「わっ!?」


さっそく天さんがディスペンサー持ち上げようとして泡を出した。

 お約束守る人だなぁ。

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― 新着の感想 ―
気になっていたディスペンサーのお話読みに参りました! 不思議な形ですよね、キョロちゃんかカモノハシに膝を打ちましたが、オムカエデゴンス? ググってみました。 あーこれ、知ってる!確かに見たことある!ん…
天さん…!。゜(゜ノ∀`゜)゜。アヒャヒャ 初笑いに相応しい!! 「オムカエデゴンス」「ヒョウタンツギ」…名前あったんだ…
あけおめ ことよろ あいつスパイダーって名前だったのね これも光らせよう
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