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奥様はオタク ~梓と天平 小話集~  作者: 鷹羽飛鳥


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181/287

181 ウルトラマンが光るのって漢のロマンだよね(カラータイマーキーホルダー・ウルトラマン編)

 これが完成したのは、ゴールデンウィークでした。

 プライズの景品で、カラータイマーキーホルダーという、カラータイマーが点滅して点滅音も鳴るという豪華なシリーズがある。

 挿絵(By みてみん)

 あたしは、ウルトラマンと新マン、ティガを持っていて、しかもウルトラマンはかなり昔にカラータイマーのカバーを透明にしている。

 だって、仕方ないとは言え、青いカバーの真ん中で丸く赤点滅とか、許せなかったんだもの。

 当時、よく考えないでレジンで半球型ドームを作ったら、光り方がイメージとかなりかけ離れたモノになってしまった。

 おまけに、目の裏側に点滅用回路の基板を固定するネジがあるせいで、目を光らせることを断念したのだ。

 しか~~し! ここにきて、もう1個入手してしまった! これはつまり、再挑戦しろということだ! ドッギャ~~~ン!!

 まぁ、ジャンクで、電池が液漏れしてるんだけどね。




 バラしてみると、電池ボックスこそ死んでるものの、それ以外は生きてる。

 電池直結してやったら光る鳴るなので、電源だけなんとかすれば、十分いけそう。

 まずは、例によって目とカラータイマーの型取りね。

 目はクリアイエロー、カラータイマーは透明と白で作る。

 背中のボタン穴は、背中のほかのところで型を取って、白のレジンでヒレのあるパーツを作ってはめ込む。


 次にするのは、目とカラータイマー(青)のための回路策定。

 おおまかな構造としては、電源とメインスイッチから目の電球色LEDと、カラータイマーと切替スイッチとの二重構造になる。

 ここで問題になるのが、点滅用の回路が電源直結でいけるかと、目を光らせても出力が足りるかの二点。

 特に出力の問題は、この前ジャンボソフビ・ティガでやらかしたばかりだからね。

 あと、今回は三極型を使うか、この前考えついた二連方式にするかっていう問題もある。

 “二連方式”っていうのは、DXウルトラマンティガ(9回)の時にやった“透明な砲弾型LEDの下にチップ型LEDを置く”方式のこと。

 透明なレジンで接着すれば、砲弾型を透過してチップ型の光が届くってやつね。

 利点は、砲弾型1個分のスペースに置けることと、回路が別にできること。

 三極型だと(マイナス)端子が共通なせいで予想外の回路ができちゃうことがあるけど、完全に別物なら大丈V!

 砲弾型の青とチップ型の赤は在庫が豊富だから、その組み合わせがいいかなぁ。

 二連方式で怖いのは、チップ型にハンダ付けした銅線が外れちゃうことなので、きっちりいこう。


 …と思ったんだけど、元々ついてる赤LEDが小っちゃい砲弾型で、しかも砲弾部が赤くなってるタイプなんだよねぇ。

 これだと後ろに青のチップ型を付けられないなぁ。

 わざわざLED付け替えて接続弱くするのもなんだし、この赤いのそのまま使いたいねぇ。

 まぁ、このLED小さいから、先端切り落として、砲弾型の青LEDの後ろにくっつけようかなぁ。

 砲弾型2個でも、別に二連方式いけるよね。

 で、青の後ろに赤をくっつけてみたんだけど、そうすると長くなりすぎて本体に入りきらないので、青のLEDの先端もぶった切る。




 次は電源ね。

 電源をどうするかが決まらないと、収納がどうなるかわからないのよね。

 元々の電池ボックスは足の裏についていて、液漏れでダメになっていたけど、磨いたら復活した。

 とはいえ、この電池ボックスの出力では、音を鳴らすのがやっとで、目を光らせるだけの出力は賄えない気がする。

 実際試してみたけど、やっぱり難しそう。

 乾電池の方が出力的には理想的なんだけど、かなり大きな台座が必要になるのよねぇ。

 また充電池の出番かな。空になった時が問題ではあるけど、いつもの小型ケースが使えるし。



 挿絵(By みてみん)

 回路としては、新設のメインスイッチに、電池の(プラス)を繋いだ抵抗と、点滅回路の(プラス)を繋ぐ。

 抵抗を挟んだのは、目とカラータイマー(青)が眩しすぎたから。

 で、電池の(マイナス)は、電球色LEDの(マイナス)と、切替スイッチの青側と、点滅回路の(マイナス)に繋ぐ。

 これで、切替スイッチを赤側にした時に、背中にあった点滅ボタンを押したのと同じ状態になる…はずなんだけど、この前のティガの件もあるから、点滅スイッチ側の銅線の組み合わせ──要するに、どっちを真ん中にするか──で、変な回路ができちゃう可能性があるのだ。

 テストのために、青LEDの(マイナス)をハンダ付けしてメインスイッチを入れたら、ぼんやり光り出した。まだ(プラス)を繋いでないのに!?

 これはあれだ、点滅回路のスイッチ銅線を通じて回路ができちゃったんだね。

 んじゃ、スイッチ銅線の左右を逆にしてみようか。

 青の(プラス)も繋いで、と。

 今度は、スイッチを入れても光らなくなった!?

 元に戻そう。

 んでもって、切替スイッチの中央に、青の(プラス)を繋いで、青側に(マイナス)を繋ぐ、と。

 挿絵(By みてみん)




 点滅回路の基板は、元は目の後ろに留められていたけど、スイッチ板のあったところにネジ留めして、電池ボックスを外した足の裏から銅線を通すことにしよう。

 電球色のLEDはスピーカーの裏にテープ留めして、二連LEDをカラータイマーの穴にはめ込んで、ボディをはめる。

 いつものケースの上面に銅線用の穴と、側面にスイッチ用の穴×2を開ける。

 銅線を通して、ウルトラマンをケースに接着しようとしたけど駄目、くっつかない。

 ネジで留めようにも、足の裏の板は電池ボックスごと外してるから、ネジ穴を開ける場所がない。

 仕方がないから、ケース上面に4か所ネジを通して、足裏の大穴の縁に引っかけて固定するようにした。

 充電池は動かないように両面テープでケースの中に固定して、スイッチを両脇の穴に突っ込んで。

 スイッチON! 1・2・3!

 よし、光った。

 挿絵(By みてみん)

 んじゃ、カラータイマーの切替ね。

 あれ!? 目まで点滅始めた!? シャリバンじゃないんだから!


 あ~…。

 電圧問題で、赤LEDが点くと電球色LEDが光らなくなっちゃうパターンかぁ…。

 抵抗挟んだのが裏目に出たわね。

 じゃあ。電球色LEDだけ抵抗から外して、メインスイッチに直接繋ごう。

 よし、うまくいった!

 挿絵(By みてみん)


 カラータイマーキーホルダー・ウルトラマン、完成で~~~す!!

 ティガと新マンの改造は、まぁ、やめとこうか。

シャリバンじゃないんだから

 1983年放映のメタルヒーローシリーズ「宇宙刑事シャリバン」最終回において、魔王サイコの電撃攻撃を受けたシャリバンとギャバンは、コンバットスーツが高圧電流のせいで誤作動を起こし、目が点滅した。

 梓はそのことを言っている。

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― 新着の感想 ―
[良い点] だんだん回路が複雑に うまくいってめでたい [気になる点] 今回半田付けのイラストがない 淋しい
[良い点] 成功おめでとうございますヽ(=´▽`=)ノ
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