166 ランドセル
この前、再来年度用のランドセルの予約開始の記事を見た。
まだ1月だったのに、来年4月の入学用だってんだから驚く。
翼の時は、年長さんの夏くらいだったかなぁ。幼稚園で展示会をやっていたのを見に行った。
翼のランドセルは、濃緑だったっけ。
性格もあると思うけど、大事に使う子だったから新品同様のまま役目を終えた。
あいにく翼の世代は、教科書やノートがB5だった最後の頃なので、A4が入らないランドセル。
だもんで、中古屋にも売れず、誰かにあげるってこともできなくて、捨てるしかなかった。
いかにもランドセルって形だと、どうしてもその後使えないもんね。もったいない。
いっそ、革のバックパックなら、その後も使えたのにな、なんて思ったけど、幼稚園児にとってランドセルって“小学生”という新たなステージの象徴だからねぇ。
それにしても今はランドセルもカラフルになってて羨ましい。
あたしの頃なんて、男は黒、女は赤って固定だったもんね。
しかも、あたしの場合、本家の伯父さんから入学祝いってことで貰ったやつだったから、デザインも材質も何一つ自分の意見は言えなかった。
言えなかったってより、言う機会が与えられなかったって方が正解。
なにせ、ある日突然「梓、伯父さんから入学祝い貰ったぞ」って渡されたからね。
そこには、あたしの好みの介在する隙はなかった。
言っちゃなんだけど、表面はシワシワだし、脇に強化の板とか入ってなくて押すとぺちゃんと潰れる造りだしで、なんか損した気分だった。
本革だったから、多分いいものだったんだろうけどさ。正直、あの表面のシワシワはいただけなかったね。せめてピカピカの1年生になりたかったよ。
いやまぁ、伯父さんには精一杯嬉しそうに「ありがとう! 大事にするね」って社交辞令したけど。
6歳にしてあたし、子供らしくなかったね。いわゆる賢しらなガキってやつ? ホント可愛くない。
あたしは、薄めの青や淡いピンク、淡い赤紫が好き。
青は、キカイダーとか01くらいの水色に近い青。
赤は嫌いじゃないけど、主に戦隊ものの影響だからね。
青と赤を並べられたら、間違いなく青をとるね、あたしは。
もしかしたら、カラータイマーとかも影響してるかも。
あ、でも、決して赤が嫌いじゃないのよ?
トリトンのケープも、仮面ライダーのマフラーも、赤いんだから。どっちも好きだったんだから。
あ、あと、唯一赤いランドセルで良かったと思ったのが、ロボコン!
ロボコン見てた男子達がランドセルを胸側につけてカパッと開けるの、あれ、黒いとなんか違和感あんのよね。
その点、あたしのは赤かったからね。ちょっと優越感!
貸してくれって言ってきた男子もいたんだから!
それだけでも、赤いのを許せたところはあるわね。
でも、やっぱり、薄紫の方がよかったなぁ。
ロボコン
1970年放映の特撮コメディ「がんばれ!ロボコン」の主人公。
ロボット学校の生徒で、赤いボディに銀色の手足。手首と足首は金色。
ガソリンをエネルギー源に、足を車輪にしたり、背中からプロペラを出して飛んだりと、割と芸達者。
根性ロボットで、出力は10馬力だが、「ロボ根性」を発動すると20馬力以上の力を発揮できる。
胸から腹に掛けての前面装甲が、両肩を起点に開くようになっていて、内部メカが見える。
ガソリン給油の際や、車輪・プロペラを出す際には必ず開くので、当時のお子様はこぞってランドセルを抱いてロボコンよろしく蓋を開けた。
女子でこれをやるのはかなりの少数派だったと思われる。




