後書き
ここまでのご愛読ありがとうございます。
斉藤さんのオリジナル作品 略妹様へ これにて完結です。
この作品ははっきり言って、ラストで納得のいかない人も多いでしょう。よりにもよって、主人公は最大の敵を救っているわけですから。
ですが、間違えなければ人を救えないやつなんですから。救いたい人も間違えるぐらいが丁度良いだろうという私の酷い配慮です。
この作品において転換期はやはりあの過去話です。彼はあそこで致命的なまでに失敗をしています、あそこにいた誰もを救いたかったのに誰一人救えませんでした。
彼の復讐心の全ては、結局のところ誰かを救いたいと言う願望からです。嫉妬なんて言うのは後からの言い訳、外伝の日記を見てもらっても分かると思いますが、彼は誰かを守りたかったんです。
それがいびつにゆがんだ結果が嫉妬と言う形になったのですが、本編でこんなの説明で気ねーよと諦めていました。これは単純に私の実力不足です、本当に申し訳ない。
後は神童ですか、そもそも登場人物の中で主人公より年上で何で神童なんだと言う突っ込みをされなくてよかったです。
正直ギリギリまでですが彼の扱いには悩みました。こいつどうしようと思って、開き直って憧れに変えた私は、その所為で作品の章が伸びることに絶望していました。
ですが、ラストの描写のために一役買ってくれたので感謝と言うところです。
ほかは、別に良いでしょう。あまりあとがきで言うことじゃないので。
***
この作品はムックと言うグループの謡声の一節に酷く感銘を受けまして閃きました。
正直唄とはまったく会わない代物ですが、一応開始時から言っていたことなので、もう一度ちゃんと感謝をかねて伝えさせてもらいます。
ただファンの方には申し訳ないと言うしかないでしょうね。
ですが、その一節にたいして私ならこうかなと思って、それを形にしたのがこの作品です。
それに物語の主軸と言うよりはただの切っ掛けです。
後はそのまま書いたらこうなりました。友人からは十八禁の方がよかったんじゃないと言われましたが、そもそも使えないエロなんてのは価値がありません。
ちなみにそちら側だったらこのエンディングはありえませんでした。主人公は妹様に飼われておしまいでした。
誰も見たくねーよと、私の癖と言うか荒すぎる、いやつたない、ツッコミ所しかない文章では、正直そちら側にするのは意味がないですし。ちなみにですがその場合は全展開で妹様からの逆何チャラになっていたでしょうね。
そういうエピソードも考えてしまった自分がいやです。何度かノクターンにいくべきかと悩んだこともありました。
結局面倒だと思ってやりませんでしたけどね。
こういうのを書くと作品を汚すようですが、こういう考えもあったと思っていてください。
当分欝なものは書きたくないですね、活劇を書きたくて仕方がない。後は恋愛ものとか書きたい、二次でハッピーエンドを書いた所為で鬱屈がたまってたのもありますが、これでとりあえず少しの間、こういったものは書かずにすむんじゃないかと思います。
なんにせよこれから誤字の修正などがありますが、とりあえずはこれでこの作品はお仕舞い。
納得がいかないこともあるでしょうが、これが略妹様への終わりです。
最後に誤字ばっかり指摘されてましたが、そもそもこのタイトル自体誤字だった事をたぶん読者の誰も知らない。私が考えていたのは、「ただ笑顔が見たかった」でした。
えらい皮肉の聞いたタイトルですが、一応こっちが正式のつもりだったんだけど、あまりに笑える代物だったので採用しました。
それではまたいつか、私の作品を見る機会があったのなら、適当に楽しんでやってください。
本編裏話
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オマケ
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オマケ裏話
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