表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/64

#12 ウルファング討伐⑤

【WARNING!ウルファキングを討伐せよ】

「こいつは〈ウルファキング〉って言うやつだ。やるか?」

「どのみち、拒否させないんだろ?」

「分かってるじゃないか」

何年一緒にいると思ってんだよ。

「まずはあいつの鼻を潰せ。目は殆ど見えて無いから」

「任せとけ」

ショウと二手に分かれ、距離を取ったところでウルファキングに【連射】で攻撃し、注意をこちらに向ける。


「ほら、こっちだ!」

よし、ショウから完全に意識が削がれた。

ウルファキングはこちらに鼻先を向けている。

俺の正確な位置でも探っているのだろうか。

と思った瞬間、ウルファキングが跳んだ。

「うわっとぁあっぶねぇぇぇ⁉︎」

あんにゃろ、爪で攻撃して来やがった!

俺が【回避行動】取ってなかったら多分死んでたぞ⁉︎

「この野郎…覚悟しろよ?」


俺は二丁(ツイン)拳銃(ハンドガン)を取り出し、構える。

【回避行動】を多用して、ウルファキングの顔前に踏み込む。

「貰ったァ!」

ウルファキングの鼻に14発の弾を撃ち込み、潰す。

「ショウ、潰せたぞ!」

「よっしゃ!あとは俺に任せとけ!」

それからは殆ど一方的だった。

鼻を潰されたウルファキングは暴れまくっているが、全て見当違いの方向に攻撃している。


ショウが、その鋭い爪を破壊し、滅多打ちにしていく。

俺も遠巻きに打ち続けること数分、苦しそうな声を上げて、ウルファキングはついに倒れ、決着がついた。

「ふー、ひと仕事終えた後はすがすがしいな!」

「あー、はいはい、そうだな」

そう言って、俺はメッセージ欄をさかのぼる。

…やはりレベルが上がっていたか。

一気にレベルが3も上がっている。

【レアドロップを確認しました】

…ん?レアドロップ?


「なぁ、ショウ。レアドロップってなんだ?」

「なっ…!…いや、なんでも無い。おーい、マミナー!鑑定頼めるかー?」

あ、マミナ。

忘れてた。

呼ばれて、こちらに駆け寄るマミナは眠そうな顔をしている。

「…マミナ、お前俺たちが死闘を繰り広げている間に寝てたのか?」

「うるさいわねー…ちょっと静かにしてくれない?ショウ」

「なにおう?だいたいお前はいつも……」

痴話喧嘩(ちわげんか)はよそでしてくれませんかねぇ…


▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎


「ん、鑑定終わったよ。スグル」

「あぁ、ありがと。で、この〈鋭利な爪〉って何に使うんだ?」

「いろいろ使い道が有るけど、基本は売るか武器に合成するか、ね。スグルは今どれくらいお金持ってる?」

「えーっと…ちょっと待ってくれ」

メニューを開き、プレイヤー情報より所持金を確認する。

一、十、百、千………⁉︎

一、十、百、千………⁉︎⁉︎


「……あの、ですね。非常に言いにくい額なんですけど…」

「何?もしかして少なすぎて恥ずかしいの?大丈夫よ。皆最初はそんなもんだし、今はあたし達しかいないから」

…後悔しても知らんぞ?

「…じゃ、発表します。俺の所持金は、四七億八六五九万飛んで五三七Cです」

「「…(ダウト)」」

嘘じゃねーよ。

あれ?スグルの所持金多過ぎ?


訂正→「一気にレベルが8も…」

訂正後→「一気にレベルが3も…」


今更気付いて訂正…

悩んだ末、今後とも関係してくるのでやむなく訂正しました。

ごめんなさい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ