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私の症状②

 では続けましょう。

 病院に来れば、まずは受付でしょう。私の通っている病院の受付は、カードを挿入し予約状況を液晶画面で確認ののち、受付票が発行される無人タイプです。この時、液晶の操作は小指の先で行います。これも、誰が触れているか分からないため、画面上に「汚れ」が蓄積していると考えているからです。受付が済めば、手を洗いに行きます。

 その後、診察室の前で待ち、先生に呼ばれるまで待ちます。この時大抵スマホを触っているか、腕を組んで待っています。これが、一番「汚れ」を回避できる方法だからです。

 先生に呼ばれたあと、診察室のドアを足で開けて入ります。これもドアの取っ手に「汚れ」がついていると感じているからです。

 そして先生との診察が行われます。この時、症状の具合や薬を飲んで問題はないか、軽い身の上話をしたりします。

 そして診察が終わると、またドアを足で開けて退出、その後人がいる受付にて清算、処方箋の受け渡しを行います。この清算されるまでの間、手を洗いに行きます。

 そして処方箋を受け取ると、近くの薬局に向かい、薬を手に入れます。

 薬局にいる時も、大体手を洗います。なんででしょうね?

 そのまま薬を受け取り、駅に向かいます。この時、手の状態が洗いたくなる感じになった場合、途中のコンビニに一度立ち寄り、手を洗います。

 そして駅に着くと、行きと同じように改札を抜け、手を洗い、電車に乗り、最寄り駅に着き、家に帰宅するという具合です。

 さて家に帰ってきました。

 家に帰ってくると、手を洗います。そしてリュックを置き、今度はトイレに座った時と同じように、上半身全部を拭きます。外は「汚れ」で満たされており、その空間に自分はいるのだという感覚を帰ってくるたびに感じます。そして上半身を拭くという行為に移るのです。

 その後、家の中で過ごしていると、ふとした瞬間に手を洗いたくなる衝動にかられます。それはPCのホコリが溜まっている部分や小さなゴミ、はたまた普段は特別触らないような物に触れたときに、手を洗うのです。

 それ以外の非常に軽微な汚れの感覚は、常備しているウェットティッシュを使ってふき取ります。しかし今のご時世、浪費することはあまり得策ではないでしょう。

 こうして夕方ごろになって、夕食を摂り、お風呂に入る時間になります。

 風呂に入る時には、普段の生活よりかは汚れを意識しません。

 これは湯舟という特殊な環境によるものだと考えています。そのため、全身が入る湯舟は、あまり「汚れ」というものをあまり感じません。しかし感覚が鈍っているだけで、気にしていることには変わりないです。

 こうして風呂から出ると、私の自由時間となり、執筆の時間に変化します。この時に現在公開中の作品や、このエッセイを執筆しています。

 こうして「汚れ」と戦いながら布団に入り、一日が終了するわけです。

 これが、私の症状を伴った一日でした。

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