表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『悪役令嬢に転生したら、今度こそ全力で遊びます!』 ――中年おじさん、完璧令嬢をやめて小学生男子ムーブに全振りする。  作者: 南蛇井


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

64/98

偶然の大討伐:魔王級モンスター粉砕

魔王級モンスターが咆哮し、

振り向いた――その瞬間だった。


ズドォォォォォンッ!!!!


洞窟の空気が震え、

目覚めかけの巨体へ、

弾丸どころか彗星のような速度で

巨大丸石ゴーレム弾が直撃した。


魔王級

「■■■——ッ!?!?」


響いたのは悲鳴か衝撃か、

それとも理解不能の混乱か。


衝撃で魔王級モンスターの身体が宙に浮き、

巨大な影が洞窟の壁に叩きつけられる。


そして、その反動で――

まるで導かれるように封印核へ逆戻りした。


封印核

キィィィィン……ッ!


淡く青い光が広がり、

魔力の奔流が一瞬で安定していく。


学者

「せ、成……再封印が……成功……!?

 な、なぜだ……!?

 何が……どうなって……?」


兵士

「丸石……丸石ゴーレムで……

 魔王を……封印……?

 そんな戦法、聞いたことが……」


ルネ

(なんで成功してるんだ……!?

 どういう理屈だ……!?

 いや理屈はどうでもいいが……!!

 結果だけが恐ろしすぎる!!)


後方では、

マリアンヌがキラキラした目で飛び跳ねていた。


マリアンヌ

「わーっ! ちゃんと飛んだぁぁぁ!!

 しかも当たった!すごいねゴーレム!」


丸石ゴーレム(着地地点)

「オォォ……!(誇らしげ)」


ルネ

「飛んでよかったものじゃないんだぁぁぁ!!!!」


兵士・魔術師・学者・護衛、全員が知った。

今の世界で最も危険なのは、

どんな魔王より――


マリアンヌの“遊び心”である。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ