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●裏話4・作者はハティとスコル・八大魔獣トップ3についてダベりたい

 作品に登場させる魔獣を決める際、wikiの「想像上の生き物一覧」みたいなところから調べて表にし、そこから使えそうなものをピックアップしたのですが。(裏話2参照)


 魔獣としてのキャラとかステータスとか使いそうな魔法とかカブらないようにといろいろ悩みましたねー。

 でも、『ハティ&スコル』をマユのお供として出そうというのはすぐに決まりました。

 なぜなら、モフモフしたかったからです。(というより、前編はプロットを作らなかったので、逆にこのことしか決まっていなかったと言っても過言ではない。)


 だけど、

「なぜ彼らはずっと小さいままなの?」

というところにひっかかりを感じたんですよねー。自分で決めておいて……。

 聖女シュルヴィアフェスが生きていた時代の生まれですから、千年弱経ってますし。

 合わせて、魔獣って成長するの?とか、魔物はどうなってんの?とかいろいろ気になりだしまして。


 それで、万が一誰かにつっこまれたときのためにちゃんと決めておこう、と考えて作ったのが、フェルワンド編のあとがきで書いた「魔物の食糧・進化」関連の設定になります。

 読んでる人があんまりいないからと言ってツッコミが来ないとは限らないですからねー。

 ……ま、杞憂だった訳ですが。


 つまり、ハティとスコルは魔獣としての進化が途中で止まっている状態だったのです。

 なので、フェルワンドは魔界の魔物をハティとスコルに食べさせ、聖女の縛りがあるうちに魔獣として最終形態まで進化させようとしています。

 それには彼らの主である聖女マリアンセイユも、彼らの頸木としてレベルアップする必要がありますが……こちらは同じく天界由来の魔精力を持つ魔王の傍にいますので、その干渉を受けることで必然的に上がっていくはずです。

 精神面は自分で上げていくしかありませんが、マユは向上心だけはあるのでそちらは問題ないでしょう。


 さて、第二の魔獣、サーペンダー。

 穏健派なのですが、それは周りの動向とか関係ない、わりと無頓着なタイプでもあるんですよね。

 テコでも動かない。便乗とか絶対しないタイプ。KYとも言える。


 そしてフェルワンドは属性もキャラもサーペンダーとは正反対。

 ひねくれ者ですが、実は意外に空気を読む(笑)。


 ユーケルンは、活動報告での振り返りでも書きましたが、本来は本編に出番が無かった魔獣です。

 どの段階で思いついたんだっけな……。

 それは思い出せないのですが、まぁとにかく、第11幕の下書きの最中で急に降って来たはず。ユーケルンを登場させることになり、冒頭から全部書き直した覚えがあるので。

 ですのでユーケルン回りの設定が、一番最後にできた設定かもしれませんね。


 【間話8】にもあるように、フェルワンド・サーペンダー・ユーケルンがトップ3で、次のトルクになるとガクンとレベルが落ちます。

 とにかく強いフェルワンド、怒るとおっかなくてしつこいサーペンダー、何をやるかわからないユーケルン、という感じですかね。

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