●裏話12・作者は神様についてダベりたい
2022年8月16日、『男神の回顧録12』を投稿いたしました。
土壇場に強いマユと対極的に、土壇場激ヨワの「彼」ですね。
当初そういうつもりはなかったはずなのですが……書いているうちにそうなりました。何でだろうな? ( ̄~ ̄;)
第12幕の裏側その1になります。
めっちゃ叱られてました……ということと、あの言い争いの裏側の話。
本編中で「彼」がマユと会うのは、これが最後になります。
さて、物語にはあちこちで「神様」が現れますが、皆さんはどういうイメージを持っていますか?
私はというと、古事記をわかりやすく説明しているサイトを見たり、ギリシャ・ローマ神話に興味があって拾い読みをしたりしたことがあるのですが(例によってふんわりざっくり)、それでいうと
「結構、自分勝手で気まぐれで我儘で独善的」
という印象です。
程度の差はありますけどね。優しい神様もいるし。
まぁ、巷の異世界転生・異世界転移させる神もそうでしょう。
世界を救ってくれと強引に連れてくるんだからなあ。
それって拉致だからなあ。( ̄- ̄;)
『旅人シリーズ』で登場した三女神は比較的おとなしかったですが、男神の方はまさにこのイメージを基に作った感じですかね。
なお、ヒコヤも古事記から引っ張ってきたキャラなので、彼がなぜ独自の『三種の神器』を持ってパラリュスに来たかについては、裏に「ある女神」が関わっています。(どこにも出してない女神です)
こっちは明らかにする話を書こうとして収拾がつかなくなり、投げてしまいましたけど。( ̄~ ̄;)(←もういいか、と思ってしまった)
プリーベ、スラァもそういうイメージのもと生まれた女神たちです。
プリーベは職人気質でそれ以外のことはどうでもいい、という感じ。スラァはいろいろなことに気は回るのですが我儘で気まぐれ。
そして「彼」も、プリーベ寄りで、職人なんですよね。「ものづくり」の。
もともと「彼」は天界でもやや敬遠されがちだったのですが、それはあまりコミュニケーションが上手ではなく、本人も必要性を感じていなかったからなんですね。
「ものづくり」が好きでしたし、またその才に長けていたので、好きなことができるのなら周囲の声などどーでもよかった。d( ̄▽ ̄;)
そういう大枠から中に入っていくようにして作ったのが『収監令嬢』になります。
だから本編に反映させない部分が異常に多かったですね。
そもそも気になった部分に理由付けするところから始まったので、途中であれこれ理由付けしているうちに設定が盛り沢山になってしまった……。(_ _;)
そんな少々ウザさも感じる『収監令嬢・舞台裏編』ですが、あともうしばらくお付き合い下さると嬉しいです。




