●裏話6.作者は残りの魔獣についてもダベりたい
さて、『聖女の魔獣訪問』がとうとう終わりました。次回、後日談の最終話となります。
という訳で、その前にちょっと振り返っておこーう。
活動報告の振り返りでは書いたのですが、実はトルクと次のトラスタは、最初のプロットでは本編に登場する予定でした。
えーと、どういう内容だったっけな。
フェルワンドには一度やられちゃうんですよ。それでどうにか逃げ出すのだけど、フェルワンドの毒と炎に対抗するためにトルクの『魔法効果消滅』が必要で、同時にマユやハティの魔法効果を高めるためにトラスタの『魔法効果倍増』も要る、みたいな流れですね。
確かトルクに金細工をあげて一つだけ頼みを聞いてもらうんじゃなかったかな……。
つまり、VSフェルワンドがもうちょっと長い予定だったんです。
でも実際に書いてみると、
「何かかったるいなー」( ̄~ ̄;)
となり、この辺のくだりをバッサリ切っちゃったんですね。
書き手がそう感じてしまうようなら、読み手は100%、それこそ作者以上に感じます。
ですのでもう、容赦なく。
マユたちの野外探索、他の生徒より一日早く終わったことを覚えていらっしゃいますか?(第11章第9話)
それはこの『トルク・トラスタ』登場シーンを削ったからなんですよね。
そんな、本編から弾かれてしまったBランクの魔獣『トルク』『トラスタ』。後日談で紹介できて良かった……。
すまんね、トルク、トラスタ。これで許してくれぃ。(A ̄▽ ̄;)
なお、トラスタはイケイケどんどんなので、マユとは比較的気が合います。
放置するとちょっとマズい魔獣です。
ヴァンクは本編に登場しているので短めですね。裏話も特に……ヴァンクと言えば、クリスか。
最初は、クリスがどうしてこういう行動に至ったのか、というその背景をエドウィン家の事情と共に書いてたんですけど、あまりにも長くなったので全カットしました。
「脇役の説明、こんなに要らないでしょ」( ̄- ̄;)
と我に返ったので。
そしてここにも特に掲載しません……。だって暗いんだもの。
さて、リプレ。
ヴァンクのところへ行った後にそのまま寄ってみた、ということで時間としては繋がっていますね。
八体の魔獣の中では一番ランクが低いリプレ。
まぁ、棲んでいる場所もリンドブロムからは離れていますし、自分から前に出るタイプじゃないので、本編では最初から出る予定のなかった魔獣です。
そしてマユがついにやらかす……。( ̄▽ ̄;)
王獣に認められ、各魔獣を訪問するうちにそっち系の才能が開花してるんですね。アブナイ、アブナイ。
結果、ガンボ編ではバッテンマスクをつけられてしまった、という。
ところで、バッテンマスクって意味が分かりましたかね?
wikiやピクシブ事典にも載ってるので、大丈夫かな? 知らなーいという人はググってみてくださいね。
そして、ミーア編で主に語られていたサルサですけど。
プロットを作ったときはもう少し魔物らしい魔物を想定していたんですけど、ミーア編を書き進めるうちに自然と変わっていった魔物ですね。
プロットから大きく筋書きはズレてないんですけど、その内容といいますかミーアとの関係性はかなり変わりました。
こういうこと、わりとあります。
実際にその世界の中で他のキャラと関わらせ、動かしてみると変わっていくんですよね。
まぁ、だから、書きながら連載は私には無理なんだけど。φ( ̄▽ ̄;)
後日談はもう本編を書き終えたあとなので、キャラが確定してるからいいんですけどね。
こんなところかなー?
後日談の最終話、なにとぞよろしゅう……。m(_ _)m




