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アレンジ特訓 4回目 3

「先輩! 平気ですよ。私もアレンジ料理を作る気持ちが強いですからやりましょう」

 私のやる気に呼応してくれたのか先輩もそれなら始めるわよと『インスタントラーメン』の袋を開けた。1袋手渡される私。


 私がまず作る予定のアレンジラーメンは楽なので、しばらくは真奈先輩の作る料理から創作料理のヒントを得るのが可能かなと見つめていた。うん、最初は生ラーメンのように味噌スープと調味料を入れているみたい。でもその後がとても新鮮に思えた。


 その調味料は酢とかつお粉小さじ1ずつなどで風味付け、味わいを変化させようというのか砂糖と食べるラー油(!)小さじ半分、それと黒ゴマをかけるというもの。あまりスープに使われそうにない調味料などが多い未知なスープが私の好奇心をそそる。

 続けてそのスープにラーメンを、からめやすそうなやわらかさにまで入れてほぐしていく。別の小さなフライパンでひき肉にしっかり火を通して最後に合わせる感じっぽいな、美味しそう。


 先輩の料理技術を盗もうとしながらも私だって何もしていなかったわけじゃないよ。温めたフライパンでいつの間にやら目玉焼きをちょうど良い火加減で作り終えていたんだから。


「フライパンに少なめの水(100mlミリリットル)を入れて加熱しながらほぐしていくんですよ」

 ほぐれたと思ったらスープの具を半分くらい入れてね。全部入れちゃうと味が濃くなっちゃうから! って私は誰に解説しているんだかと自身にツッコミを入れた。


「有音ちゃん? これから仕上げするけどキリは良いかしら」

 私は麺を皿に盛りつけて、目玉焼きを麺の上に乗せてから先輩の仕上げを確認する。

丼にひき肉を入れて真奈先輩がスープベースと混ぜ合わせている。ひき肉とスープベースが引きあわせているかのような感覚……という事はそれだけあのひき肉は! それにスライサーでネギを散らして好みの量のごま油。それを熱いお湯で溶かすと……!! こんなつけ麺見たことないかも。


「すいません、先輩。私の焼きラーメンに合わす具材はこれから火を通さなきゃなんです。強火でさっと終わらせますね」

 ごま油大さじ1杯とスライスしたしょうがの香りがしてきたので洗って水切りしておいたミックス野菜に水300mlミリリットル程度加えて一気に火を通していく。野菜に火が通ったらいりゴマと片栗粉を目分量(少なめ)で加えた。

「さっきミックス野菜を火に通す直前に鶏肉も加えたと言い忘れていました。好みの肉を入れるというのも合うんですよこれ」



 改めて確認しますが、番外編なので他作品より少し文字数少なめです。

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