アレンジ特訓 16回目 4.
調理室
調理道具と材料を用意したので作り始めている。白菜はざく切り。フタ付きの小鍋に白菜の固い部分、葉、ツナの順に重ねて入れる。それへめんつゆ大さじ2と水大さじ2、更にブラックペッパーを少々。フタをして弱火にかけ、白菜がしんなりするまで蒸し煮。全体を混ぜ合わせて味見、味が薄いと感じたら塩で調節すると良い。
「はい、どうぞ」
「お疲れ様。私も作っていたんだけどツナがかぶっちゃったわ。あまり気にせずにね」
真奈先輩が作ったのはアスパラの和えもの。作り方を説明してもらった。
アスパラ菜を熱湯でゆでる。冷水にさらして軽くしぼってから3センチ位に切る。それを深皿に置く、ツナ缶をオイルごと。ポン酢大さじ1とマヨネーズ大さじ2程度入れて混ぜれば完成だ。
「もう一品続けるわ」
大根を400グラム程度千切り、にんじんを1本程度千切りする所から調理開始。フライパンに少量の油を引いてにんじんを1分くらい炒め、大根も追加してしんなりするまで炒める。
「野菜の上にたらこを混ぜ加えるの」
たらこ1つ(約100グラム)をほぐして入れるみたいである。料理酒、みりん、しょう油を各大さじ1で味付けするそうだ。味付け後にもう少し火を通す様でフタをして3分加熱、かき混ぜつつ更に5分加熱だとか。ラストに砂糖少々。しんなり好みの固さで食べて良いらしい。
「今度は僕が作り始めるよ」
風良先輩の調理動作を見たい私は近くに見に行く。作るのはきのことほうれん草を使ったレシピらしい。そして今、聞いた話によるときのこの種類は好みで良いんだって。一般家庭が良く使うキノコならハズレなし(えのき、しめじ、しいたけ他)まず行う動作はだしを沸騰させて、薄口しょう油とみりん、料理酒を各大さじ1をナベの中へ。塩を少々入れておこう。
別の鍋に湯を沸かして、小さめに切ったキノコをさっと茹でる。キノコを茹で終えたお湯に少々塩を加えてほうれん草も茹でよう。
「最初に作ったのは保存液だったりするんだよ。これで仕上げって所」
ゆでたキノコを保存液(だし汁)に浸す。4センチ位に切ったほうれん草も。
・食べる時にゆずの千切りをのせる
・冷蔵庫で5日程度 保存可能




