以前、九藤が耽美コンテストなるものを開催したことがありました。
その際、最優秀作品として選ばせていただいたのが、につき(蠍座の黒猫)さんの『夢鏡』です。
いわゆる遊郭。苦界に身を置く女性の身の上を綴った絢爛たる詩です。
まさに耽美の一言に尽きます。

『あわいに揺れる』
夢か現か幻か。生きるか死ぬか日々を紡ぐ。この詩の主人公は最後、死を選ぶそうです。生きながらにして死んでいるのかもしれません。
詩に登場する色の賑やかさと言ったらありません。白黒、赤、青、緑。金銀、虹色。
美しい言葉の羅列を見ているだけで、くらくらと眩暈がしてきそうです。
酩酊の心地が貴方を待っています。