『あい』を失った女。そう聞いて、どんな物語を連想するでしょう?
この掌編集はルールがあり、サブタイトルで『』をつけた文字を文章から抜かすというものです。
第十九話以降は、特定の部首を含む漢字の使用不可となっています。
石川翠さん作『『あい』を失った女』。

『滔々と』
滔々と流れる川のように心地好い文章。繊細で鋭く、かつ情緒があります。
一話一話が短いこともあり、読むのに苦になりません。ルビをたくさん振ってあるので、漢字の読みに困ることもないでしょう。
とめどなく溢れる物語の泉。
幸福の文字列が貴方を待っています。