表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2135/2176

 ちゃれんじゃー ご

挿絵(By みてみん)


 ドッゴーーーーーーーーーーン!


 うぉ、なんとか着地できた。スタート地点の家の前の広場だ。上手く蹴る角度を調節して道から曲がり、ポータルを出して掴んで破壊してを繰り返してなんとか足から着地できた。埋まった両足を交互に引き抜く。


「おいっ! なんで空からやって来たんだ? レースじゃなかったのか?」


 リナが駆け寄ってくる。


「早く行って帰ってくれば良かったんだろ? 飛ぶなってルールは無かったと思うが?」


「それはそうだが、相手が走ってるから、お前も走るのが当たり前だろ。飛んでるの見てても面白くないだろ」


 面白くないが本音だろう。確かに馬車をすり抜けるのはハラハラドキドキだった。やっぱ見てたのか。家から白い幕が下がっていて、今もリナと話してる僕が映っている。便利だな。この魔道具、もっと他に有益な使い道あるんじゃないか?


「そうだ! 今のレースは無効だっ!」


 群衆をかき分けてバイク男が現れる。肩を押さえて足を引きずってる。あ、あいつも止まる方法考えてなかったのか。おバカだな。ジェニファーはどうしたんだ? どうでもいいけど、あいつも名乗ってたと思うけど、ジェニファーしか覚えてない。


「何いってやがる。お前だって飛んでたじゃねーか」


「それは、お前が飛んでたからだ」


 けど、それで勝ったなら、自分の勝ちを主張したことだろう。なんとも言えないな。


「それより、相方はどうした?」


「相方? ジェニファーの事か? まだ飛んでる」


 はぁ? て事は、あれ、ブレーキついてないのか? 最悪だな。コイツは驀進するジェニファーから飛び降りて来たって事か。


「信じられない奴だな。お前、大丈夫か? それにさー、ブーストかバーストか知らねーが、女の子の形したものが、お尻から火を出すって最悪だろ」


「おい、ザップ、何言ってるんだ。お尻から火を出す? そんな下品な事言ってたら、いつものようにマイにお仕置きされるぞ」


 ん、何言ってんだリナ?


「はぁー? お前、大丈夫か? そんなジェニファーのお尻から火を出す訳ねーだろ。変態なのか?」


 バイク男まで絡んでくる。何言ってるんだ?


「お前だってよく見てただろ。ジェニファーの後ろでバーストしてただろ」


 ん、そうだ。ずっと後ろから見てたからお尻から出てるようにしか見えなかった。


「ザップ。お前の心が汚いからそう見えたんだろ」


「お前、いっつもそんな事考えててるのか? お尻からガスを出して爆発させるとか変態だろ。そもそも、そんな事したらジェニファーのパンツが燃えて悲惨な事になるわ」


 ぐぅうううっ。確かにその通りだ。リナが言う通り僕の心が汚いのか? そう、パンツが燃えてないのはおかしいと思った。けど、凄いパンツだと思ってたんだよ。リナのビキニみたいに。

 今さらながら気付いたんですけど、表紙のマイちゃんとアンちゃんの瞳がヤバいです。近くで見ると、本当に宝石みたいです。鍋島先生、凄すぎる……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
 下から集英社のオフィシャルサイトに移動できます。よろしくお願いします。
最強の荷物持ちの追放からはじまるハーレムライフ ~
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ