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42・変なところで小心だなこの女神

( ・ω・)そういえばこの作品を書いている間に、

他5作品くらいが連載完結している(白目)


日本・とある都心のマンションの一室―――


黒髪セミロングの、やや目付きの悪い少女が

カーペットに寝ころび……

その横で銀髪の美少年が正座していた。


「今さらですが何やっているんですか?

 フィオナ様」


「あ~……

 ちょっとねぇ~……


 この前ママとパパの馴れ初めシリーズが

 ようやく終わったから、ちょっと体が

 ダレてねぇ~……」


ぐにゃぐにゃと体を動かす女神に、従僕の

ナヴィ(人間Ver)は呆れながら、


「まあほとんどこの作品も二重の意味で

 終わっていましゅけど、400話の大台までは

 やる予定らしいでしゅので―――

 少しはシャキッとしてくだしゃい」


「ホントにもーあの作者(ブタ)……

 12章を番外編的な扱いにするのなら、

 きちんと11章で終わらせておきなさい

 っての。


 おかげでこうやってグダグダと続くはめに

 なっちゃってもー」


ぐねぐねと奇妙な方向に関節を曲げる

フィオナの足をナヴィはつかみ、


「だかりゃいい加減にしてくだしゃい。

 貴女の信仰地域、フラールはどうして

 いるんでしゅか?」


「あー、だってもうあの国どころか、

 世界の脅威は取り除かれたんだし―――

 これと言って、ねえ。


 だからもうアタシは、ラブラブちゅっちゅ♪

 な生活を送ってもいいと思う訳ですよ」


それを聞いた従僕はフー、と息を吐いて、


「まあ大まかなイベントらしいイベントは、

 もう全部終わっていましゅからね。

 後はたたみ方というか後始末というか」


「ま、ここでぐだっていても仕方が無いし。

 それじゃそろそろ、本編スタートしましょう」




│ ■フラール国・ビューワー家館 │




「お久しぶりです、フィオナ様」


「直々に来られるとは、いったいどのような

 ご用件で」


年齢より十才は若く見える、ホワイトシルバーの

短髪をした青年伯爵と、


真っ赤なロングヘアーをなびかせた、

伯爵夫人が対応する。


「あ、おかまいなく。

 別にまた問題が発生したとか、

 そういうんじゃないんで」


そう答えるフィオナは、グリーンの瞳と

短髪の夫、アルプの隣りに、


そしてもう一方、アルプの反対側には、

銀のロングウェーブの髪を持つ、もう一人の

妻が座る。


「フィオナ様の言われる通り、今回は

 再確認といいますか」


「マルゴットさんに預けてあった、

 『黄金の果実』がありましたよね?


 あれ、今どうなっているのかなって」


するとビューワー伯爵とその妻は、いったん

顔を見合わせた後、


「確かあれは、グラノーラ家の屋敷で保管して

 いるのではありませんか?」


「はい!

 家宝にしておりましたが、もし返却せよと

 おっしゃられるのであれば今すぐ」


二人の発言に慌ててフィオナは首を横に振って、


「あ、いえ!

 そういう事じゃないんです。


 メイさんの言う通り、再確認というか……

 改めて保管を正式にお願いしようかと思って

 来ただけですから」


女神の答えに、伯爵夫妻はうなずく。


「そうですか―――

 しかし、正式に保管と言われますと」


「フィオナ様のお名前も威光も、今はすでに

 この大陸全土に知れ渡っておられますが、


 いっそ『フラールバクシア』王家に献上して、

 国の象徴として飾って頂くというのも」


持ち上げられて気分が良くなったフィオナだが、

すぐに真顔に戻り、


「う~ん……

 でもアタシは『果樹の豊穣を司る女神』

 なんですよ。


 グレイン国のような農業国ならともかく、

 そんなたいした扱いを受けるような事は」


すると彼女以外の全員が首を左右に振って、


「そんな事はありません!!」


「謙遜も過ぎると嫌味ですよフィオナ様」


アルプとメイがまず反発し、


「今やフィオナ様のお名前は、序列上位国

 どころか、連合国全てに(とどろ)いておりますれば」


「あ!

 それじゃ私も結婚した事ですし、いっそ

 伯爵様のお屋敷に飾っても―――」


と、わちゃわちゃといろいろな意見が出てきた

ところで、


「ちょ、ちょっと待ってくださいね。

 こっちでも考えをまとめますから……」


いったん話を中断させて、


「(いやーでもこれどうしますかね。

 アタシとしては、引き続きマルゴットさんの

 ところで預かってもらえれば良かったんです

 けどねえ。


 ここは1つ―――

 リアルタイムだと3ヶ月以上放置していた、

 あの連中に頼んでみますか!


 そう、『アンカー』に……!)」


そうしてフィオナは意識を集中し―――

地球にあるPCと繋がった。




【 ん? 誰か来たようだぞ 】


【 どちら様? ここ初心者はちょっと 】


【 あれ? そういえばこの小説のタイトルって

 何だったっけ? 】



三か月以上出番が無かった彼らは、

冷ややかな反応を女神に示し、


「しっ仕方ないでしょーが!

 この前あなたたちが指定した、パパとママの

 馴れ初め話が異様に長かったんですよ!」



【 まあ前回は半年以上放置されたしな 】


【 覚えていただけで御の字か 】


【 んで? 今回は何の用で? 】



放置される事にすっかり慣れた感のある

彼らは、さっそくフィオナに問い質す。



「えっとですねぇ~……

 ほ、ほら、アタシがかつて黄金の果実を

 生み出した事があったじゃないですか。


 今はマルゴットさんのお屋敷で家宝として

 飾ってもらっているんですけど、アレを

 どうしようかなーって思って」



【 そういやそんなのあったな 】


【 そのままじゃダメなのか? 】



「いやその、今、王族に献上しようとか

 大げさな話になっちゃっているんですよ。


 でもアタシは『果樹の豊穣を司る女神』

 ですし、そんな神様がそこまで崇められて

 いいのかっていうと」



【 変なところで小心だなこの女神…… 】


【 要するに(まつ)り方とかそういうものか? 】


【 でもまぁご神体みたいに考えられて

 いそうだし、扱いにゃ神経使うかもな 】



『アンカー』たちは口々に感想を言い合い、



「まあ、扱いに困っているのは確かなので―――


 それでは超久しぶりに『アンカー』って

 みますよ。


 『アンカー』は今のスレで700!

 聞きたい事は、黄金の果実の今後の

 取り扱い方法で……!


 ―――さあ、アタシを導き給え……!!」



>>700


【 アルプの果樹園があるだろ?

 あそこにお(やしろ)でも作って(まつ)れ 】



フィオナはその答えをもらった後、意識を

フラール国・ビューワー家館へと戻した。




カシャ☆




―――女神フィオナ信者数:現在10,043名―――



( ・ω・)最後まで読んでくださり

ありがとうございます!

基本、土曜日の午前1時更新です。

休日のお供にどうぞ。


みなさまのブックマーク・評価・感想を

お待ちしております。

それが何よりのモチベーションアップとなります。


(;・∀・)カクヨムでも書いています。

こちらもよろしくお願いします。


【女性冒険者パーティーの愛玩少年記】【完結】

https://kakuyomu.jp/works/16818093088339442288


ネオページ【バク無双】【完結】

https://m.neopage.com/book/31172730325901900


【ゲーセンダンジョン繁盛記】【完結】

https://kakuyomu.jp/works/16817330649291247894


【指】【完結】

https://kakuyomu.jp/works/16817330662111746914


【かみつかれた】【完結】

https://kakuyomu.jp/works/16818093073692218686


【ロートルの妖怪同伴世渡り記】【完結】

https://kakuyomu.jp/works/16817330666162544958

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