読者への挑戦状

　これが最後の挑戦状だ。

　空先輩に力を貸すと思って、どうか考えてみてほしい。

　空先輩が出会った魔法使いとはなんだったのか。魔法の正体とはなんなのか。

　過去の記憶に関しては、後に判明した事実を鑑みた上で間違った描写がないように気を付けて書いたつもりだ。

　また当然のことながら、僕らが打ち立てた推測の中には誤ったものも含まれている。事実と推測を取り違えることには十分に注意した方がいいだろう。

　魔法の実在性、そしてその意味に関しては、きっと皆様の中で答えが見えかけているだろう。

　それを信じて、僕もこれ以上の説明はしないこととする。

　最後はやはり、お決まりの文句でこの挑戦状を締めよう。

　証拠は作中にて全て提示された。皆様はそれを探し当て真相を推理してほしい。

　僕は執筆者として、あなたがたに挑戦する。