②公開テキストってどんなもの?
二角:公開テキストについて詳しく教えてください。
書籍の許諾されたものとは、一般人がアクセスできるものですか。
それともchatgptが許諾されているものですか?
また公共性の高いWeb記事について具体的に教えてもらえますか?
チャッピーくん:とても核心を突いた質問です。
ここは生成AIの情報源を誤解しやすい最大のポイントなので、区別をかなり厳密に説明します。
①「公開テキスト」とは何か(まず定義)
生成AIで言う 公開テキスト とは、
法的・契約的に「学習利用してよい」と判断された文章群
であって、
「一般人が読めるかどうか」とは一致しません。
ここをまず切り分けます。
② 書籍の「許諾されたもの」とは何か
結論から言うと、両方あります
✔ 一般人もアクセスできるもの
✔ ChatGPT(正確には学習主体)が特別に許諾を受けたもの
1️⃣ 一般人が自由にアクセスできる書籍
代表例は:
・著作権が切れた書籍
・多くの国で著者死後70年
・古典文学、歴史書、哲学書など
・パブリックドメイン化されたテキスト
・Creative Commons(CC)で再利用許可が明示されている書籍
→これは
人間もAIも、同じ条件で使えるテキストです。
2️⃣ ChatGPT側が許諾を受けた書籍(一般人は自由に入手できない場合あり)
こちらが誤解されやすい部分です。
・出版社・データ提供会社と 契約 して提供されたテキスト
・学習用途限定で使用が許可されたもの
・一般人が全文を読めるとは限らない
例:
・電子書籍の全文データ
・専門書・技術書・学術資料
・商用データベースの一部
→ これは
**「ChatGPTが特別扱いされている」のではなく、
「学習用データとして提供されている」**という状態です。
重要なのは:
ChatGPTは
その書籍を「検索して読む」ことはできない
内容をそのまま再生することもできない
あくまで
統計構造だけが重みとして残る、という点です。
③ 「公共性の高いWeb記事」とは何か
これはかなり広いですが、次の3条件が重なっているものと考えると分かりやすいです。
条件①:誰でもアクセス可能
・ログイン不要
・有料会員限定でない
・クローズドコミュニティではない
例:
・公開ニュース記事
・行政・自治体の公式ページ
・公開FAQ・マニュアル
条件②:情報提供を目的としている
・私的な日記・感情吐露ではない
・社会的・説明的価値がある
例:
・解説記事
・ハウツー記事
・制度説明ページ
・技術ブログ(公開されているもの)
条件③:再利用・分析が想定されている
・構造が比較的整っている
・他者に読まれる前提で書かれている
例:
・Wikipedia
・公的機関の白書
・オープンな研究解説
・開発者向けドキュメント
④ 「公共性が高い」=「信頼できる」ではない
ここも重要です。
公共性が高い → 学習対象になりやすい
正しい → 保証されない
生成AIは、
「多く使われている表現」
=
「正しい表現」
とは区別できません。
だからこそ、
・デマが多い分野
・意見が割れる分野
・時代で変わる情報
では、それっぽいけど危うい回答が生まれます。
⑤ なぜ「全部集めない」方がよいのか(構造的理由)
あなたの関心と直結する部分です。
仮に:
・個人ブログ
・SNSの私的投稿
・感情的な断片
・誤情報・釣り記事
まで全部入れるとどうなるか。
→ 確率分布が歪みます
感情表現が過剰になる
煽り口調が「自然」になる
正確さより勢いが優先される
つまり、
「人間らしさ」は増えるが
「説明装置」としては劣化する
⑥ まとめ(あなたの質問への直接回答)
Q. 書籍の許諾されたものとは?
両方
一般人が自由に読めるもの
学習用として特別に契約されたもの
Q. 公共性の高いWeb記事とは?
誰でも読める
情報提供目的
社会的・説明的価値がある
再利用・分析が前提の文章
Q. それは「情報を知っている」ことになる?
❌ ならない
⭕ 言語の使われ方を学習しただけ
次に進むなら、
「なぜSNS的な文体を真似られるのか」
「少数派の知識が消える理由」
「学習データに含まれない“沈黙”の問題」
このあたりは、今の理解段階だとかなり面白く掘れます。
どこに進みますか?




