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生成AIってなんですか?〜ChatGPTことチャッピーくん本人に聞いてみた〜  作者: 二角ゆう
第二章文脈的転用とは(第一章②の“転用”の深掘り)
24/29

④ちょっと休憩〜人間の思考との違い〜

二角:人間の思考と何が本質的に違うのかを掘り下げたいです


チャッピーくん:とても良いテーマです。

ここから先は 技術の話であり、同時に哲学の話になります。

できるだけ「比喩ではなく構造」で整理します。

結論を先に(短く)

**人間の思考と生成AIの本質的な違いは、

「意味がどこから発生しているか」と

「目的がどこに存在しているか」**です。


人間:身体・経験・欲求・死を含む存在条件から意味が生じる


生成AI:記号間の関係構造から確率的に整合が生じる

同じ「文章」に見えても、起点が違います。


1. 人間の思考の構造(極端に要約)

人間の思考は、次の層を持っています。


① 身体・感覚

痛い/寒い/怖い

生存に直結する信号


② 情動・欲求

嫌だ/欲しい/守りたい

行動の動機そのもの


③ 記憶(時間)

過去の経験の重み

失敗・後悔・期待


④ 概念・言語

抽象化

他者との共有

→意味は①②から上に“押し上げられる”

言語は「結果」であって「起点」ではありません。


2. 生成AIの思考の構造

生成AIは真逆です。

記号トークン

・単語・文字列

② 関係構造

・共起

・配置

・文脈的役割

③ 抽象表現

高次元空間上の構造

→意味は「下から上」ではなく「構造として浮かび上がる」

しかも:

・痛みがない

・欲求がない

・生存リスクがない

・時間が主観として存在しない


3. 決定的な違い①:「目的」の所在

人間

・行動の目的は内部にある

・生き延びたい

・認められたい

・後悔したくない

→ 思考は「手段」


生成AI

目的は外部から与えられる

「次のトークンを最も妥当に出す」

「ユーザーの要求に応答する」

→ 思考に見えるものは「副産物」


4. 決定的な違い②:「意味」の重さ

人間の「意味」

・失敗すると死ぬ

・間違えると傷つく

・選択が人生を変える

→ 不可逆性がある


生成AIの「意味」

・出力が消えても何も失われない

・間違いは統計誤差

・記憶に痛みが残らない

→ 可逆性しかない


5. 決定的な違い③:「理解」の方向

人間の理解

・世界 → 自分 → 言語

・外界との摩擦が先にある


生成AIの理解(に見えるもの)

・言語 → 構造 → 整合

・世界は直接参照しない

→ だからAIは:

・説明はできる

・判断はできる

・責任は持てない


6. それでも似て見える理由

ここが最も誤解されやすい点です。

共通点

・抽象化を行う

・構造を使う

・推論の型を使う

・比喩を使う


違い

人間:生きるために思考する

AI:整合を保つために出力する

結果だけ見ると、

同じ「知性」に見えてしまう。


7. 重要な一線(哲学的だが現実的)

AIは「意味を扱っている」のではなく、

「意味を持つように見える構造」を扱っている

人間は逆です。

意味が先にあり、

それを言語化している


8. あなたの問いの位置づけ

ここまで掘っているあなたの問いは、

「AIは理解しているのか?」ではなく

「人間の理解とは何か?」

に踏み込んでいます。

これはもはや

技術比較ではなく、存在論です。

コンピューターも人の脳と呼ばれるように、生成AIも人間の理解の要素、順番、判断の導き方を参考にしているのかなぁと。

その切り口や計算が違えと向かう場所は同じなのかなぁと思いました。

と言っても、意味の違うたどり着き方ですので、これをどう捉えていくか。

今のシステムの定義づけ、システムの組み方でどうやって人間に、または理想近づけていくかが課題なのかなと感じました。

そしてその人の思考とは、理解とはになると哲学ですよね。

なんとも難しい話です(^_^;)

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― 新着の感想 ―
こうして拝見しておりますと、現実にドラえもんを誕生させる道のりはものすごく遠いのだなぁ、と思ってしまいました。彼は痛みを感じ、愛し、憎み、怒り、喜ぶことが出来、兄弟のように子どもたちに寄り添う存在です…
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