第五一話 論功行賞
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▽一五七〇年五月、澄隆(十五歳)鳥羽湾
鳥羽湾の広大な眺めを一目で見渡せる丘の上。
そこには、新しく作った立派な墓苑がある。
ここは、嘉隆達との海戦の後に、戦死した家臣達の霊を慰め、鎮めるために作った場所だ。
俺は、此処に定期的に通っているが、今日はある目的があって、小太郎を連れてきた。
今日は、雲一つなく日は燦々と地面を照りつけ、この時期にしては汗ばむ程の陽気だ。
丘から見える海原はどこまでも鮮やかな青い色彩を放っていた。
俺は、お墓に向かって手を合わせた後、俺のうしろに控える小太郎に声をかけた。
「小太郎……。改めて礼を言わせてくれ。小太郎達が信長を討伐してくれたおかげで、九鬼家が生き残った。感謝しているぞ。そして、死んだ者達への冥福も心から祈る……」
「ホホホ、お気になさらず。成すべきことを成したまで。死ぬのも務めでございます……」
小太郎は、平然と答える。
俺は、小太郎の面から微かに見える青い眼を覗き込みながら、声をかける。
「小太郎、この墓苑にある合同墓碑に、これまでの戦で死んだ家臣たちの名前を彫刻することにした……。小太郎たちも大事な家臣だ。ここに、今回の信長討伐で亡くなった小太郎の配下の者達、全員の名前を入れることにするぞ。……これは命令だ」
チート武将である信長討伐の時、風魔一族も相当の人数が亡くなったはずだが、俺がいくら聞いても、小太郎は、はぐらかして教えてくれない。
なので、俺は、少し強引だとは思ったが、ここに連れてきて、戦死した風魔一族の者たちの名前を墓碑に彫刻することを伝えることにした。
光俊と世鬼政定にも後で伝える予定だ。
小太郎はしばらく固まって動かない。
ん?
いつも、すぐに受け答えするのに珍しいな。
「大事な家臣……ですか……」
小太郎の声は、小さ過ぎて良く聞き取れなかった。
「小太郎、どうした?」
俺が小太郎を見守っていると、小太郎はささやくように呟いた。
「澄隆様は、本当に不思議な方ですな……」
何か言おうと思ったが、俺の言動で、相手が固まることが多いのも事実なので、何も言い返せない。
急に、俺の前に膝をつく小太郎。
深々と頭を垂れる。
「澄隆様……。澄隆様のご命令とあれば、風魔一族は何でも従いましょう」
は、はい?
いつも従ってくれて、有り難いと思っているぞ。
俺は、何だか凄く落ち着かない気分になったので、小太郎をすぐに立ち上がらせた。
「よ、よし、分かってくれて何よりだ。では、戦死者の名前は、宗政に伝えてくれ。さあ、城に戻るぞ。これから評定だ」
「ホホホ……畏まりました」
小太郎は、面をつけているから、表情は分からないが、笑い声がいつもより湿っぽく感じた……。
……後日、光俊と政定に同じ話をすると、光俊は目に涙をためて何度も頷き、政定は珍しく動揺した声で『変わった方ですナ……』と失礼なことを言っていた。
▽
俺が、鳥羽城の評定部屋に入ると、既に主だった家臣達全員が集まっていた。
すまん、少し、待たせたかな。
俺は、評定部屋の上座に座り、平伏している家臣達を眺める。
南伊勢を取って、初めての評定だ。
新たに家臣となった北畠家の旧臣たちにも参加してもらった。
まず、論功行賞だ。
手柄を立てた家臣たちには、その手柄に応じて、給金を増やし、ボーナスを出すことにする。
それ以外にも、感状を与える。
感状は、仮に九鬼家が滅ぼされて、他家に再就職することになっても、アピールポイントとして使えるらしい。
好き好んで滅ぼされる気はないが、皆のためになるなら積極的に感状を出していこう。
そして、今回の勲功第一位だが、一番活躍した島左近にした。
「左近! 前に出てきてくれ」
「ははっ!」
歌舞伎役者のような堂々とした歩き方で前に出てきた左近。
左近には、給金を倍増する他に、ボーナスとして報奨金を片手分出すと伝えた。
指を五本分ということだ。
「なんと、五十貫も!?」
左近が驚いた声を出した。
「ん? いいや、五百貫だ」
五百貫(五千万だね!)の銭が入った大きな麻袋を左近にドンと渡したところ、左近は固まっている。
左近には珍しく、心から驚いたような顔を見せた。
左近は、九鬼家の主力として、これまで大活躍の働きをしてくれた。
織田家と戦う前に、左近を家臣にできたのは幸運だった。
五百貫のボーナスは妥当な金額だろう。
他の家臣たちは、大きな麻袋を見て、口をあんぐり開けて驚いている。
特に、北畠家の旧臣たちには衝撃的だったみたいで、ざわつきが止まらない。
莫大なボーナス金額、それも銭での支給に驚いたようだ。
俺は、しっかり頑張った分は、報いるぞ。
俺の鑑定機能では、皆の忠誠心が分からない。
陰にこもったり、裏切りをされるよりは、派手に褒美を出して、良好な関係を築いた方が良い。
それと、俺の基本方針だが、頑張った分は、できるだけ、領地を与えるのではなく、給金を増やすことで、皆に報いていきたいと考えている。
兵農分離を家臣にも徹底したい。
また、この時代、家臣の給金を決める時、その人の家柄や血筋、先祖代々からの家臣であるかなどを重視するのが普通だった。
だが、九鬼家は、基本、実力主義のスタンスにしようと考えている。
まあ、もちろん、実力だけでなく、これまでの忠義や人柄は考慮するが。
そして、家臣の家族の生活を守るために、これまでに戦死した者たちには、遺族に手当て金を出すこと、遺族の中に仕官したい者がいれば、優先的に召し抱えることを伝えた。
あと、風魔一族にも、信長を討った報奨として、内々に十分な金額の銭、澄み酒、干しシイタケ等を渡すことにしている。
波切城で見つけた短刀・無銘 波平(陸等級)も小太郎に褒美で渡すことにした。
小太郎は最初、墓碑への彫刻で十分と固辞したが、風魔一族は俺の命令に従い、信長を討つために命を懸けたのだ。
俺は小太郎達に報いたかったので、強引に褒美を押し付けた。
さて、続いては、城主の人事だ。
「今回、南伊勢を取ることができたが、織田家は強大だ。また攻めてくるのは必定」
俺は家臣たちの顔を見渡す。
皆、顔を引き締めて、俺の話を聞いている。
織田家の力を家臣たちも分かっているのだろう。
「そうなれば、織田領に近い大河内城は最前線となる。ここは、渡辺勘兵衛に防衛を任せたい。受けてくれるな」
「おおっ! 任せとけっ」
勘兵衛が頷きながら、両手を勢いよく合わせると、パァンと良い音が響いた。
勘兵衛に事前に相談したら、俺の側にいたい、城持ちなんて無理だと駄々をこねたが、久し振りに手を握って、期待していると頼み込んだら、顔を真っ赤にして、受け入れてくれた。
頬を染めた恋する乙女のような熱のこもった視線を俺に向けながら、任せとけと言う勘兵衛。
その視線を感じると、俺は背中がゾクゾクする。
本能が逃げろと訴えている気がするが、そういう訳にもいかず、俺は、勘兵衛に満足そうに頷いて見せた。
大河内城は、城の東に阪内川、北に矢津川がある河川交通の要衝地で、織田家侵攻の防波堤にもなる最重要な城だ。
大河内城が落とされたら、九鬼家領内に織田家の軍勢が雪崩れ込むことになる。
正直、この城があるとないとでは、これからの戦略に大きな差が出てくる。
それほどの大事な城だ。
勘兵衛は、三砦亀籠大作戦の時も上手く、門の一つを守りきったし、苦手と言っていた兵の指揮も出来るようになってきた。
織田家を押さえる役としては、適任だと思う。
勘兵衛には、伴三兄弟を配下としてつけることにした。
大河内城で、城兵の訓練のインストラクターを頑張ってもらおう。
本当は、政巧者の高い部下も勘兵衛につけたかったが、領地が増えて内政を担当する人材が全然足りない。
織田領に近い大河内城は、領地開発は諦め、防衛のみに特化することにする。
次に、新しく家臣となった井上専正と芝山秀時の方を向く。
「南伊勢を治めるためには、まずは疲弊した領民たちの保護が大事だ。専正と秀時には、宗政の指示のもと、各村の復興に力を注いでほしい。頼んだぞ」
二人は、背筋を伸ばし口を開いた。
「「ははっ! 承知仕りました」」
南伊勢のことを一番よく知っていて、地元の名士でもある専正と秀時に、南伊勢の復興をお願いすることにした。
ただ、監督は宗政だ。
降伏したばかりの家臣に、大きな権限を与えるのは、正直、謀反の恐れもあるし不安だ。
ただ、膨れ上がった領地を上手く統治するには、他に手が思いつかなかった。
宗政に監督させながら、風魔一族や世鬼一族にも南伊勢の監視を頼もう。
あと、小姓のうち、左近の変態訓練を乗り切った、おにぎり小西、とんがり三成、クール吉継と不良五助にも、これから軍に入るよう通達した。
有能な家臣はまだまだ足りない。
軍に入って、さらにブラックに鍛えられてほしい。
次に、叔父の九鬼光隆の件だ。
これまで光隆叔父は、大和国の興福寺に仏門として入っていた。
光隆の幼馴染だった近郷が、興福寺に行って、俺の家臣になるように頼み込んだところ、何とか承知してくれた。
「皆、俺の叔父の光隆だ。これからは、俺の家臣として働いてもらう。まずは、俺の側で働いてほしい。光隆、よろしく頼む」
「澄隆様、家臣として働かせて頂きます。皆様方、よろしくお願い致します」
深々と平伏する光隆叔父に、俺は頷く。
光隆叔父には、事前に家臣として扱うことを承知してもらっている。
その際、握手で能力を確認すると、なかなかの数値だった。
武適性のうち、歩士術と策士術は陸。
軍を率いる潜在能力があるはずだ。
【ステータス機能】
[名前:九鬼光隆]
[年齢:42]
[状態:良好]
[職種:歩侍]
[称号:無し]
[戦巧者:19(48迄)]
[政巧者:35(59迄)]
[稀代者:伍]
[風雲氣:壱]
[天運氣:伍]
~武適正~
歩士術:陸
騎士術:伍
弓士術:壱
銃士術:壱
船士術:参
築士術:壱
策士術:陸
忍士術:壱
〜装備〜
主武器:無し
副武器:無し
頭:無し
顔:無し
胴:絹の小袖(参等級)
腕:無し
腰:絹の袴(参等級)
脚:絹の足袋(参等級)
騎乗:無し
其他:無し
光隆叔父と話すと、見た目は猛禽のような怖い顔だが、話し方は穏やかで、温厚な性格みたいだ。
それに話をしていても、盆栽を弄るのが趣味と言うし、野心を全くといっていい程感じない。
風雲氣は壱だし、下剋上を狙う野心はないのだろう。
能力があって、信頼できる血縁者は貴重だ。
様子を見て、しっかり成果を出せたら、重用しよう。
最後に、北畠家の旧臣たちに、今後も常備兵を増やし、鍛えていく方針を伝える。
俺は、評定に来た全員を見ながら、これから頼むぞと声をかけた。
北畠家の旧臣たちを含めて、皆、目をギラつかせながら、平伏する。
論功行賞の気前の良さを見て、皆、ヤル気になっているみたいだ。
良かった良かった。
▽
評定が終わって、一息つくと、小太郎が、風魔一族のくノ一の一人に会って頂けないかというお願いに来た。
小太郎曰く、哀の隊に所属していたが、領地の増えた俺を暗殺などから絶対に守るために、俺の護衛兼侍女として俺の側に置いておきたいとのことだ。
俺は、もちろん了解した。
……………………
小太郎と話した翌日。
「霖と申します」
俺の前に、美少女が現れた。
風魔一族がいつもつけている能面を外し、侍女の服装で現れた霖の第一印象だが、顔が異常に整っていてフランス人形みたいだった。
栗色を混ぜたようなフワフワした髪の毛をしていて、濃い青色の目をした北欧顔の美少女。
そして、布の服を押し上げる大きな胸。
それでいて、腰は折れそうなほど細い。
手足もすらっとしていて、品がある。
霖が深々と頭を下げる中、俺も宜しくと伝えることにした。
「澄隆だ。これからよろしく頼む。それにしても綺麗な目だな」
目の色からすると、外国人とのハーフなのかもしれないね。
俺の言葉に驚く仕草を見せる霖。
「澄隆様は、この青色の目が気にならないのですか?」
「ん? 目も、その髪の毛の色も綺麗だと思うぞ」
この時代では、日本人離れした目や髪の毛の色は珍しいのかもしれないが、前世の記憶がある俺にとっては、それほど珍しくはない。
ただ、ここまで綺麗な子はいなかったな。
「氏素性だけでなく、容姿のことも、澄隆様は気になされないのですね。驚きました……。これから誠心誠意、澄隆様のために役目を務めさせて頂きます」
「ああ、頼む」
俺が答えると、霖はイタズラっぽい顔をして『昼でも夜でも、なんでも構わず仰ってください』と微笑みながら頭を下げた。
き、際どい会話だな……。
人形のような容姿だが、風魔一族なんだから、武闘派だよな。
あまり女と意識せず、忍者の一人として接する方が良いか。
それで、いつもと一緒で、挨拶がてら握手はした。
しっとりとしたキメ細かい手だった。
[名前:風魔霖]
[年齢:17]
[状態:良好]
[職種:忍之者]
[称号:無し]
[戦巧者:46(80迄)]
[政巧者:21(39迄)]
[稀代者:捌]
[風雲氣:壱]
[天運氣:漆]
~武適正~
歩士術:捌
騎士術:壱
弓士術:伍
銃士術:壱
船士術:壱
築士術:壱
策士術:伍
忍士術:玖
〜装備〜
主武器:無し
副武器:無し
頭:無し
顔:無し
胴:絹の小袖(参等級)
腕:無し
腰:絹の袴(参等級)
脚:絹の足袋(参等級)
騎乗:無し
其他:無し
うお、戦巧者高っ!
あれ?
名前が風魔霖となっている。
小太郎の血縁者なのかな。
もしかして、小太郎の妹だったりして。
戦巧者の数値が高いのも、小太郎に似ている。
妹なのか確認してみたいが、俺の鑑定機能を秘密にしている以上、いきなりここで、霖に聞くことはできない。
小太郎も何も言ってなかったしな。
小太郎と霖が言いたくない事情があるのかもしれないし、聞くのはやめておくか。
何にせよ、護衛として、この戦巧者の数値なら相当期待できそうだ。
霖、これから宜しく。
▽
霖に会って数日後。
また、問題が起こった。
今度は、宗政からの報告だ。
「降伏した兵たちの受け入れ!?」
「はい。降伏した兵のうち、南伊勢出身の農民は、澄隆様の指示通り解放致しましたが、織田家の兵たちは、未だ牢に入っております。それで、ご相談なのですが、織田家の木全忠澄が、澄隆様に従うとのことで、その条件として降伏した織田家の兵たちも一緒に受け入れて欲しいと……」
近郷は顎に手を当てて、呟く。
「うーむ、織田家に戻っても居場所がないということか……」
近郷がまた大きい独り言をいっている。
どうやら、木全忠澄が率いていた兵たちが、織田家に戻りたくないそうだ。
帰っても冷遇されるのかな。
俺は、嫌そうな顔をしながら話す。
思わず、口がへの字になってしまう。
「織田兵を受け入れるなんて大丈夫か? 俺は裏切られるのは嫌だぞ」
「それはそうなのですが、木全忠澄を含め、兵の多くが尾張の国出身ではなく、美濃や近江から集められたとのことで、裏切る心配は少ないと思います。それに、彼らは、しっかりと訓練を受けています。実戦経験も十分ですし、当家を強化するためにも必要な人材たちかと……」
裏切りについては、風魔一族や世鬼一族が目を光らせているし、宗政の言うことも、納得できるため、俺は渋々、受け入れることにした。
それで、木全忠澄に会って、挨拶がてら、握手してみたが、嬉しくなる能力だった。
【ステータス機能】
[名前:木全忠澄]
[年齢:34]
[状態:良好]
[職種:歩侍]
[称号:無し]
[戦巧者:48(69迄)]
[政巧者:38(55迄)]
[稀代者:陸]
[風雲氣:陸]
[天運氣:伍]
~武適正~
歩士術:漆
騎士術:参
弓士術:壱
銃士術:壱
船士術:壱
築士術:壱
策士術:陸
忍士術:壱
〜装備〜
主武器:無し
副武器:無し
頭:無し
顔:無し
胴:木綿の小袖(弐等級)
腕:無し
腰:木綿の袴(弐等級)
脚:木綿の足袋(弐等級)
騎乗:無し
其他:無し
木全の槍と呼ばれる槍の名人とのことで、良い人材が味方になった。
右頬に大きな傷があって、精悍な雰囲気で、頼りになりそうだ。
滝川一益を討ち取った左近の下に付きたいというので、認めることにした。
変態訓練に耐えられずに、裏切らないでね。
それで、織田兵だが、徒党を組まれるのを避けるため、各隊にバラバラに配置することにした。
……結果的に、織田兵たちは、能力が高く、軍の強化に役立つことになる。
―――――――status―――――――
[名前:九鬼光隆]
[年齢:42]
[状態:良好]
[職種:歩侍]
[称号:無し]
[戦巧者:19(48迄)]
[政巧者:35(59迄)]
[稀代者:伍]
[風雲氣:壱]
[天運氣:伍]
~武適正~
歩士術:陸
騎士術:伍
弓士術:壱
銃士術:壱
船士術:参
築士術:壱
策士術:陸
忍士術:壱
〜装備(戦闘時)〜
主武器:刀・無銘 兼房(漆等級)
副武器:短刀・無銘(肆等級)
頭:瓦頭立兜(伍等級)
顔:無し
胴:本小札威胴丸(陸等級)
腕:鯰籠手(伍等級)
腰:佩楯(伍等級)
脚:脛当て(伍等級)
騎乗:無し
其他:無し
澄隆の叔父に当たる人物。
見た目は怖いが、心は優しいナイスガイ。
興福寺で念仏三昧の日々を送っていたが、幼馴染の近郷に頼み込まれ、九鬼家で働く決意をした。
本当は争いが嫌い。
将来は趣味の盆栽を弄って、毎日平穏に暮らしたいと思っている。
―――――――――――――――――
[名前:風魔霖]
[年齢:17]
[状態:良好]
[職種:忍之者]
[称号:無し]
[戦巧者:46(80迄)]
[政巧者:21(39迄)]
[稀代者:捌]
[風雲氣:壱]
[天運氣:漆]
~武適正~
歩士術:捌
騎士術:壱
弓士術:伍
銃士術:壱
船士術:壱
築士術:壱
策士術:伍
忍士術:玖
〜装備(戦闘時)〜
主武器:炎の剱・南蛮製特注品(拾等級)
副武器:円旋刃・無銘(肆等級)
頭:風魔の頭巾(参等級)
顔:風魔の能面(肆等級)
胴:風魔の上衣(参等級)
腕:風魔の籠手(参等級)
腰:風魔の袴(参等級)
脚:風魔の足袋(参等級)
騎乗:無し
其他:無し
小太郎の実妹だが、風魔一族でも知っているのは幹部の数人のみ。
南蛮人とのハーフ。
瞳は濃い青色、髪は栗色。
哀の隊に所属していたが、小太郎の指示で、澄隆の護衛兼侍女になった。
見た目はフランス人形。
この容姿にコンプレックスがあったが、澄隆がまるで気にしていないことに驚いている。
卑猥な話題も好きな、開放的な性格の持ち主。
父の形見の特殊な武器を好んで使う。
―――――――――――――――――
[名前:木全忠澄]
[年齢:34]
[状態:良好]
[職種:歩侍]
[称号:無し]
[戦巧者:48(69迄)]
[政巧者:38(55迄)]
[稀代者:陸]
[風雲氣:陸]
[天運氣:伍]
~武適正~
歩士術:漆
騎士術:参
弓士術:壱
銃士術:壱
船士術:壱
築士術:壱
策士術:陸
忍士術:壱
〜装備(戦闘時)〜
主武器:皆朱槍・無銘(伍等級)
副武器:短刀・無銘(肆等級)
頭:鉄字紋陣笠(肆等級)
顔:無し
胴:色々威腹巻(伍等級)
腕:瓢籠手(伍等級)
腰:佩楯(伍等級)
脚:脛当て(伍等級)
騎乗:無し
其他:無し
槍の腕を買われて、織田家に仕えていた。
右頬にある大きな傷がチャームポイント。
土着意識は低く、強者の滝川一益に勝った左近に惹かれて、九鬼家で働くことにした。
槍を極め、木全極意書を作るのが夢。
―――――――――――――――――
論功行賞からスタートです。
予想した方も多かったですが、南伊勢の復興から始めていきます。
次回の題名は、『織田家の序列』になります。
お楽しみに!




