表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/37

第24話 デスクワークは楽勝だと思ってた時期が、僕にもありました


「いたたた……」

「大丈夫かぁ?」

「つめてぇ!」


 吾郎が湿布を背中に貼ってくれた。


 なんとか1日頑張ったが、俺の体はボロボロになってしまっていた。実際の現場でも…


「おい早く運べ!」「もたもたすんなー」


 返事すらままならなかった。ただ、黙り込んでいると今度は


「やる気ねぇなら帰れ!」


 って怒鳴られちまう。もういいやと思って帰ろうとすると


「帰ってんじゃねぇ新入り!」


 うん、もうわからん。

みたいな感じで、散々だったのさ。


 寝ながらタ○ンワークを読んでいると、一つの募集が目に入った。


『アットホームな職場です!』

『快適環境でデスクワーク!』

「…これだ」


 思わず声に出していた。


 2日後、俺は早速面接に向かった。


「へぇー、なるほどね」


 俺の履歴書を一通りみて、面接官が言った。


「うん、採用になると思います」


 おお!まさかこんなにあっさり決まるとは。


「採用へ向けて、いくつか質問をさせてもらいますね」

「は、はい」

「日程や時間で希望はありますか?」

「いえ、いつでも入れます」

「副業は出来ませんがよろしいですか?」

「大丈夫です」

「ありがとうございました。数日の間に内定承諾書をお送りしますね」


 なんて手際が良いんだ。惚れたぜ。


 お前ら、残念だったな。俺はついに完全にニートを卒業した!


お読みいただきありがとうございます!高評価感想を頂けると作者が歌います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ