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≪古墳時代~平安時代≫ 鹿島七流と京八流

初執筆です。

 日本最古の剣術流派として挙げられるのが、古墳時代の常陸国鹿島(現在の茨城県鹿島市)で起こった鹿島七流という剣術である。

 鹿島神宮に使える7人の神官達の家に代々伝わる剣術という意味で鹿島七流とされ、鹿島神宮の神官国摩真人(くになずのまひと)という人物が「祓太刀」と呼ばれる太刀術を習得し、その秘技を「神妙剣」としてまとめ、神官の家に伝えたのだ。

 なにぶん古い時代のことなので文献等は残っていないがこの鹿島七流は後の剣聖、塚原卜伝へと繋がっていく。


 関西では平安時代末期に京八流という剣術が生まれた。鹿島七流が神官であったのに対し京八流は主に僧侶たちに伝えられていったとされる。この京八流を起こしたのが鬼一法眼という陰陽師である。

 鬼一法眼は義経記に登場する伝説上の人物で京都の鞍馬山で8人の僧侶に剣術を教えたことから京八流とされ、この8人の中にあの源義経がいたのではないか言われている。京八流も鹿島七流に違わず文献の消失や技術の失伝により不明な点は多いが、後に宮本武蔵と決闘をする吉岡憲法が創始した吉岡流は京八流の末流という説がある。


 これにより、関東と関西に剣術の芽が息吹いた。尤も本格的な剣術の到来は室町時代まで待たなくてはならないが。


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