413話 10/22 エセル来店
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それでノイジーバードの事なんだが、あれは本気で迷惑だからな? 昼夜問わず五月蠅いんだよ。防音壁なんてものは無いからな。普通に室内に居ても五月蠅い。それが沢山だから、本当に嫌なんだよな。そして、その後が問題になるんだよ。
ノイジーバードを空中で撃ち落としたら? 下に落ちるだろう? それが道なら良いが、家の上に落ちたらどうなるのかと言う事なんだよ。当然だが、腐るよな?
腐るとその部分だけがもの凄く弱くなる。腐った肉に晒されると、木材も腐ってしまう。だから、ノイジーバードを屋根の上から回収する必要があるんだよ。そうしないと、天井から腐っていく事になるからな。そんな事は避けたい訳だ。
貴族の屋敷は、貴族が兵士を使って掃除することになる。貴族様の屋敷も腐ったら駄目だからな。対策をとるのは当然の話だ。兵士に定期的に登らせてメンテナンスをするんだよ。瓦があれば、多少なりとも良いのかもしれないが、全部が木材だ。普通に腐る。
それでも、貴族の屋敷は豪華に作ってあるけどな? 豪華な分、金もかかっている訳だ。職人たちは忙しかっただろうが、儲けたことだろう。補修もあるだろうから、いい儲け先だと思う。
それで、平民の屋根の上なんだが、こっちは冒険者ギルドの管轄になる。依頼が出るぞ。冒険者ギルドからな。専用の梯子を貸し出されての作業になる。勿論、ノイジーバードの死体は報酬外の収入になる。割と非戦闘員にしても美味しい仕事なんだよ。
問題があるとすれば、ノイジーバードが食べられないという事くらいか。食べられないんだよ。非常に不味いと言われている。肉は余っているんだから、わざわざ食わないよねって話だ。
肉が足りてなければ、……それでも食わないだろうな。食糧が足りていないのであれば食べるんだろうが、十分に足りているからな。むしろ余っているんじゃないかという感じだな。肉類に関してはと注釈は付くことになるんだろうが。
どう考えても、ゴミでしかないんだよな。鶏がらスープも考えたんだが、がらをとるのが面倒だ。解体するのであれば、がらも手に入るんだろうが、肉の解体はしないからな。しても皮と羽毛だけだ。
皮は重要なので、しっかりと集めておいてもらわないと困るんだけどな。私の魔法は、皮紙の種類によって決まってくるから。ノイジーバードの皮紙は大量に使うんだから、がっつりと倒しておいてもらいたい。年中必要なんだからな。
ただ、それでも害獣には変わりないので、徹底的に駆除して欲しい所ではある。駆除してもらわないと、五月蠅くて仕方がないからな。しかも減らないんだよ。何でかは知らないけど。
こんなに駆除しているのに、魔物が減らないんだから不思議だよな。その辺は研究者に任せる事になるんだけど、魔物が減らない理由を教えて欲しいよな。
どう考えても過剰に狩っているのに減らないんだもんな。無限に湧いて出てくると言われても納得がいく。むしろ納得しかない。無限に出てくるのであれば、資源としては優秀なんだけど。
それにしても、本当にゴミ処理問題って大変だよな。畑の肥料になるくらいしか無いんだよ。生ごみだもの。焼いて肥料にするくらいが関の山なんだよな。産廃で無いだけマシなんだろうが。
それにしても、ノイジーバードが食べられないとはねえ。アントが食べられるっていうんだから、不思議な事もあったもんだ。普通は逆な様に感じるんだけどな。アントが食べられるとか、気持ちが。
だって、あいつらの中身が肉だって事なんだろう? それはそれでどうなんだって所があるんだよな。虫の中に肉が詰まっているとなると、ちょっとどころではなく気持ち悪い。空洞とまでは言わないが、最低限の中身しか入っていないイメージがあるんだよな。
外骨格だろう? 中身が重すぎると支えるのが不可能だろう? それは魔力が何とかしているとかいうんだろうか。それとも身体能力がもの凄いのか? でも、外骨格がもの凄く硬くても倒せないんだけどな? 倒せてしまっているからな。
どうなっているんだろうね? 魔物について研究をしている人がこの都市にも居るのかどうかだよな。いない訳が無いとは思っているんだが。なんといっても公爵領の領都なんだから。
これが辺境の町や村なら仕方がないかなとは思うんだけど、一番の都会だからな。研究者くらいは居るだろう。どうしてこんな生態をしているのか、興味はある。自分では調べられないので、完全に他人任せになるんだけどな。教えてくれ、偉い人。
カランカラン
「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」
「いらっしゃいませ!」
「また来たよ! 良い魔法だったんだよね。使いやすくてさ。詠唱文が短いのが良いよね。長々としてないし、読みやすいし。読みにくいのは嫌いなんだよね」
「詠唱文は好みが分かれるだろうな。どんなに難しくても良いという人も居るし、簡単なのがいいという人も居る。私の魔法は簡単なものになっているはずだけどな」
詠唱文、呪文。何方でも良いんだけど、短く簡単なのが良い所だよな。文章なのが有難いと思うんだよ。文字の羅列になってないだけマシなんだよな。文字の羅列は本当に読みづらい。
文字列閥の魔法だな。あれは本当に好みが分かれるからな。私は個人的には嫌いである。読みにくいし、間違える。散文閥の魔法が一番読みやすかったかな。
まあ、魔法陣魔法の詠唱文も読みやすいんだけど。なんでなんだろうな? 文字列閥と散文閥のいいとこどりの様な魔法なんだよな。何でそうなっているのかは良く解っていない。
理解できないことはあるんだよ。精霊が何を思って詠唱文を作っているのかなんて解らないんだからさ。でも、法則があるんだよな。気まぐれって訳でも無い筈なんだよ。
「詠唱文は簡単なものに限るね。だって、発動までの時間が読みやすいからね。自分がその文章を読み上げるのにどの位の時間がかかるのか、解りやすいんだよね」
「確かに、その側面はあるな。発動のタイミングがズレるとやり辛いかもしれない。それは考えたことも無かったんだが。複数人で違う魔法を使う以上、どうしてもズレてくるはずだな」
「それもあるんだけど、一番は魔物との距離感かな。何処まで近づいてきても良いのか、どれだけ離れていても良いのか。それが難しいんだよね。他の人との兼ね合いもあるし」
「……なるほど。確かにそうか。意思疎通をしっかりとしておかないと、射程外で被害を出してしまうと、他の魔法が空振ることがあるのか。それは盲点だった」
「まあね。でもここの魔法は射程が長いっぽいし、そもそも追尾の機能が付いているから、そこまで神経質になる必要も無いんだよね。その分数が少ないかなって思うけど」
「その辺は仕方があるまい。追尾できて、数まで揃っていて、尚且つ威力も効果もあるという魔法は難しいと思うからな。……今研究中だが、出来ないことは無い。その分高価になってくるわけだが、それを許容できるのかと言う事になってくる」
「そんな魔法ある? 普通は無いんじゃない? 射程も数も威力も効果も追尾もある魔法なんて、初級魔法なの? 中級魔法なら必要ないんだけど? 使えるけど、収支が合わないじゃん。中級魔法は高いんだよ? その分色々と強いんだろうけど」
「中級魔法では無いんだがな。あると言えばあるんだよ。必要かと言われたら微妙だろう? タイフーンウルフを狙わない限りは収支は赤字だろうな」
「大物狙いなら何とかなるって事なの? そんな魔法ってあるの? あたしは無いと思うな。夢を追いかけるのも良いけど、現実を見ないといけないかなって」
「言いたいことも解らんでもない。で、買いに来たと言う事は、私の魔法か弟子の魔法の相性が良かったんだろう? まあ、私の魔法しか無い時点で、私の魔法と相性が合ったんだろうが」
「そうだよ。店主さんの魔法が相性が良かったね。お弟子さんの魔法は駄目駄目だった。よくある事だからね。買って損したって思ったことは無いかな。魔法ってそういうものだし。じゃあ、今回はこの7つを貰っていくよ」
「クライヴ君、会計だ」
「はい。中銀貨7枚になります。……丁度頂きました」
「毎度どうも。またどうぞ」
行ったか。まあ、普通は信じないだろうな。重ねがけ魔法の存在なんて。何処まで強くなるのかは知らないが、お値段は相応になるだろうな。




