406話 10/21 50人目の客
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スープの素は売れているだろうか。あっさり風味のスープに仕上がったと思っているんだが、人気が出るまでは少しばかり時間がかかるとは思っているんだけどな?
昨日は凄く売れた。お客さんも沢山来てくれたんだ。宣伝なんてしてないんだがな。もう宣伝は必要ないんじゃないかって思ってしてないんだけど。しなくても売れる気がするんだよ。
1万食以上が売れた計算だからな。大量生産をしたい所ではあるんだけど、費用がなあ。もうちょっと安全に稼ぎたい。順調に利益は出ているはずではあるんだけどな。
資金を回収するには時間がかかる。それは仕方がない事ではあるんだよ。投資金額を1か月程度で回収しようと思ってはいけない。年単位でかかるという事を知っておかなければ。投資とはそういうものだからな。長期間で考えるものなんだよ。
ただ、雨の日なのにも関わらず、半分以上が売れたという現実を直視しないといけないだろう。売れすぎである。晴れの日である今日は一体どうなるんだろうか。
売れてくれるに越したことは無い。売れてくれるのであれば、大歓迎なんだよ。流石にラーメンのスープ程は濃くはない。あのレベルまでするには、相当な苦労があるはずなんだよ。
私たちはそもそも2時間くらいしか実験をしていないが、ラーメンの仕込みには8時間から10時間はかかると言われている。すなわち、その位は煮込むという事なんだろう。ラーメン屋をやったことが無いから解らないが、朝早くから仕込みをするというのは知っている。
まあ、スープであるから、薄味でも良いんだけどな。というか、ラーメンのスープの濃さまですると、逆に喉が乾いてしまう可能性があるんだよ。それは趣旨と変わってくるからな。
あくまでも食事と水分補給が同時に出来るというのが、強みの商品なんだよ。そりゃあ、煮込み時間が長い方が濃く美味しく出来るかもしれないが、別段そこまで求めている訳ではない。
美食の追求は今度やってくれ。私が望んでいるのは、簡易スープの素であって、濃厚スープの素ではないんだよ。ある程度の旨味と油が出てくれば成功なんだよな。
偶に居るんだよなあ。ラーメン自作勢が。スープから麺から全てを自分で作る人が。まあ、確かに好みに合うラーメンが作れるだろうし、コストも外食よりは安く済むんだろうが、時間がな。
ラーメンとは暇人が作る食べ物である。凝りだしたら止まらない。色々と必要になってくるんだよ。チャーシュー1つとっても、煮込み時間やら味付け香り付けと変わるからなあ。
因みに、私はラーメンと言えば味噌ラーメンが好きだ。バターを溶かした濃厚味噌ラーメンが好きだ。太麺をスープと一緒に啜るのが良いと思っている。だから、麺もちぢれ麵が良いんだよな。
チャーシューはどうだろう。バラの分厚いチャーシューが良いかな。香りはというと、若干スモークしてくれてある方が嬉しい。鼻を通り過ぎる時に少し香るくらいが丁度いいと思うんだよ。
後の具材は好みが分かれるとは思う。私としては、キクラゲとメンマが欲しいと思ってしまう。味噌ラーメンにはよくある事ではあるんだが、わかめやコーンは必要ないと思っているんだ。
ラーメンは拘りだしたら止まらない。自分にあったラーメンを探すのは一苦労するんだ。色々とあるだろう? 二郎系や家系等。どれが一番いいのかは、個人によって違うんだよ。ただ、100%のラーメンは自作するしかないと思っている。普通の人にはハードルが高いんだがね。
ただ、そう言ったソウルフードがこっちに無いのが残念でならない。こっちの平民は、食べられればいいと思っている節があるからな。美食の方面に進んでいってはいないんだよ。まあ、ラーメンが美食かどうかは賛否がある問題だろうとは思うんだが。
ラーメンは極めても極めても、新しい何かが出てくるものなんだ。ラーメンに終わりはない。究極のラーメンを作りたいのであれば、世界中の料理を極めないといけないだろう。
スープの仕込みだけでも、店1軒1軒の違いがあるんだ。何を煮込むのか。どのトッピングをどうやって作るのか。拘りが無い店の方が少ないんだよ。ラーメンとは奥が深い。
にわかでも許す。むしろラーメンを知り尽くしたと言っている奴の方がにわかなのだ。おのれがラーメンの何を知っているのかは知らないが、ラーメンとは無限の可能性があるのだよ。
味を求めるのであれば、探求するしかない。ラーメンとはそういうものだ。奥が深く、懐も深いのがラーメンだからだ。完全無欠のラーメンなどは存在しないのである。
まあ、こっちではそもそもラーメンなんて物が無いんだがね。ラーメンはいいぞ。季節によっても味が異なるし、むしろ毎日若干味が変わっている。それを楽しむのも通なものだ。
専門店が出てくるのは、もう少し文化的に向上しないと難しいかもしれないな。まずは料理とは何ぞやという所から始めないといけない。食うためのものでは無いんだよ。
料理とは、楽しむものである。毎日同じものを食べていたら飽きる様に、色々な味にチャレンジしなければならない。料理人には感謝しか無いな。いつも外食をしているからこそ、解るありがたみというのもあるんだよ。まあ、太らないためのメニューしか頼めない訳なんだが。
料理は、美味ければ美味いほど太るという欠点がある。美味い、でも痩せられるという食事は中々ないんだよ。カロリーこそが旨味であるという事も言えてしまう。
好みは勿論だがある。私の場合は、太らないことを目標にしている訳だが、そうなると、野菜中心の食生活になってくる。肉は野菜よりは太るからだな。芋や炭水化物はもっと太るんだがね。それを考えてメニューから食事を選ばないといけない。
太る事が悪い事なのかと言われたら、健康的にはそうだとしか言いようがない。太っていくと、運動をしなくなって更に太るという悪循環に襲われるからな。それに、服も合わなくなる。買い換えないといけなくなるんだ。出費が痛い事になってしまう。
カランカラン
「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」
「いらっしゃいませ!」
「お、こんな所にも魔法屋があったんだな。見つからないのも仕方が無いけど、魔法屋はある方が嬉しいからな。魔法は何かと要り用だから、魔法屋が沢山ある事は歓迎するぞ」
「そうだな。魔法屋は多い方が良いだろうな。特に魔法が足りていない現状は、魔法屋の数と、従業員の数を増やさないといけない。まあ、皆が魔法使いを目指すのを止めてくれないといけないんだがね。それは無理な話だろう? 子供は魔法使いに憧れるものだからな」
「まあな。気持ちはよくわかるぜ。俺も魔法使いになりたくてなった口だからな」
「だろう? もう少し生産側に回ってくれると嬉しいんだがね。ああ、名前とクラン名を教えてくれるか? なるべく把握をしておきたくてな。出来れば狩場も教えてくれると助かる」
「俺のか? まあ、いいけどよ。名前はミッケランだ。クランは深紅の靴下って所に所属している。狩場って言うと、平原の奥地だな。タイフーンウルフは狩らねえけどな」
「ほう、奥地まで行くのか。そうなるとそこそこ大きなクランになってくるんだな。大きいクランは歓迎できる。特に平原だと沢山あるんだろうが、今年はあんまりなんだってな?」
「そうなんだよな。奥地に行けば沢山居るのかって言われたらそうでもないからな。抜けていく方が多いだろう。今年は今年なんだが、ちょっとなあ。去年よりも少ないんだよな」
「その辺はよく解らないからな。あの行列でも少ないのかと思うのが正直な所ではある。門の前まで並んでいるだろう? それで短いのかと思うんだが」
「去年は余裕で門の外までいっていたからな。解体速度が追いつかねえんだよな。もっと解体してくれてもって思うんだが、場所があれだろう? 限界があるよな。まあ、仕方がないだろうなって、お? これはどういう事なんだ? 解いても良いのか?」
「ああ、解いてくれ。弟子の魔法と見分けが付く様にしてあるだけだ。まあ、弟子の魔法は全部売れてしまっている訳なんだがね? それとこれがおススメの魔法だ。雷属性だがね」
「ほーん。おススメの魔法があるのか。とりあえずはそれを買って様子見だろうなあ。……うーん。中身はちょっと、いや、かなり特殊か? 雷属性だからってのもあるんだろうが、まず見ない魔法だな。使ってみない事には何も解らん。頭の良い奴なら解るかもしれんが」
「騙されたと思って使ってみてくれ。良い魔法ではあるんだよ。ちょっとばかり特殊だとは思うけどな。作成過程も特殊だから、全てが特殊みたいなものなんだよ」
「へえ。まあいいさ。とりあえず、使ってみてからにしろって事だよな。弟子の魔法が無いのが残念だが、仕方がねえ。これだけ買っていくとするか」
「クライヴ君、会計だ」
「はい。中銀貨1枚になります。……丁度頂きました」
「毎度どうも。またどうぞ」
行ったか。初見で解る魔法って訳では無いからなあ。それは仕方がない。騙されたと思って使ってくれるのが一番いいと思われる。それくらい特殊な魔法なんだからな。仕方ないね。




