341話 10/14 ギース来店
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それはともかくとして、まずは魔法屋から初めて行かないといけない。こっちが本業だからな。副業はやるのは確定だが、本業を疎かにしてはいけない。
副業の方が稼げそうなのは、置いておくとしてだな。あっちの方は、制限が無いからな。無限に作ろうと思えば、作れるんだよ。当然、買い手側は有限な訳だが。
それでも、この1350万人が住まう都市。1割ほどが冒険者なんだから、もの凄い数の冒険者がいることになっている。都市が破綻しない方が凄いんだが、それは、置いておくとしよう。
135万人の冒険者の内、1割が野営をすると考えようか。そうすると、約13万人の野営者がいることになる。そこから、休みの日なんかも考えると、2万人くらいが、常に野営をしていると、考えても良いだろうとは思う。それの2割が買ってくれると考えて、4000食か。
それを小銅貨5枚で売ると考えよう。5×4000で20000となり、中銀貨2枚の売り上げになる。そうなると、魔法2つ分の売り上げになるだろう。
実際は、どうだろうか。野営をする冒険者はもっと居ると思うし、食事を簡単に取りたい商人にも売れるだろう。その商人の護衛の冒険者にも売れる。4000食どころではないと思う。
特に、大規模なクランに目を付けて貰えれば、1回で1万食売る事も可能なんだ。保存食としては、優秀ではないかもしれないが、携行食としては優秀だろうと思っている。
保存食としては、足りないだろうな。直ぐに腐るとは言わないが、1か月も持たないだろう。良くて20日くらいしか、持たないだろうと思っている。保存状態が良くてもだ。
壷が必要になってくるだろうな。入れ物が必要になってくると思われる。壷も一緒に売ることは出来るが、出来れば、持ち込みで、補充という形が、一番良いとは思うんだよ。
ガラス瓶があれば、一番良いんだろうが、そんな高価な物の中に入れてもな。革袋でも十分なんだが、どうだろう。入れ物に関しては、一考の余地があると思われる。
カランカラン
「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」
「いらっしゃいませ!」
「ゆっくりと見させて貰いやすよ旦那。旦那の方も順調に売り上げが上がっている様で何よりですなあ。スクロールが徐々に減っていっている。良い事でやすな」
「ああ、良いことだな。とても良い。順調に客が増えてきている。だが、まだまだ客足が足りんな。売り切れるまでになって貰わないと困るんだ。なるべくは稼いでおきたい」
「それはそうでしょうなあ。魔法を作れる数が物を言ってきますからな。人数が売り上げに直結すると言っても過言では無いでやす。そうなるようになってやすからなあ」
「そうだな。それよりもだ。弟子の魔法はどうだった? 前回に買っていっただろう? 使ってみて、何か変わったことが無かったかと思ってな」
「普通に使えやしたね。癖も合っていたんだろうと思いやす。今後は、旦那の魔法ではなく、お弟子さん、クライヴ君でやしたか。そちらの魔法をメインで買う事になるんでやしょうなあ」
「合っていたのか。それならば、是非に買って行ってくれ。沢山売れる方が良いんだが、売れすぎても、作る個数が決まっているからな。どうするかというのはある」
「贅沢な悩みですなあ。とはいえ、少ないのは事実でやす。旦那の魔法も幾つか買っていくことになるんでやしょうな。特に、風属性は足りているんでやす。欲しいのは、火属性と氷属性でやす」
「それと、雷属性のあの魔法だと。まあ、そうなるのも仕方がないというべきなのか。今の時期的には、必要になってくるだろうからな。足りないよりは、余る方が良いだろう」
「そうでやすな。そんな訳でやす、お弟子さんの魔法は、ある程度という事になるでやす。それに、あっしだけなら、それでもいいんでやすが、クランで配ろうと思うと、旦那の魔法の方がでやすな」
「ああ、それもあったか。確かにそれはその通りだ。癖の似ているものであれば、使えるんだろうが、似ているのかどうかまでは、私には解らないからな。で、少しだけ相談があるんだが」
「相談でやすか? 旦那の相談事には、色々と世話になっているでやす。何とか仕事という形で、受けたいとは思いやすね。厄介事でやすか?」
「いや、大したことではないとは言えないんだが、副業を始めようと思ってな。その副業には料理が出来ないといけないんだが、生憎、私は料理が出来ない。だから、人を貸してほしい」
「成る程。人を貸せばいいんでやすね。それも明日からという感じでやすか? 料理が出来るもので、仕事の無いものを見繕えばいいんでやすかね?」
「そうしてくれると助かる。後は、人員は変えないでほしい。なるべく秘密を知る人間は少ない方がいいからな。機密として雁字搦めにするわけではないが、外部には漏らさないで欲しい」
「まあ、商売に関することでやすからね。口が硬い者を選ぶでやす。明日から、ここに通わせるという事で、良かったでやすか?」
「ああ、それと、実験を繰り返して貰う事になる。1日大銅貨2枚でどうだ? それと、実験が成功したら、別途、大銀貨3枚を払うという事でどうだろうか?」
「それなら大丈夫でやす。実験が頓挫する場合もありやしょう? その場合は、どうするんでやすか? どの位の期間、貼り付ければいいんでやす?」
「そうだな。最悪の場合を想定して、11月の末までの雇用としたい。成功すれば、早く解雇することになるが、その後の人員雇用の事に関しても相談に乗ってくれ」
「第2スラムから何人か引き抜けばよろしいでやすかね? それくらいなら何とかなりやす。紹介料は頂きやすが、それくらいは、旦那も解ってやしょう?」
まあな。紹介料は必要だろうとは思っている。その位は、経費でどうにでもなるとは思っている。後は、相場を調べることをしないといけないんだが、それもギースに頼るか。
何でも屋って訳では無いんだろうが、詳しい人物に心当たりがない。仕方がないと諦めるしかないんだ。伝手は使ってこそだ。放置しておくのは、勿体ない。




