315話 10/11 グロリア来店
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食事に行って、魔法を陳列して、いつも通りに店を始める。クライヴ君もいつも通りだ。一生懸命に掃除中である。気になる事は、特に無いかな。魔法が売れてくれれば、それでいい。
魔法が売れていかない事には、何もならないからな。とにかく、沢山売れれば良いんだ。在庫が無くなるくらいにな。在庫を抱え込んでいても仕方がない。売れてくれれば、それでいい。
売り切れになる事は、来るんだろうか。まだまだ先の話ではあるんだけどな。何時になったら、売り切れるのか。12月になってからだろうな。雷属性の魔法が売れるのは。
ノイジーバードの季節がやって来なければ、雷属性の魔法は売れない。麻痺魔法は別枠なんだが、普通の雷属性の魔法はなあ。どうしても、売れ行きが悪い。いや、売れていないんだけどな。
属性の相性的にもどうしようもないんだよ。まだ、売れる可能性があるだけマシな部類だな。一応、売れない魔法もあるんじゃないかとは思うんだけど、どうだろうな。
今まで作ってきて、売れなさそうな魔法って特に無いんだよな。全般売れるだろうという予測は付くんだ。土属性の魔法も徐々にだが、減っては来ているしな。
とにかく、魔法屋として、一人前と認められるためには、売り切れを経験するかどうかだとは思うんだよ。全部の魔法が売れてくれる。こんな喜ばしい事は、無いだろうな。
当分は先の話ではあるんだけどな。12月まで待たなければならない。12月でも、売り切れるのかは、解らないけどな。土属性は、そもそも、買い手が殆どいないからなあ。
それでも、作って置いておかなければならない。だって、買ってくれる人が居るんだからな。売れないのであれば、作る必要は無いとは思うんだけど、売れては居るからな。それを補充しないのは、駄目な気がしている。だから、在庫が無くならないんだけどさ。
少々の事は、気にしていたら、駄目なんだよ。多少は多めに見て貰わないと困るんだ。まだ1年も経っていないんだからな。1年後には、どうなっているんだろうか。
カランカラン
「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」
「いらっしゃいませ!」
「また訪問させて貰いましたわ。良い魔法でしたから。今日も選ばせて貰いますわね」
「ああ、選んで行ってくれ。それで? 私の魔法の事は、説明したとは思うが、弟子の魔法はどうだった? 相性があると思うんだが、どうだったのか、それを聞きたい」
「ええ、良いですわよ。結果は、相性が合っていましたわね。文句なしの成果を得られましたわ。使い勝手も、良かったですし、是非にとも買わせていただきたいですわね」
「それは、良かった。それでなんだが、買うときは、弟子の魔法を優先的に買っていってもらえないか? 私の魔力の色の話はしただろう? それの関係でな。弟子の魔法が売れてくれた方が助かるんだよ。どうだ?」
「良いですわよ。メインとするのは、お弟子さんの魔法という事で。確か、店主さんの魔法は、誰でも使えるという話でしたものね。言いたいことも解るので、そうしましょうか」
「助かる。それに、弟子のやる気にも繋がるからな。今後は、弟子の魔法を優先的に買ってくれ。まあ、雷属性の魔法と風属性の魔法しか、作らせていないんだがね」
「あら? それは、どういう……ああ、そういう事ですのね。それならば、仕方がないでしょうね。売れる魔法を作らないといけないのでしょうし、回数については、どうしようもならないですから」
「そういう事だな。多ければ、多いほど良いんだが、そういう訳にもいかないんだよ。特に私の店の様な弱小魔法屋にとってはな。これでも貴重な戦力なんだよ。手放すつもりは無いんだ」
「そうですのね。良かったですわね。普通の魔法屋であれば、ある程度の魔力は要求されますから。運が良かったのでしょう。冒険者向きとも言えない顔つきですし、ここで働けたことを幸運に思いなさいな。普通では、あり得ない事でしてよ?」
「はい。店長には感謝をしてます。その、何処の魔法屋も採用してくれなかったのは、事実なので。諦めたくは無かったので、凄く良かったです」
「そういう訳なんだ。よろしく頼むよ。売り上げにも貢献してやってくれ。使えない魔法を作らせている事は無いんだ。使える魔法を教えているからな」
「使えない魔法でしたら、ここには来ていなかったでしょうね。使えたから、来ているのであって、使えない魔法には用は無いんですの。それは、他の魔法使いも一緒でしょうけどね」
「だろうな。使えない魔法であれば、使わない方が良いまであるからな。それでも使わないといけない事情が無い限りは、使える魔法を厳選した方が、有益だろうからな」
「その通りですわね。使える魔法しか使わないのは、選択肢が多い場合です。私の場合は、選択肢が多かったみたいですから、なるべくは厳選しているつもりですけどね」
「厳選された中に私の魔法も入ってくれている様で良かったよ。使い勝手は、悪くはないと思っていても、それも個人の感想でしか無いからな。使ってくれて、始めて解るってものだ」
「そうですわね。使わないと、解らないですから。それでは、この6つを貰いましょうか」
「ああ、クライヴ君、会計だ」
「はい。中銀貨6枚になります。……丁度いただきました」
「毎度どうも。またどうぞ」
「ええ、また来ますわね。お弟子さんも、自信を持った方が良くてよ?」
「は、はい!」
行ったか。クライヴ君を雇用したのは、私だからな。何処にもやるつもりは無いんだよ。まあ、どの魔法屋も、基本的には、抱え込むつもりで雇うんだけどな。
そうしないと、秘密が漏れてしまうからな。秘密が漏れることは、魔法の売れ行きが落ちるという事なんだから。魔法をクランで作られたら、それでそのクランからの収入が無くなるからな。
出来る限り、秘匿しておきたいものだな。私が発表をするまでは、秘密を貫きたいと思っている。だが、従業員も増やしていかないといけない。中々に大変な事なんだ。簡単にはいかないんだよ。




