272話 10/4 アリアナ来店
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朝食を食べ終わり、帰ってきて魔法を並べた。紐で括る作業は面倒だが、やらねばならない。魔法が混ざると言う事は、一番やってはいけない事だからな。識別は必須だ。
他の店ではどうしているのかは知らないが、識別できるようにはしているんだろうと思う。多分だが、売り場を分けているんだと思うな。そうしたら、混ざらないからな。
客にとっては、面倒かもしれないが、慣れて貰わないと。私の店は、こういうスタイルで行くんだよ。混ざる方が怖いんだ。特に私の魔力の色が特殊だからな。
使えると思って沢山買って言ったら違っていたと言うのが、一番不味い。避けたい事例は、幾らでもあるんだが、こうしておけば、避けられる筈だ。誰かが悪戯をしない限りはな。
魔法使いで悪戯をする奴は居ないだろう。下手をすると、自分が買う事になるんだからな。入れ替えた物を見失ったら、それまでだ。そんな悪い奴は居ないとは思うが。
とにかく、識別用の紐は必須なんだよ。今後何かしら、いい方法があれば、変えていくんだけど、とりあえずは、こんな感じで行くんだ。混ざらなければ、大丈夫なんだよ。
さてと、いい時間になって来たじゃないか。早ければ、そろそろといった感じだな。特段慌てて買い物をしないといけない魔法使いは居ないとは思うが、私の店は、最後だろうからな。
早くても3軒目だ。6軒目の可能性もあるんだが、他の区画からやってくるという猛者は居ないと思う。流石に遠すぎるからな。近場で何とかするんだろうと思う訳だ。
何もかも無視して、私の店に来るという人は居ないだろう。先に開いている店から入っていくだろうからな。どれだけ早くても3軒目。そうなると思うんだよ。
その人に寄りけりだがね。何を基準で買い物をするのかに寄るんだよ。私の魔法はその選択肢の中に入ってくれていれば、有難いと言ったところか。
新しい魔法を試したいのか、いつもの魔法を買いたいのか。色々と理由があるとは思うんだよ。いつもの魔法に入ってくれていると嬉しいんだよな。買い物に来てくれると言う事だから。
カランカラン
「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」
「いらっしゃいませ!」
「……ん。来た」
アリアナか。久しぶりか? そこまでの日が経っているのかどうかが解らない所ではあるんだが、久しぶりに見た気がする。もう少し、買い物のスパンが短かったような気がするんだが。
何処かのクランと組むようになってからは、そこまで魔法が必要では無くなったのかな? 急いで行く理由が無くなってしまったのかもしれない。まあそれは、彼女のクランの事情だからな。
特段、気にするようなことではないと思われる。流石に、体力が尽きてきたのかもしれないし。前衛組みだって、無限に体力がある訳じゃないんだからな。休みも必要だ。
体力なんてものは、1日で回復してくれれば、良い方だ。大抵は、体が痛んで来るものだからな。前世でも、毎日は無理と言う事もあったんだよ。スポーツの話だがね。
毎日に近い事をやっていたスポーツもあるにはあるが、長距離を移動しないといけないスポーツは、何かと時間を置いて試合をしていたと思う。一部の特殊な例を除いてな。
「……魔法が見れない。この紐は何? 解いてもいいの?」
「ん? ああ、アリアナは初めてだったか。解いてくれてもいいぞ。そうしないと魔法が見れないからな。クライヴ君の魔法と、私の魔法を分ける為に括ったものだ」
「……弟子の魔法もある? そっちも試してみないといけない。魔法は試すものだから」
「試してみてくれ。私の魔法は白の紐で括ってある。弟子であるクライヴ君の魔法は赤で括ってある。1つは買って試してみてくれ。合うのであれば、そっちの魔法を使ってやって欲しい」
「……それと、雷属性のあれが欲しい。大変いい魔法だった。使い勝手がいい」
「そうか。それは有難いな。平原の魔物であれば、どんな魔物でも効くことが解ったからな。ゴブリンでも、ウルフでも、何でも使ってくれ。使えることは確認したからな」
「……便利なのはいい事。でも、意外。そんな便利な魔法があって良いのかが疑問に思う」
「それはそうだろうな。便利な魔法があっていいのかとは思うさ。だが、そんな便利な魔法が出来たんだから、喜ばないといけないだろう? この店の売りになる魔法なんだからな」
そうだ。売りになる魔法なんだよ。どんどんと売っていかないといけない魔法なんだ。売れれば良いんだよ。無くなるまで売れてくれるのが有難いんだ。
使い勝手は良いと思うんだがな。後は、考え方にも寄るんだろうが、私的には、属性魔法を使わなくても良いと言うのが、良いとは思うんだけどな。それでもやはり、好みは出てくるんだよ。
「……今日はこれだけ買っていく。ちょっと沢山要り様になると思うから」
「そうか。沢山買っていってくれることは有難いから、歓迎するぞ。特にクライヴ君の魔法が使いやすければ、また買っていってやってくれ。色的には合わない事は無いはずだ。クライヴ君、会計を」
「はい。中銀貨8枚になります。……丁度頂きました」
「毎度どうも。またどうぞ」
「……ん。また」
行ったか。沢山買ってくれるのは有難い。もっと沢山買って行ってくれても良いんだけどな。色々と考えがあるようだからな。そこは自由にしてくれればいいさ。
今日もこんな感じで魔法を売っていくことになるんだろうな。売れることは良いことだ。売れないよりもずっといい。売れてくれることは良いことなんだよ。
さて、今日は後どれだけ売れるだろうか。大量買いをしてくれる客は、暫く来ないから、何とかなるとは思うんだけどな。また在庫を積み上げていかないといけないな。




