192話 9/22 魔法店の方針決定
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「クライヴ君。例えば魔法をこれ以上必要ないほど持っていたとしよう。しかし、そこにはいつものお気に入りの魔法が無い。そういう時はどうする? お気に入りの魔法を買うか?」
「買うんじゃないでしょうか。魔法は使わないと無くならないですし、お気に入りの魔法があるのであれば、1つは持っていたいんじゃないですか? 何か不測の事態になった時に最初に頼るのはお気に入りの魔法だろうと思うんですけど……」
「なる程な。何かあったときに慣れている魔法を使った方が良いというのはその通りかもしれないな。通常よりも緊急時の方がありがたみが高いのもその通りだろう」
「それに魔法って詠唱があるじゃないですか。あれが得意か苦手かで全然違うと思うんですよね。というのも僕は詠唱が苦手な方でして……。初級魔法を何度か無駄打ちしてしまったんですよね」
ああ、詠唱な。あれも初心者の罠だからな。あれで躓く魔法使いもいるんだよ。慣れ親しんだ詠唱であれば、噛まないんだけど、今回のは新しい魔法だったからっていういい訳もありそうな感じがする。
とはいえ、詠唱を噛んでしまっては魔法は発動しない。魔法は発動しないが、魔力は必要とする。この意味が解るだろうか。初級魔法何回と打つ測定方法だ。噛んだら次の日に持ち越しである。
そして、それは初心者あるあるの1つだろうと思う訳だ。いくら魔力を使わないで練習するとは言っても、本番に間違えないで噛むことなく詠唱するのは難しいのだ。
私はその経験が無いが、舌っ足らずな子供だ。詠唱を間違える事は多々ある。そのため、私も上級魔法を使わせてもらうのに3日間もかかった。上級魔法を発動できるかどうかのテストでだ。
そして、上級魔法を使っても発動をしなかったのは詠唱がミスっていたからではないかという確認も込めて、さらに3日間同じ上級魔法を使わされる訳なんだが、私の場合は魔力が足りていなかったからな。当然ながら発動はしなかった。
それが、平民であれば特に問題になってくる。要は平民は初級魔法を使うしか無い訳なんだよ。中級魔法を使う余裕が無いんだ。金銭的に。上級魔法は使わせてもらえるんだけどさ。
上級魔法は使えさえすれば、魔法兵行きが確定しているからな。それを貸し出しても対価としては十分なんだよ。上級魔法が発動出来たら魔法兵にならなければならない。
領法で決まっているんだから仕方があるまい。跡取りでも何でも関係なく徴兵される。まあ待遇はいいけどな。エリートになる訳だし。普通の兵士とは訳が違うからな。
話が逸れ過ぎたな。要は、必要であれば、魔法は1つは欲しいという事なんだよな。確かにその通りかもしれない。保険で色んな魔法があっても良いとは思うが、使うのはいつもの魔法だ。
それがあれば、何も問題は無いのかもしれない。と言うかそれが無ければ戦闘にいけないまであるのか? 流石にそこまででは無いとは思うが、まあそこまで必要にされたいという思いはある。
「そうなると、使いやすい魔法、自分の得意とする魔法を1つは持っておきたいと考えるという事か。それであれば、店の時間をわざわざ4時からにしなくても良いと。そう言う事だな?」
「僕的にはそうじゃないかなと思います。何で時間を早めないといけないのかの理由が解らなくて。だって、使えない魔法を持っているよりは、使える魔法を持っていた方が良いじゃないですか」
「それはそうだな。使えない魔法をいくら持っていたところでという話はあるだろう。使える魔法でないと意味が無い。買うのであれば使える魔法を買うだろう。そして、それは時間がどうだからというよりは必要だから買う。必要になるんだから買うと」
「そうじゃないのかなって思います。使えない物を持っていても仕方ないですし……」
真理ではある。使えない物を持っていても仕方がない。それはそうだ。特にクライヴ君の様に2回しか使えないとなると、本当に使える魔法を用意しておかないといけないだろうからな。
そうか。客に必要とされれば、開店時間はどうでもいい可能性があるな。今まで通りの6時ごろにスタートでも良さそうではある。今の所ではあるが。
魔法の必要性さえ確保していれば、おのずと客の方から寄ってくるのはその通りだろう。使えない魔法に金を出すほど間抜けな事は無いからな。
そうなると魔法陣魔法は必要とされているのかという事になる。必要とされているのかどうかだ。必要とされていなければ、今までも売れていない可能性が高いよな。
今まで来た客が競争に負けてきている者たちばかりという訳では無いだろう。必ず固定客がいると思っている。例えば、アリアナやミーガンは固定客と見ても大丈夫だろう。
「固定客を相手にしていった場合は、開店時間を遅らそうが買いに来てくれるという事だな。まあ昼からは魔法使いは出歩かないから午前中に店を開ける事にはなるだろうが」
「そうじゃないかなと思います。えっと、言い方が悪いかもしれませんが、悪い魔法屋ならば、お客さんも来ないと思うんですよね。必要に駆られてないと行かないと思います」
「そうだろうな。良し、そうするか。私の店の開店時間は6時からだ。他の店との歩調は合わせないで行くぞ。独自路線でなんとか客層を手放さないようにしていこう。そして、昼からも店は開け続けよう。完売するまでは、夜の6時まで店を開けることにする」
「解りました。僕もそれで良いと思います。でも、魔法を作る時間は大丈夫なんですか? 大体のお店は昼から魔法を作っていると言ってませんでしたっけ?」
「そこはクライヴ君に任せる形になると思う。言い方が悪いが、4つしか作れないのであれば、慣れれば30分もかからないからな。クライヴ君に店番を頼むだろうな」
そこはそういう感じで行くしかない。店番を置かないというのは流石にな。私1人であればそれも許されたんだろうが、今はクライヴ君が居るしな。
兎に角、店の事についてはそういうことにしよう。他店とは違う独自の路線を行かせてもらう。私の店はそういう店として認識してくれれば嬉しいな。必要とされる店になりたいものだ。




