127話 9/17 限界まで魔法を作った、クライヴ君帰って来る
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とりあえずは、店番をしつつ、ゴブリンの魔法を作っている訳なんだが、人が来ないな。平常運転だがな。午前中に2人来たんだから今日はもう来ないだろう。そんな気がしている。
ゴブリンの魔法も20程作って、もう作れなくなってしまった。皮紙が無くなった。なんだかんだと使っていたからな。もう在庫が無くなってしまった。
在庫を抱えられるほど大商いはしていないからな。在庫は抱えられるが、そんな大胆に作っても後が暇になるだけだからな。まあその内在庫が無いと毎日作らないといけない日々が来てくれると良いんだけどな。よっぽどで無いとそんな事にはならないだろうが。
後は、そうだな。レッドベアの魔法を補充しておくか。あれもとりあえずは半額でなく正規の値段で売るとしよう。タイラー以外にも売れると良いんだけどな。
威力はあるんだよ威力は。レッドベア用に水属性でも作るか? 流石にレッドベアと言えどもそこまでは必要ないか? まあ威力があって困ることは無いだろう。
風属性を7つと水属性を5つ作っておくか。今日はそれで店じまいだ。これ以上魔法を作れないからな。上限が34個までだ。それ以上は作れないことは無いけど、今日は無理だ。
魔水を用意しておけば作れない事も無い。魔水だけを用意しておけばな。まあそれでも完全では無いんだけどな。魔水の状態で放置しておくと、魔力が抜けていくんだよな。
放置しておくとただの水になるんだよ。だからスクロールを作る度に魔水を作るんだけどな。魔水の濃度も魔力量で決まっているんだよ。それ以上は上げられないんだよな。
例えば、私の場合だと、スクロールを34個作れる魔水の濃度まで上げられるんだよ。34個作るだけの魔水を作るとは少し違うんだな。
それで、1日経って濃度が24に下がったとしよう。それに魔力を込めれば34の濃度の魔水になる。自分の魔力の濃度を超えられないんだよ。だから1日に基本的には34個までしかスクロールを作れないんだよな。基本的にはだけど。
新たに濃度34の魔水を作れば1日に34個と24個のスクロールが出来るが、それに何の意味があるというのか。それならば2日で34個を2回作った方が沢山作れる。
材料を切らしたからやむなくという感じの方法だな。まあそんな事態にはそうそうならないがね。結局は1日に限界まで作る方が効率が良いんだからな。変な抜け道を使うまでも無い。
そう言う方法もあるという事なんだよ。さらに言ってしまえば、クライヴ君の魔力がかなり特殊な色をしている場合は、私の魔力で魔法を作ることも可能だ。
魔力を使うのは、あくまでも魔水を作るときだけなんだよ。だからクライヴ君が書いて、私の魔水に入れておけば、無事に無色の魔力の魔法が出来上がる。
普通はそんな事はしないがね。クライヴ君の魔力の色が余りにも特殊な色をしていたら考えないといけないんだろうが、まあそんな事にはならないだろう。
そこまで私の引きが悪いわけでは無いだろうし、色が悪ければ、諦めるように言うのも私の務めだと思っているからな。諦める事も必要なんだ。魔力の色が特殊なのはどうしようも無いからな。
心配はしていないがね。大丈夫だろうさ。兎も角、変な色でなければ何とかなるんだ。そこまで真剣になって考える必要は無いんだよ。
色が特殊で回数が2回であれば、諦めるしか無いだろうがね。流石にそんな魔法を作っても売れなければ意味が無いんだよ。一生小間使いで良いというのであれば別だがね。
「ただいま帰りました」
「おかえり。荷物は裏から運び入れるぞ。倉庫の方に運び入れる。荷車をそちらに回してくれ」
「解りました」
帰って来たか。何事も無かったんだな。何事かあったらこの時間にはならないだろうからな。時刻は16時10分。まあ普通に行けばこんなものだろう。
とりあえず、数は確認しないといけないな。盗まれているなんてことになったら目も当てられないからな。早々魔法屋の道具を盗む馬鹿は居ないんだがね。そんな馬鹿も偶には居るからな。
荷車の様子を見る。ぶつけた感じは無しだな。荷物も7つの束がある。問題なさそうだな。とりあえずは運び込もう。倉庫にな。工房にはまだクライヴ君を入れるつもりはない。
「倉庫の方へ。先に魔石インクだけ置いてきてくれ。そっちは壷が割れると困るからな」
「解りました」
別に警戒するつもりは無いんだが、10月までは様子見と行こう。まだ正規の給料を出すと決めているわけでは無いからな。とりあえずは小間使いで9月中は使い潰す予定だ。
買い物に不備は無いな。とりあえずは最低限のお使いは出来るようだ。まあ確認したいことはあるんだがね。飯をどうしたのかが気になるからな。お金を渡したとはいえ。
「クライヴ君、飯は食ったか?」
「はい? お金を頂いたので食べましたけど?」
「それは買い物の前か? 買い物の後か?」
「後です。丁度良い時間になったので、お店で食べました。あ、その前にこれお釣りです。中銀貨3枚と小銀貨5枚がお釣りだって言ってました」
「ああ、計算はそれであっている。皮紙70枚と魔石インクが3つだからその値段だ」
お釣りはそれでいいんだ。ただ危機感が足りていないな。幾ら魔法屋の材料が盗まれづらいからといって、盗まれない訳ではない。迂闊だな。失敗する前に注意しておかなければな。
「それでだ。昼飯を後で食べたと言う事だが、荷物はどうしたんだ?」
「どうしたとは? 普通に荷車を置いてお店に入りましたけど……」
「荷物が盗まれることは考慮にいれたか?」
「あ! ……入れてません」
だろうな。盗まれないものだと思い込んでいたんだろうな。中央に近ければ近いほど、盗みを働く者が少なくなるとは言え、金になるものを置きっぱなしと言うのは駄目だろうな。
そう言う事に気が付かないと盗まれかねない。性善説では人は動かんのだよ。性悪説を考えて動かないといけない。盗まれないだろうというのは考え直さないといけない。
大切な荷物になればなるほど、そう言う事を考えないといけないんだ。これが中級用の材料であった場合、赤字額は酷いことになる。今回は盗まれなかったが、そう言う事も在り得ると覚えておいて貰わないといけない。悪人は何処にでもいるんだからな。




