表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/43

第20話 『ダークリング』を手に入れる

「カ、カゲト様っ!」


 エステルが俺に近づいてくる。


「う、ううっ……」


 俺はリッチの大雷撃(ハイ・ライトニング)をモロに食らって、割と致命傷だった。だが、当然のように死んだわけではない。ちゃんと意識はある。


「ま、待っていてください。今、ポーションを使いますから」


「あ、ありがとう……エ、エステル」


【エステルはポーションを使用した。ポーション×2個を消費。ポーションの残量が3個→1個に減少。カゲトのHPが100回復した】


「……はぁ……はぁ……はぁ。い、生き返った。エステル、ありがとう」


「い、いえ。リッチを倒せたのも、カゲト様が囮になってくれたおかげですから……」


 ちなみに、リッチが使役していたアンデッドたちは、主の魔力で動いていたからなのか。主であるリッチがいなくなった事で、魔力の供給が途切れて動かなくなったようだ。一瞬で無力化していた。


 だからこれで一件落着だ。……多分。リッチが復活とかしなければだが……。そんな事恐らくないと思うが……。


「あっ! 見てください! カゲト様っ!」


「ん?」


「リッチを倒した所に、何か、アイテムがありますっ!」


 アイテムか。そういえばリッチを倒せばレアアイテムが手に入るかもしれない、と言っていたな。


 俺はリッチが落としたアイテムを拾う。


【ダークリングを入手した】※ダークリング、装備品である。装備品の分類としてはアクセサリであり、通常、武器や防具を装備したまま身に着けられる。

※闇属性の攻撃に対する耐性を得られる。闇属性から受けるダメージを半減する。


「リッチが落としたのは装飾品みたいだ……どうする?」


「それはもう、カゲト様が装備されたら良いのではないでしょうか?」


「いいのか?」


「ええ、勿論ですっ!」


 エステルは笑顔で答える。


「じゃあ、遠慮なく」


 俺はリッチがドロップした【ダーク・リング】を装備した。


 ちなみにこの戦闘を終えて、俺のLVが上がり、Gを入手する事ができた。エステルは元々レベルが高かったのと、成長率が違う為上がらなかったのだろう。また、新しい技スキルを修得する事ができた。


======================================


 ※先ほどの戦闘でLVが上がりました また技スキルを修得しました


臼井影人 16歳 男 レベル:15(NEW)


職業:無職


HP:75(NEW)※以下、パラメーターは更新されています


MP:75


SP:75


攻撃力:75


防御力:75


素早さ:75


魔法力:75


魔法耐性:75


運:75


資金:1500G (NEW)

装備:銅の剣 ※ 攻撃力+5 銅の防具 ※防御力+5


装飾品:『ダークリング』※闇属性のダメージを半減する


資金:1500G→3000G (NEW)


スキル:『HP成長適正大』『MP成長適正大』『防御力成長適正大』『素早さ成長適正大』『魔法力成長適正大』『魔法耐性成長適正大』『経験値取得効率向上』『レベルアップ上限突破』『資金獲得効率大』『炎耐性大』『水耐性大』『雷耐性大』『地耐性大』『光耐性大』『闇耐性大』『全武器装備可能』『全防具装備可能』


『アイテム保有上限突破』『魔獣、聖獣使い(※ありとあらゆるモンスターを使役する事ができる)』『勇者の証(※勇者が取得できる全技が習得可能になる)』『解析(アナライズ)』※モンスターのデータを解析し、読み取れるスキル。


技スキル:一刀両断【敵単体に大ダメージを与える剣技】※使用SP10 


回し斬り【自身の周辺にいる複数体のモンスターにダメージを与える件技】※使用SP20


気合斬り【敵全体に大ダメージを与える。ただし、発動までにチャージタイムが必要。チャージタイム中にダメージを食らうと中断されるというデメリットも存在する】※使用SP30(NEW)


アイテム:


ポーション※回復力小のポーション。一回限りの使い切り。消耗品。×5→1(NEW)



======================================


「よし……」


 順調に強くなってきている実感があった。


「目的は達成したし、とりあえずは人のいるところに戻ろうか」


「はい、そうしましょうか」


 こうして、俺達は来た道を戻っていく。


 そして、俺はこの時知らなかった。まさか、あの勇者ハヤトとの思ってもみない再会を果たす事になるとは、俺は夢にも思っていなかったのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


ここまで読んでいただいた皆様にお願いです!

↑の☆☆☆☆☆評価欄↑を

★★★★★にしていただけると作者の大きなモチベーションになります!


もちろん、ブックマークも嬉しいです! 引き続きよろしくおねがいします!



― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ