39.太陽に恋した乙女(不明)
※本日2回目の更新です! めざせ1000pt! ※
~ 太陽に恋した乙女カルタは、毎日陽が昇ってから沈むまで、ずっと太陽を眺めていました。
ついには"朝一番に太陽に挨拶したい"と、夜も眠らずに、日の出を待って空を見上げ続けました。
そして彼女は、自らの恋の炎で己の身を焦がし、その魂は太陽の元へと召されたそうです。
彼女の立っていた場所には、太陽によく似た黄色く可憐なマリーゴールドの花が咲いていたのでした。 ~
◆◆◆
マリーゴールドにまつわるお話です。
ヨーロッパでは、黄色い花に不吉なイメージを結び付けることがあったようで、花言葉も黄色い花には「嫉妬」や「悲嘆」とつくものがあるのですが。な、なぜ?
でもインドやパキスタンでは、神様にお供えするお花として親しまれているんだとか。
メキシコでもマリーゴールドなしでは「死者の日」は出来ないと思われるくらい大切な役目の花ですし。不思議ですね。
"花に変じる"なんて、ギリシャ神話の水仙になったナルキッソスを思い起こしますが、今回の乙女カルタも太陽ではなく、太陽神アポロンに憧れた説話があります。あれ、ギリシャ神話起源なの?
確かに太陽見てたら目がつぶれるけど、太陽神なら見てて大丈夫かな?
ちなみにマリーゴールドに含まれるルテインは、目に良いですよね~~。ブルーライトの疲れ目にも効くそうです。ほう?
乙女ではなく、美少年が太陽神に憧れ、恋焦がれて、マリーゴールドになっちゃう話もあります。そっちのほうがギリシャ神話っぽい。 ←偏見
太陽神×美少年。お国柄というか時代柄。
個人的には、美少年が乙女に置き換わった理由が知りたいです。ヴィジュアルBLより"男の娘"派がいたのか。
"男の娘"といえば、だいぶ話が逸れるのですが、古代、スキタイには"男が女になる「エナレス」という病があった"とされていまして。生殖能力を失った男性は、女性の衣をまとい、女性のようにふるまうのだとか。
占いの任に就いたり、神事に携わることから、王族がそれにあてられたりという話もあり……。いや、大変ですね??? 王子様が巫女にされちゃうの??? そんな制度、上手く利用すれば陰謀成就じゃない! と、気になって関連図書を取り寄せはしたものの、まだ未読。
チラリと見た限りでは、馬に乗り過ぎたことが原因的なことが書かれてありました。騎馬民族なのに……。ある意味、深刻な職業病……。
雑学の一端として記載しましたが、あまり踏み込みすぎると[R15]タグ必須になってしまうので、このへんで。アウトだったら、上記部分削ります。
恋する乙女の話がとんでもない方向に進んだところで。大体1000文字なので、このへんで!
お読みいただき、ありがとうございました(^^)/
スキタイといえば『ヒストリエ』(寄生獣の作者様のマンガ)の連載が、史実とは違う展開に進みそうで目が離せないのでした。ドキドキ。




