21.第3の目(インド)
~ シヴァの神が修行をしている時
妻のパールバティが、いたずらで彼の両目を隠した
途端に、シヴァの額には第3の目が開き
天地は嵐に荒れ狂い、世界は轟き
パールバティは驚いた ~
という話が下記の図書に載っていたんですが……。
さすが神さま、いたずらの影響が世界規模?!
※「ヴィジュアル版世界の神話百科 東洋編―エジプトからインド、中国まで」参照
それにしても、シヴァ神とパールバティ様、ラヴラヴ!!
お互いの身体を半分ずつ、くっつけるくらいラヴラヴ!!
◆◆◆
さて、シヴァ神は、インドの神様ですね!
日本に来ると大黒天様(マハカーラ様)?
詳しくない私が、あまり適当なことを書きますと指摘が入りそうなので、ここはサクッと流します。
ですが、昔読んだシヴァ神のエピソードの中で、とっても印象的だったお話については書きたい。
それは……
世界を救うため、毒を飲み、喉だか頸だかが青くなった、ということ!!
(検索すると、"ニーラカンタ=青い喉"とありましたので、喉?)
え゛っ?! 限定部位??
シヴァ神をあらわす絵では、よく全身青い肌で描かれてますやん。喉だけじゃなくて、全部青じゃないん?
――と、思うのですが、これは違うらしく、実は浅黒い肌を表現したいのだけど、黒は不浄の色のため避けられ、代わりに用いられてるのが尊い青色とのこと。
つまり本当は黒い肌で、喉(頸)だけが青い、と。……わお!! こ、だ、わ、り。
すごいですね。シヴァ神のお身体には世界を救ったしるしが、色で残っているという。
さらにはガンジス河。もともとは天を流れる河だったらしいのですが、地上に流れることになり、でもそのままでは莫大な水量に地上世界が耐えられないため、シヴァ神がその身体でもって受け止めてくれているのだとか。ワンクッション?!
それで、シヴァ神の身体に触れた"聖なる水"ということで、ガンジス河は"聖なる川"なのだそうです。
シ……シヴァ神様……っ。
なんかいろいろ凄い。とにかく凄い。
◆◆◆
【おまけ】
シヴァ神とラヴラヴの女神様、パールバティ様。
彼女はシヴァ神の最初のお妃、サティー様の生まれ変わりなのだそうです。
こちらも愛し合ってたんだけど、それを良しとしないサティー様の父上にふたりは引き裂かれ、サティー様自殺。
その後、怒ったシヴァ神の義父殺害だとか重めで苛烈な事件の後、サティー様はヴィシュヌ神によって復活の運びに。
でも体がバラバラだったため、サティー様はバラバラの数だけ各地で複数の女神として生まれ変わり……。
転生した全員がシヴァ神の奥様に?? 何等分の花嫁?!(違)
その中のおひとりが、パールバティ様なのだそうです。
ちょっと、このへんのお話もちゃんと知らないので、いずれ本を読みたいとは思っていますが、気になる方はお調べくださいませ。
ちなみにいろんな説があるそうなので、もちろん「それ違うよ」というケースもあるかと。
"転生"に"複数妻"、「なろう」さんぽくて面白いなぁと思う部分を拾いましたので、この記事に関しましては、お咎めなしでお願いします。(蛇の絵間違ってるのも許してね?)
民話や伝承以上に、神話系はご紹介時に気を揉みます。でも、お楽しみいただけましたら幸いです。
お読みいただきありがとうございました(^^)/
※2か月ぶりの更新なのに、2話連投してしまいました。時間空けたら良かったような。




