38 エピローグ
いつも誤字脱字報告ありがとうございます!
翌日、アイラの処刑はひっそりと行われた。
誰にも看取られる事は無かったらしい。娘のマリーナは結局、公爵家から籍を抜かれた。
キール子爵が引き取るかと思っていたのだが、彼女は子爵家から拒否され、生涯修道女として教会に留まる事となった。
どうやら教会での態度は今まで酷かったようだが、公爵家の娘ではなかったことや母の処刑にショックを受け、実父からの拒否に心が壊れてしまったとか。
ローレンツはウェスターに爵位を譲り、領地でひっそりと暮らしているらしい。リディスを思って教会へ毎日祈りに出かけているのだとか。
それから私達は仕事を続けながら新居に引っ越しをした。新居ではメイジーが張り切って働いてくれているし、雇った人達は皆働き者で感謝しかないわ。
ニール様との新婚生活は本当に楽しくて幸せな日々を過ごしている。
そうそう、公爵家、侯爵家両家総力を挙げた披露宴にお母様達は大満足だったようで『次は孫の誕生祭ね!』と言われている。
既に私のお腹には早くも子どもが居るみたい。身体的な違和感は無いのだけれど、お腹から既に魔力を感じるの。
ニール様にも分かったみたい。毎日笑顔でお腹を撫でるのを日課にしている。多分だけれど、私には何となくわかる。お腹の子どもは光属性持ちだ。
ーー⚪︎
「お子が生まれました!!」
生まれてから周りが驚き、騒がしくなったのは言うまでもなかった。
父や母、ニール様の両親からも祝福され、ニール様もとても喜んでくれたわ。もちろん子供は予想していた通り、ニール様に似て天使の様な可愛い顔をしながらも光属性持ちで魔力も豊富だった。
両親、義両親はもちろん周りからも後十人は産んで欲しいと懇願されている。
ニール様も生まれた我が子の可愛さにデレデレしている。我が子には沢山の兄弟を作ってあげたいと考えているようだ。
そういう私も何故だか光属性持ちをバンバン産める気がするの。
私、今とても幸せです!
完
まさか話が残っているのにも拘らずエピローグをぶっ込んでしまうとは…。
本当にすみませんでした!!汗
今度こそ最後までお読みいただきありがとうございました!
番外編はほぼ手直しなしでの掲載となっています。もしよければ読んでやって下さい。




