第二章『双士戟弓』編 あらすじ
魏氏の軟禁から逃れた姜子蘭と盧武成は、尊王家との話がある樊の少卿・維氏を頼るべく北を目指す。
魏氏、維氏との領境にある山、鬼哭山に逃げこんだ二人だったが、魏氏の激しい追撃にあい、姜子蘭は断崖の底へと姿を消した。
辛くも一命を取り留めた姜子蘭は、そこで猟師のような生活をしている少女、脩に助けられる。
山間に住み、まったく異なる価値観を持つ脩と話す中で、虞王朝と天子こそが第一であるという価値観に迷いを持ちながらも、姜子蘭は信念を以て前へ進む。
道中、奇怪な出来事や魏氏の追手に襲われつつも、姜子蘭、盧武成、そして二人に同行することになった脩の三人は維氏の領に入る。
そこで三人の世話役となったのは、維氏の長・維弓の庶子、維子狼だった。
維弓は虞を救うための出兵を約束し、その準備が整うのを姜子蘭は待った。
しかし時悪く、北の異民族、陶族が維氏の領に侵略してくる。その戦いに姜子蘭、盧武成は客将として参陣することとなった。
姜子蘭は初めての戦場で戦いの厳しさ、苦しさを知りながら、それでも虞王朝を救うために戦うことを改めて決意する。
そんな姜子蘭の下に二人の勇士が臣下となった。
一人は、ここまでの旅を支えてくれた豪傑・盧武成。
もう一人は、維弓の子であり、軍略と策謀に長けた軍師・維子狼。
維氏には陶族を退けた後もさらなる北難があり、姜子蘭を援助することは出来なくなった。しかし姜子蘭はそれを悲嘆することなく、北地で得た頼もしい臣下たちを率いて旅を続けるのだった。




