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Nostalgia world online  作者: naginagi
第一章
37/370

海への支度

防具と武器の話そんな長くなるはずがなかったのですが、キリがよくなってしまったので海は次回に…。

 リーネさんとウォルターさんから同時に連絡が来てしまい、どちらから向かうか悩んだ結果、先に依頼したリーネさんから向かうことに決めた。ということで、まずはエアストに向かいます。


 お店に着くとリーネさんが迎えてくれました。


「こんにちは、リーネさん」

「アリスちゃんいらっしゃいなの」

「ちゃんと言われた通りにウォルターさんに武器頼んできましたよ」

「ウォルターはどんな感じだったの?」

「丁寧に接してくれましたよ。それにしてもあんなにお歳の方でもゲームってやるんですね」

「話によると息子が勧めてくれて始めたそうなの。元々職人だったらしくて歳も歳だから危ないってことで引退してたんだけど、こっちなら怪我する心配がないからってことらしいの」


 確かにこっちなら怪我しても現実の身体に危険はないからね。それに自由度の高いこのゲームなら好きにできるもんね。


「そうそう、話が反れちゃったけど作ったのこっちなの」


 リーネさんは私に作製したTシャツを渡してくれた。着替え後の姿を見るため、一旦着物とかの防具を外して初期装備のTシャツとホットパンツだけになる。そして、渡してもらった水着として利用できるTシャツを初期装備と入れ替えた。

 新しいTシャツの色は初期装備と同様に無地の白でシンプルだった。まぁ逆に色が違くても目立って嫌だったし、リーネさんが気を使ってくれたのかな?



 水泳用Tシャツ(白)【装備品】

 製作者:リーネ

 DEF+16

 DEX+2

 追加効果:水中活動阻害無効



 DEFも意外に高いことに驚いたが、追加効果がわからないのでリーネさんに聞いてみた。


「追加効果について? それについてはイカグモの糸を使ったら付いたんだけど、どうやら水中で活動する場合は、渡したTシャツに付いているような水中活動を阻害しない追加効果がないと【水泳】スキルを持ってても動きが少し鈍くなっちゃうようなの」

「でも【水泳】スキル持ってれば泳げるんですよね?」

「まぁただ泳ぐのと、泳ぐのに適した服を着て泳ぐのじゃ動きに違いが出るのは当たり前ということなの。でも一つあれば大丈夫なはずなの。…流石に重量は影響してくると思うけど…」


 確かに【水泳】スキルを持ってるからといって、鎧装備で泳げるかと言ったらまぁ無理だ…。つまり水の中で戦う場合はそう言った装備をしないと動きが悪くなるってことかぁ…。

 イカグモさん以外でそういうのあるのかな?


「これで私の仕事は終了なの。後金の5000G頂戴なの」

「本当にありがとうございます」


 私は後金の5000Gを渡した後、外した防具を装備し直した。どうやら新しいTシャツは初期装備のTシャツ同様に下着扱いらしく、そのまま上に着物を着れるようになっていた。これで私のDEFは更に上昇した! これでイジャード周辺で戦っても大丈夫なはず!



 ではリーネさんの次はウォルターさんのところです。なので私は、エアストからイジャードへ飛んでウォルターさんのお店へ向かいます。


「ウォルターさん、アリスです。武器が出来たと聞いて来ました」

「おぉアリス嬢。いらっしゃいませ」


 相変わらずの丁寧な対応。ホントにこの人職人だったのだろうか? 本当は執事とかをしていたんじゃないかな?


「一週間と聞いていたんですけど、まだ五日ほどですよね? もうできたんですか?」

「可憐なお嬢様を長くお待たせするのは私としても心苦しいため頑張った結果、完成が早まっただけにすぎません」


 鍛冶って頑張って日数早くなる物なのかな…?


「そして完成した品がこちらとなります」


 ウォルターさんは鞘が黒を基調として、ところどころに桜の花びらの模様が付けられた脇差を私に渡します。



 桜花(脇差)【装備品】

 製作者:ウォルター

 ATK+28



「アリス嬢専用脇差『桜花』。素材は日本刀として用いられる玉鋼となっております。全長54cm、重量460g。脇差としては重い方に入りますが、アリス嬢の初期武器に近い重さということでそれに合わせました」

「えっえーっと…」


 ウォルターさんは武器の説明をすると私の方をチラチラと見ている。この様子からすると、以前にリーネさんに教わった台詞を言う必要がある感じかな…。ちょっと恥ずかしいけどせっかく作って貰ったんだし…。


「んんっ! ……パッ…パーフェクトだウォルター…」

「感謝の極み」

「うぅっ…」


 目上の人にこんな事言って…やばい…恥ずかしい…。


「わざわざお付き合いしていただきありがとうございます。先程のはリーネ嬢からお聞きに?」

「はい…」

「可憐なお嬢様にお付き合いしていただき、このウォルター感激でございます。ではお礼に代金の方の値引きをさせて頂きます。ではお値段の方は24000Gとなります」

「えっと…それ何割引きされた感じです…?」

「二割引きとさせていただきました」


 24000Gが二割引きってことは…30000G? そんなに引いて大丈夫なのかな…?

 私はウォルターさんに値引きしてもらった代金の24000Gを渡してお礼をした。


「あっありがとうございます…」

「また何かございましたらいらっしゃってください。お待ちしております」



 そして私はハーフェンへ飛びました。泳ぐ用の服は手に入れ、武器も新しいのを作ってもらった。そしてスキルも派生が多くなってちゃんと育っている。これも全て海で泳ぎ、そして海産物を手に入れるため! いざ、 海へ!

皆勤賞がなくなってしまいました…。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] すごいマジレスで申し訳ないですが、 54cmの鉄棒が500mlの水より軽いはおかしいです。
[気になる点] あまり気にしなくてもいいですし、変ではないと思いますが… 35話で武器の値段は3万とあります。そして37話では >>24000Gが二割引きってことは…30000G? そんなに引いて大丈…
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