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Nostalgia world online  作者: naginagi
第一章
26/370

今後について

少し説明回になるのかな?

 あれから私は、大学が終わったらインしてスキル上げの日々を送っていました。と言ってもずっと補助スキルだけを上げているのもあれなので、たまにギルドで依頼を受けて戦闘ついでにお金稼ぎもします。流石に所持金一万切ったままは防具とか武器を揃える意味でまずいと思ったので…。この数日で結果的にはスキルはこのように育ちました。



 ―ステータス―

 SP:10

【刀Lv1】【ATK上昇Lv21】【AGI上昇Lv26】【DEX上昇Lv22】【察知Lv18】【忍び足Lv12】【鑑定Lv19】【収納Lv16】【解体Lv15】【切断Lv11】

 特殊スキル

【狩人】

 控え

【料理Lv1】【促進Lv12】【猫の目Lv10】【採取Lv22】【童謡Lv16】【刀剣Lv30】



 ―装備―

 胸:皮の胸当て DEF+2 DEX+1

 腕:皮の籠手 DEF+2 DEX+1

 腰:皮のベルト DEF+1 DEX+1



 ようやく【刀剣】のスキルレベルが30になったので派生スキルとして【刀】と【剣】が出ました。私の武器は脇差のため、【刀】スキルの方を取ります。これで補正がさらに上がります。

 それで思ったのが、私は最初近接職のため【ATK上昇】を取っていたのですが、【切断】スキルの影響であまりATKに影響がないのではないかと思い始めました。それに今回【刀】スキルを取ったことにより、武器補正が上がるのでこのまま【ATK上昇】を上げる必要があるか少し疑問になったのです。

 だったらいっそのこと、【ATK上昇】ではなく筋力を上げて一杯持ち運びができるように【STR上昇】を上げたほうがいいんじゃないかと思い始めたのです。

 そして【促進】を使ってて思ったのが、初期MPの関係上そこまで多くの種にスキルを掛けられないということ…。今後魔法を取ることから【MP上昇】を今のうちに上げといたほうがよいのではとも思っているのです…。いやぁ…なんで【促進】スキル育てる前に思いつかなかったのだろうか…。


 他のスキルも軒並み上がっているし、そろそろ派生も一気に増えそうだ。どうやら初期スキルは伸び率が高めなようで、比較的に上がりやすくなっているらしい。しかし、派生スキルになってくると伸び率は一気に下がるため、スキル育成により多くの時間が必要となる。

 そして面白い話が掲示板にあって、エアスト周辺の低スキル帯であるはずの森や草原でのスキル育成が人によって上昇率が変わっているという話だ。

 それも同レベル帯のスキルの人で上昇率が異なっていて、ある人は普通に上がっているにも関わらず、ある人は上がりが鈍いということだ。その話を参考に戦闘の方法やスキル情報を聞き、情報をまとめてみたところ一つの仮説が出てきた。

 それは『真剣』か『作業』かの違いで上昇率が変化してるのではないかという仮説だ。スキルはある意味熟練度のことなので、真剣にやればその分上がるし作業でやっていれば熟練度は上がらない。そういう意見だった。当然その仮説をばかばかしいという人たちもいる。

 だが、有志の検証班が試しに真剣に戦闘を行うのと作業で戦闘を行うこの二つを試したところ、同じ数と戦ったはずなのに確かに上昇率が異なっていたことが明らかになった。しかし、それに反論する人たちはそんなのはたまたまだと言って譲らない。

 そこに一つのコメントが出てきた。そのコメントの人は森にある大木に対して拳を当てて鍛えているということだ。どこの格闘家かと思ったが、実際に【格闘】スキルのスキルレベルが上昇しているというのだ。

 そのコメントに上昇率が変化すると主張する人たちは勢いを増し、反対派は反論材料が徐々に少なくなっている状態だ。

 私としては上昇率はあると思うけど、場所というよりモンスターのスキルレベルによってそのスキルレベルが上がる最大値が決められているのではないかと思っている。

 そもそも、最大値の上限が決められていなかったとしたら、ずっとエアストの周辺でスキルレベルを上げられるということになる。そうするとゲームとしては先に進んでほしいものではあるので、同じ場所にずーっといられても困るものがある。それを解消するために最大値を決めている、というのが私の考えだ。

 まぁ上昇率うんぬんはそこまで気にしないでいいと思う。そもそもライオンを狩るのが慣れたからって真剣に狩らない人はそうそういないと思うしね。だって怖いもん。

 でも普通は戦闘しないと上昇しないはずの【格闘】スキルが訓練で上昇するのかぁ…。となると、道場を開いてそういう訓練をするとスキルが上がったりするのかぁ。そういう人にとっては喜ぶ情報だなぁ…。


 とまぁこういった情報がある事は置いといて、他のスキルについて考えることにしよう。そういえば上昇率と言えば【童謡】にもそういうのがあったかな。

【童謡】のスキル上げはとりあえず歌えばいいんだけど、街で少し歌ってたら子供たちに囲まれて一緒に遊ぼうと誘われて一緒に遊ぶことになったんだよね。その際に童歌のある遊びとかしてたんだけど、ただ歌う時よりスキル上昇がよかったんだよね。その事からスキルの種類によっては上昇率がいい方法とかもあるのかな? これだからこのゲームは面白い。本当に色々な経験が出来て飽きる要素が全くない。こういうのもやっぱり飽きないようにするために考えられているんだよね。まぁそういうのはいいんだけど、運営さん、一つだけお願いします。調味料をもっと手に入るようにしてください…。


 さてと、もう三日経ったけど連絡が来ないということはまだ完成してないのでしょう。てか素材が届いたらって言ってたからよく考えたら三日以上かかるのか…。二日後の土曜日までに出来るかなぁ…。となると連絡が来るまでスキル上げだけど…三日のつもりだったから深く考えないで済んだけど…んーどうしようかなぁ…。

 そういえばナンサおばあちゃんから西の森を抜けた先にイカグモってのがいたって言ってたし…どうせ特にやらないといけないことないし行ってみようかな? となればとりあえず食料を買ってから出発しよう。

 と言っても、今から行ったとしたらちゃんとたどり着けるかわからないから明日に行くとしましょう。森の中で一日ログアウトしてて倒されないとは思えないし…。そもそも一日で着くのかな…? 不安だなぁ…。いっそのことルカにも手伝ってもらおうかなぁ? でも迷惑だろうし一人で行くとしよっと。

 ということで今日はログアウト。



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 さて、今日は大学早く帰れたから午後六時過ぎにはログインできるから、GTで明け方になりそうです。これならたぶん急げば日帰りで行けると信じてる…。信じる者は救われるはず…。

 リーネさんからメールは来てないようだし、とりあえず西門に行くと憲兵さんがいたので挨拶をします。


「君、どうかしたか?」

「今から西の森に行きたいんですけど通れますか?」

「あと少し待ってもらったら門が開くが…急ぎなのか?」

「そうですね…ちょっと急ぎですね…」


 チラチラっと憲兵さんを見ると、少し困ったように頭をかく。


「…少し待ってろ」


 憲兵さんは門の上の物見の人に何かの合図を送ります。しばらくすると門が少しだけ開きます。


「ほら、今の内に行け」

「ありがとうございます!」


 私はぺこんとお辞儀をして少し開けてもらった門から外に出ます。まだ日は昇りきってないためまだ少し薄暗い。でも私は【猫の目】があるのでそんなに暗くは見えない。むしろ少し明るいぐらいだ。

 そして今回森の中の移動では、地面ではなく木を伝って移動する。地面の方では狼や熊がいるので今回のように時間が決まってる場合は、それを避けたいため木を伝って移動する方法を取る。これにより戦闘を極力避けられる…はずだ。今のところ飛行型のモンスターは見てないから大丈夫だと思うけど…。

 木を伝って移動も結構慣れてきたけど、これが雨降ってたら滑りやすくて危険なんだろうなぁ。なんか木の上とかに張り付いて落ちないようにするスキルってないかな? 今度探してみよっと。

 木の上で休憩と移動を繰り返して数時間。【AGI上昇】スキルが育ってるのか結構速く移動できてる気がする。この調子なら意外に早く着けるかな? と言ってもまだ森は続いているので先は長そうです…。

学生の方はそろそろ夏休みの時期ですねぇ。海行きたい…。

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