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お飾りにされた方、お飾りの婚約者をお待ちしております

セレネア・ルーメンは、強大な太陽の魔力を持つ公爵令嬢。彼女は、王国の安定のための『お飾り』の聖女として、感情を持たないとされる月の騎士、アルティス・ノクスと形だけの婚約を結ばされていた。

王家から「光と影が真に愛し合えば、世界は破滅する」と教えられ、セレネアは冷徹な仮面を被るアルティスに対し、「職務」としての接触以外を禁じていた。しかし、彼の冷たい指先から流れる清涼な魔力と、時折見せる激しい激情に、セレネアの心は密かに揺れ動いていた。

そんな中、セレネアに正直な憧憬を抱くユリウス王子が、アルティスを「お飾りの道具」と蔑み、二人の間に入り込む。彼のお節介な監視が、ついにアルティスの「冷徹な仮面」を粉砕! アルティスは「職務」の鎖を捨て、セレネアを激しく抱きしめ、抑えきれない愛を露わにする。

この事件により、アルティスは「公女を乱した不届き者」として婚約者の座を追放され、二人の愛は引き裂かれる――かに見えた。

しかし、絶望の淵でセレネアが見たのは、ユリウスの甘い求婚よりも、アルティスの命懸けの愛だった。セレネアは「聖女」の殻を破り、「影の騎士」へと命懸けの救出を求める。

「影の騎士よ、夜警として、わたくしを連れ去っていただけますか?」

「愛し合えば破滅する」という偽りの教義を打ち破り、過保護な護衛騎士と化したアルティスと共に、セレネアは愛と使命を成就させ、双律の王国を創ることができるのか――。

王国の命運と、二人の情熱的な愛の責任の行方はいかに!
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